理数館

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学習指導 ブログ

中学三年生 第4回学習の診断分析 英語編!

2013年度第4回 学習の診断 分析

問1・・・・・ リスニング問題

A(3)では比較・最上級を用いた問題が出されました。誰が誰より身長が高いのか。誰が一番なのか。聞くだけでは判断が難しいかもしれません。しっかりとメモを取り、間違えないようにしましょう。またC(イ)のように、聞いた内容を踏まえて考えなければならない形式の問題もあります。“1時間前にトムは家を出た。”“今は12時。”という情報から、“トムが家を出たのは11時。”という答えにたどり着くことが必要です。

リスニングは焦ってしまいがちです。焦ると解けるはずの問題も間違えてしまう可能性が高くなります。入試本番も平常心で臨めるように、普段から落ち着いて問題に取り組んでください。

問2・・・・・ 共通問題

(2)の発音問題では、アのuse(ユーズ:使う)とuseful(ユースフル:便利な)や、ウのlive(リブ:住む)とlives(ライブス:命の複数形)など、同じ綴りながら音が変わるものに注意です。今後新しい単語を学習したときには、まずは正しい発音を覚えましょう。

(5)は各選択肢を最後まで読んでください。正解のアは一見するとふさわしいものに見えますが、最後の最後でふさわしくない表現になっています。会話表現は、道案内、お店での会話や勧誘・お願いなど、ある程度決まったフレーズを学習してきました。それゆえに早とちりしてしまう危険性もあります。
“このバスは空港へ行きますか。”“はい。ここから30分かかります。”だけで判断してしまうのではなく、文の最後の“駅まで”までしっかり読んでください。
(6)の“I hear ~:〜だそうですね”は知っておくと便利な表現です。

問3・・・・・ 選択問題

(1)のように、分詞の後置修飾が本格的に問われるようになりました。“〜している”のか“〜されている”のか文章からしっかりと判断していきましょう。
(4)〜(6)の会話形式の問題では、問題文や選択肢に今まで学習して来た文法が多く用いられています。問2の説明で書いたような、ある程度決まったフレーズを覚えておくことも大事ですが、学習済みの文法を見落とさないようにしましょう。現在完了形、It for to構文、助動詞を用いた疑問文などは毎回のように問題に出てきています。診断対策としてこれらの文法項目は常に復習してください。

問4・・・・・ 書き換え問題

書き換え問題の攻略法は“慣れ”です。
完了形や受動態、さらに(1)の分詞の後置修飾や(4)の間接疑問文はよく問われます。何度も類題を解いて問題に慣れておきましょう。問題を見たときに、どの文法のどの書き換え方が大体予想できるようになるまで問題にチャレンジしてみてください。

問5・・・・ 並び替え問題

選択肢からどんな文法を用いた文を書くのか判断してください。
(1) 過去分詞を用いた後置修飾。“a festival held for children”の並びが作れるように。
(2) want 人toを用いた文 加えてto+動詞の原形も忘れずに。
(3) 接続詞whenを用いた文 whenの後には主語+動詞の文が来ることに注意。
(4) 道案内の超決まり文句。絶対に当てましょう!
(5) 不定詞を用いた文 a lot of のかたまりにすぐに気づけるように。

完答1点の問題ですので、“惜しかった”では点はありません。主語+動詞の関係、to+動詞の原形、助動詞+動詞の原形のような基本ルールは常に意識です。

問6・・・・・ 会話並び替え問題

会話の流れが見える程度の簡単な和訳を取ってください。
アまず、レインボーブリッジへ行きます。
イそれから、レストランに行ってお昼ごはんです。11時半にバスが出ます。
ウこんにちは皆さん。今ナイアガラの滝にいます。
エ質問ありますか。では、また後で。
オそれで、11時20分にここに戻ってください。
これらが自然な会話になるように並び替えていってください。
※上記の訳は厳密に言えば正しいものではありません。しかし、この系統の問題や長文問題などでは、“大体の意味を掴む”技術が非常に大事になってきます。誰が何をどのようにしたのかを簡潔にとらえる練習をしていきましょう。
first:まず、then:それから、so:それで、など順番を表す言葉を覚えておけば、会話並び替え問題では大きなヒントになります。これを機に覚えましょう。

問7・・・・・ 英作問題

地元のことを知っておくのは大事です。自分のお薦めの場所について書けるようにしておいてください。毎回の試験で完全新作の英作を書かなければならないわけではありません。一度書いた英作の内容を覚えておくことも大事です。診断テストや学校の定期試験、又は英語の授業で書いたことのある文章を自分の中に蓄えておいて、問題に合わせて書き換える練習も効果があります。“地元の紹介”、“自分のお気に入りの場所”さらには、“夏休み・冬休みの予定又は思い出”などで香川県内の観光スポットについて書いた経験があれば、今回の英作はその内容を少し工夫することで対応出来ます。
英作の練習は今まで何度もしてきました。その努力を無駄にしないためにも、かつて自分が書いた英文を今一度見直してみることをお薦めします。

問8・・・・・ 長文問題

今回の英作は問題の形式が少し違いました。戸惑った生徒も多かったと思われます。
長文問題の対策としてまず挙げられるのが、学校で使っているテキスト内容の意味を確実に取れるようにすることです。診断テストだから内容が特別難しいというわけではありません。皆さんが現在学校で学んでいる内容と難易度に大差はないと思われます。テキスト内容の大体の意味を取ったうえで、授業に臨むようにしましょう。自分が上手く意味を取れなかったところは特に集中して説明を聞いてください。“予習・授業・復習”を上手く活用して、基礎理解を強化します。加えて他の参考書等で、長文を読むことに慣れていきましょう。長文問題だけを取り扱っている問題集は沢山あります。数をこなせば必ず読めるようになります。

総括

4回目の診断はどうでしたか。生徒たちからは“今回のテストは難しかった。”“点数が思うように伸びなかった。”という声が聞こえてきています。
その原因を考えることに少し時間を使ってみてください。漠然と“難しかった。”“わからなかった。”と結論付けてしまうのではなく、一体自分は何を難しいと感じたのか、何がわからなかったのかを明確にしていきましょう。新しく学んだ文法だろうか。問題の問われ方がいつもと違って少し焦っただろうか。間違って理解している文法はないだろうか。問題を最後まで読めていただろうか。考え得る原因は必ずあるはずです。自分が点数を伸ばすうえで障害になっているものを見つけてください。そしてそれを克服することを次回の目標にしましょう。

英語はここからが正念場です。まさに中学3年間の英語学習の成果が試されます。明確な目標を定め、それを達成できるように引き続き勉強に励んでいきましょう。

理数館 教務課
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