同一教科でもまったく異なる高校の学習
『同一教科でもまったく異なる高校の学習』
学校にも慣れて、部活動も熱心に始めていた高校1年生のお話です。中学時代は、普通に塾に通い理科・数学は、学習の診断でも35点以上はあったと言います。高校の理科・数学も同じようにできるであろうと思っていました。
ところが、高校入学後、1回目の定期試験で大失敗をしてしまいました。中学時代と同様に出来るであろうと思っていた理科・数学がボロボロになったと嘆いていました。担任からは、こんな成績だと進級できるかどうかも分からないよと言われてしまいました。
高校生の学習は各教科中学時代よりもかなり難しくなります。でも、それは本当に難しくなっているというよりも、難しく感じてしまっているという方が正しいのです。
なぜそうなるかというと、覚えなければいけないことと、理解しなければならないことが多くなりすぎて、何をどうすれば良いのか頭の中で整理がつかなくなっているのです。
この生徒も頭がパニック状態になっていました。そのような生徒に頑張れと言っても、どのように頑張って良いのか分からないので正直成績はあがりません。
必要なことは、まず何から覚えて、理解しなければいけないのかを分かりやすく整理してあげる必要があります。
逆に言えば難しくてまだ理解しなくても良いことは、無理に理解しないで良いことを分からせてあげると、徐々に勉強とはそういうものなのだと分かってくれます。
この生徒の場合は、当然ながら基礎の習熟がまったくできていません。難しい問題を理解しようとするのをやめさせ本当に分かりやすいものから徹底して反復学習し、基礎の習熟に徹底させました。
すると定期試験の成績が徐々に上昇し、基本的な問題の正当率がかなりあがってきました。そうなると生徒の方も欲が出てきたのか、応用問題も理解したがるようになってきました。
このように、高校生の学習は内容が各教科中学時代以上に難しくなるので、主要な科目(数学・英語・古典など)は、予習と復習を毎日ある程度こなしていかないとさっぱり分からなくなります。
英語や数学は、授業が2つに分かれ、そのどちらも予習復習をしなければならないとなると、やらなければいけないことが相当増えます。
何もかも出来る生徒はそうそういるものではありません。それをすべてこなそうとするから出来るわけもなく、逆にすべてにやる気がなくなってしまいます。
部活動と両立するとなると、すべてこなすことはまず無理です。だから、ある程度難しいものを捨てる(優先順位を決定する)必要があります。しかしながら、簡単なことか難しいことかの判断は、生徒にはできません。
当塾では、部活動をしている生徒には、現時点で最低限必要な基本的なことにしぼって徹底的に学んでもらっています。そうすると、いざ受験を迎えた時に思うように成績をあげることができます。
この生徒は2年生になって成績もあがり、応用問題にも少しチャレンジできるようになりました。もっと上位にいこうと今一生懸命努力して頑張っています。大学受験の時にはどれだけ成績があがっているのか今から楽しみです。
学校にも慣れて、部活動も熱心に始めていた高校1年生のお話です。中学時代は、普通に塾に通い理科・数学は、学習の診断でも35点以上はあったと言います。高校の理科・数学も同じようにできるであろうと思っていました。
ところが、高校入学後、1回目の定期試験で大失敗をしてしまいました。中学時代と同様に出来るであろうと思っていた理科・数学がボロボロになったと嘆いていました。担任からは、こんな成績だと進級できるかどうかも分からないよと言われてしまいました。
高校生の学習は各教科中学時代よりもかなり難しくなります。でも、それは本当に難しくなっているというよりも、難しく感じてしまっているという方が正しいのです。
なぜそうなるかというと、覚えなければいけないことと、理解しなければならないことが多くなりすぎて、何をどうすれば良いのか頭の中で整理がつかなくなっているのです。
この生徒も頭がパニック状態になっていました。そのような生徒に頑張れと言っても、どのように頑張って良いのか分からないので正直成績はあがりません。
必要なことは、まず何から覚えて、理解しなければいけないのかを分かりやすく整理してあげる必要があります。
逆に言えば難しくてまだ理解しなくても良いことは、無理に理解しないで良いことを分からせてあげると、徐々に勉強とはそういうものなのだと分かってくれます。
この生徒の場合は、当然ながら基礎の習熟がまったくできていません。難しい問題を理解しようとするのをやめさせ本当に分かりやすいものから徹底して反復学習し、基礎の習熟に徹底させました。
すると定期試験の成績が徐々に上昇し、基本的な問題の正当率がかなりあがってきました。そうなると生徒の方も欲が出てきたのか、応用問題も理解したがるようになってきました。
このように、高校生の学習は内容が各教科中学時代以上に難しくなるので、主要な科目(数学・英語・古典など)は、予習と復習を毎日ある程度こなしていかないとさっぱり分からなくなります。
英語や数学は、授業が2つに分かれ、そのどちらも予習復習をしなければならないとなると、やらなければいけないことが相当増えます。
何もかも出来る生徒はそうそういるものではありません。それをすべてこなそうとするから出来るわけもなく、逆にすべてにやる気がなくなってしまいます。
部活動と両立するとなると、すべてこなすことはまず無理です。だから、ある程度難しいものを捨てる(優先順位を決定する)必要があります。しかしながら、簡単なことか難しいことかの判断は、生徒にはできません。
当塾では、部活動をしている生徒には、現時点で最低限必要な基本的なことにしぼって徹底的に学んでもらっています。そうすると、いざ受験を迎えた時に思うように成績をあげることができます。
この生徒は2年生になって成績もあがり、応用問題にも少しチャレンジできるようになりました。もっと上位にいこうと今一生懸命努力して頑張っています。大学受験の時にはどれだけ成績があがっているのか今から楽しみです。
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