中学三年 第五回 『学習の診断分析』 (英語編)
2017 年度第 5 回 学習の診断分析
第 5 回の診断でした。冬休みも終わり、入試が近づいてきました。私立の入試はすぐそこですね。
今回の分析の中で何度か触れましたが、“練習”と“復習”が重要です。学ぶべきものはほぼ終わりました。後は出来る限り復習し、類題を解いて練習していきましょう。
今一番勉強すべき時であり、勉強できる時です。将来の自分のためにも悔いの残らない学習に励んでいきましょう。
問 1 リスニング問題
聞く力を伸ばすことも大事ですが、意味を覚えきれていない語や対義語などをしっかりと覚えることも大事です。
long と short 、 right と left など、聞いた時に“ん?どっちだったっけ?”と考えてしまうと、その間にも放送はどんどん進んでいってしまいます。
放送中に邪念が頭をよぎると、ますます焦ってしまい、聞いてはいても頭に入ってこない状況も生まれます。比較級を勉強した時に対義語を多く学びましたのでもう一度そこを復習です。
問 2 共通問題
(3) は少し難しく感じたかもしれませんが、何が聞かれているのかを常に意識しましょう。“沖縄に行ったことがあるかどうか”が尋ねられています。 next month は“沖縄にいつ行く予定か”という質問であれば強く発音します。
問 2 型の問題は、私立高校の入試に類題がよく出ます。何度も触れた点ですが、“解き方”がつかめれば正解にたどりつけますので、今一度“解き方”を復習しましょう。
問 3 選択問題
(1) 5 時に朝食を食べた A に対して、“今○○ではないか?”と B が尋ねています。 5 時に起きたのであればイ、 5 時から何かをしていたのであればウが正解になります。
(2) 疑問詞が使われている時点で、 Yes /No< の答えは返ってきません。“誰がしたのか?”と聞かれているので、“私がしました。”という意味のウを選びます。
(3) 誰に聞いているのかを掴みましょう。“シャツが小さすぎる。”という客に対する店員のセリフです。ウやエだと、店員が客に“○○を持っていますか?”という質問をすることになってしまいます。
(4) A が遅れたことに対して、 B は“大丈夫だよ。”と答えています。電車が既に発車していたら大丈夫ではありません。
“ A は遅れたけども、電車には間に合っている”ことが伝わるエが正解です。
(5) 注意したいのが空所の後にまだセリフが続いているパターンです。この問題では“君を温めてくれるよ。
”というセリフが続いています。“風邪を引いた。”というセリフだけでは、イとウに正解の可能性がありますが、医者に電話しても体は温まりません。
よってイが正解になります。
問 4 書き換え問題
(1) 間接疑問文を用いた書き換えです。元の文は過去形で書かれていますので、 come を came にしっかりと書き換えましょう。
(2) 前回も出た it for to です。この表現を使えば“彼にとって英語を話すことは簡単だ。”とか“彼女にとって朝早く起きることは困難だ。
”など、何通りでも文を作ることが可能なので、文章全体の雰囲気を掴むことが必要です。“これは it for to の文だな。”と瞬時に判断できるように類題をたくさんこなしましょう。
(3) 前回“書き換え問題は、消えてもいい語と、消えてはいけない語を見分けていく必要があります。”と書きましたが、まさにこの問題が典型例です。
teacher から teach の予想は出来ると思いますが、見落としがちなのが our です。下の文にも、“私たち”の存在を残す必要があります。
そうでなければ、高橋先生が“彼らに”“彼女たちに”“あなたたちに”国語を教えていた可能性も出てきます。“私たちの国語の先生だった”ので、“私たちに国語を教えていた”という文を作る必要があります。
(4) セリフがあると、 tell 人 to か ask 人 to の可能性が高くなります。命令していれば tell 人 to 、お願いしていれば ask 人 to を使います。
あとは時制に注意です。
問 5 並び替え問題
(1) 疑問詞 what は時に要注意です。直後に名詞が続くことがあります。
日本語でも“何色”“何語”のような表現をするように、英語も同様に“ what color ”“ what language ”のように表現します。
(2) 前回も出た過去分詞を用いた文です。後置修飾の文が自然に書けるように何度も練習しましょう。
(3) 長い文は“一番伝えたいことは何か”を常に考えて書いていきます。
まず ask 人 to を用いて、サムにしてほしいことを書きます。サムに願うのは“家に来ること”なので、 come to my house が続きます。そのあと接続詞 when を用いて残りの選択肢で文を作れば完成です。
(4) be interested in で“〜に興味がある”という意味です。自己紹介にも使える便利な表現なので覚えておきましょう。
(5) 様々な表現を学んできたので、今一度気を付けるべきはそれらが混ざってしまうことです。
この問題では“ have to ”を作ってしまうとアウトです。 will +動詞の原形、 to +動詞の原形、 a lot of を使って、 You will have a lot of time to study English. が書ければ正解です。
(6) 地球にあたる the Earth が文末にあります。
“地球を救う”という表現を作りたければ save は文末に出てきます。日本語をよく見て、どの語とどの語が近接していなければならないのか考えてみましょう。
問 6 英文要約問題
各選択肢のラフな訳を取りましょう。
ア 次の日曜日何する?
