理数館

香川県丸亀市・坂出市・綾歌郡・仲多度郡エリアを中心にした総合個人学習塾。
グループ指導・少人数指導・完全個別指導・家庭教師などに対応。理数系・文科系専門の塾講師が指導。

学習指導 ブログ

中学三年 第三回 『学習の診断』(数学編)

第三回診断テスト分析(数学)

問1

計算問題。一次方程式、因数分解、平方根、二次方程式が出題された。今まで学習した単元で計算問題として出やすいのはここまでになる。ここで点を落とすのはもったいない。とにかく計算の練習をして、確実にここで点を取るようにしよう。

問2

計算の応用。絶対値、式で表す、平方根、二次方程式が出題された。(1)条件にあう整数は−2、−1、0、1、2。このうちの最も小さい整数である−2を答える。(2)は一分あたりの水の量から高さを計算する。水の量が4L=4000立方cm、底面積が800平方cmなので、高さは5cmずつ増える。Y=5Xが答えになる。

問3

図形からの出題。

(1)は展開図からねじれがどこかを考える問題。辺AEにくっつかない辺はBFとなる。

(2)は角度を求める。30度回転しているということはどこが30度になるのかをさがすとよい。

(3)は内角の和を求める問題。外角から考えると楽にできる。外角は45度なので360度÷45度で正八角形。あとは公式を利用するか、135度×8で計算できる。

(4)は長方形になる条件。どうなると長方形で、どうなるとひし形なのか、きちんと理解しておこう。

(5)は球と円柱の表面積について。球の表面積4πrの二乗は覚えているだろうか?円柱は一度展開図を考える。このとき高さが2rになっていることに注意しよう。

問4

規則性の問題。今回の問題は色を並べてゆくパターン。4枚ずつがセットになっている。30枚目は2枚目と同じになる。(2)では青色のタイルとすべての枚数の関係を考える。青色が1枚で全体は10枚、青色が2枚で全体は30枚、青色が3枚で全体は50枚。1、3、5…×10の関係なので10(2n−1)となる。

問5

一次関数の問題。点が動く問題。ただし見慣れた長方形ではなく台形。また時間と面積をグラフで表している。

(1)では速さを求める。グラフから4秒で8cm動くことが読み取れる。

(2)ではグラフと図の両方から辺の長さを考える。

(2)が分かると(3)を解くことが出来る。a=7、そのときの面積は高さ6cm、底辺6cmの三角形の面積となる。

(4)は三角形ABPと三角形APDの式を考え、=で結ぶとよい。

問6

文字を使っての証明。「2けたの自然数」は「10x+y」になる。問2などでも問われることがあるので、まずはここが出来るようにしよう。「9の倍数」であることを証明するので、「9×(nの式)」の形になるように変形する。あとは「x、yは整数」などの必要な語句を書き忘れないようにしよう。

問7

二次方程式の文章題。正方形の面積についての問題。大きい正方形の面積から小さい正方形の面積を引いて考える。Xが正なので、そのことを用いての確認も忘れないようにしよう。

問8

図形の証明。二等辺三角形であることを示す。平行なので、錯角や同位角が等しくなる。今回は同位角を用いる。仮定と同位角が等しいことから、2つの角が等しくなることが分かる。

今回の診断は前回よりは難易度が上がった。問1,2の計算は変わらないレベルだが、問3の図形で長方形の条件などの知ってはいるが、たくさん解いたわけではない部分が出されたので点を落としてしまった人もいるのではないか。

また問4の規則性、問5の関数は難しかったと思われる。今回のようにあまり見たことのないタイプの問題が出ると、それだけで焦ってしまうことがあるが、こういう時こそ解ける問題を確実に解いてゆこう。また求められている条件にも気をつけて凡ミスによる失点を防ぎたい。

 次回は二次関数と相似な図形までが範囲になる。二次関数は受験でもよく出題される単元。

aの求め方、変域や変化の割合、グラフと直線の問題などを解けるようにしておこう。また相似な図形は中三後半の図形の内容の基礎となる。ここが分かってないと、中三で習う図形全体を苦戦する。しっかりと理解していきたい。
- | comments (0) | trackbacks (0)

Comments

Comment Form

icons:

Trackbacks