イ 彼女に何を買うべきかわからない。良い考えある?
ウ それは良い。一緒に寿司を作ろう。
エ 誕生日プレゼントあげる?
オ 次の日曜が祖母の誕生日。だから彼女を訪ねる。
カ 君は料理が得意。夕食を作れば?
キ 楽しんで。
“祖母の誕生日に何をすれば良いか尋ね、アドバイスをもらい、何をするか決定した。”という流れが作れれば正解です。
問 7 英作問題
A と B のイラストの説明をします。シンプルに見たままを書きましょう。
A は、午前 7 時には雨が降っていた。ナオトは友だちとサッカーができないと思った。
B は、午後 4 時には雨がやんだ。ナオトは友だちとサッカーができてうれしかった。
こういった内容が英語で書ければ大丈夫です。
正しい文が書けていれば、条件をすべてクリアできていなくても点がつくことがあります。 ( 満点にはなりませんが。 )
50 点満点のテストでの 1 点は貴重です。諦めない姿勢を忘れずに。
問 8 長文問題
残り時間が限られている場合、ねらい目は (4) 、 (5) の問題です。
(4) は文の前後だけに注目しましょう。 A ですが、それに対して “私たちは名字を持たない。
”とニーが言っています。ニーはミャンマーからの留学生なので、ミャンマーの名字事情を聞いているカが正解になります。
B は“アウンサンスーチーさんを知っているか。”に対する返答になります。それに加えて “彼女は有名だ。
”とオリビアが言っているので“もちろん。”を意味するイが正解になります。 C はエとオで悩みそうですが、ニーは“火曜日よ。”と答えています。よって正解はエです。
“○月○日よ。”と答えていればオが正解になります。
(5) はアウンサンスーチーがヒントです。これが問題文に入っているということは、本文で“アウンサンスーチー”が出てきた後の文中に答えが隠れているということです。
これで答えを探す範囲は限定されます。
残された時間を焦らずに使いましょう。 (4) 、 (5) が正解すれば、半分近い 6 点を取ることが出来ます。
第 5 回の診断でした。冬休みも終わり、入試が近づいてきました。私立の入試はすぐそこですね。
今回の分析の中で何度か触れましたが、“練習”と“復習”が重要です。学ぶべきものはほぼ終わりました。後は出来る限り復習し、類題を解いて練習していきましょう。
今一番勉強すべき時であり、勉強できる時です。将来の自分のためにも悔いの残らない学習に励んでいきましょう。
問 1 リスニング問題
聞く力を伸ばすことも大事ですが、意味を覚えきれていない語や対義語などをしっかりと覚えることも大事です。
long と short 、 right と left など、聞いた時に“ん?どっちだったっけ?”と考えてしまうと、その間にも放送はどんどん進んでいってしまいます。
放送中に邪念が頭をよぎると、ますます焦ってしまい、聞いてはいても頭に入ってこない状況も生まれます。比較級を勉強した時に対義語を多く学びましたのでもう一度そこを復習です。
問 2 共通問題
(3) は少し難しく感じたかもしれませんが、何が聞かれているのかを常に意識しましょう。“沖縄に行ったことがあるかどうか”が尋ねられています。 next month は“沖縄にいつ行く予定か”という質問であれば強く発音します。
問 2 型の問題は、私立高校の入試に類題がよく出ます。何度も触れた点ですが、“解き方”がつかめれば正解にたどりつけますので、今一度“解き方”を復習しましょう。
問 3 選択問題
(1) 5 時に朝食を食べた A に対して、“今○○ではないか?”と B が尋ねています。 5 時に起きたのであればイ、 5 時から何かをしていたのであればウが正解になります。
(2) 疑問詞が使われている時点で、 Yes /No< の答えは返ってきません。“誰がしたのか?”と聞かれているので、“私がしました。”という意味のウを選びます。
(3) 誰に聞いているのかを掴みましょう。“シャツが小さすぎる。”という客に対する店員のセリフです。ウやエだと、店員が客に“○○を持っていますか?”という質問をすることになってしまいます。
(4) A が遅れたことに対して、 B は“大丈夫だよ。”と答えています。電車が既に発車していたら大丈夫ではありません。
“ A は遅れたけども、電車には間に合っている”ことが伝わるエが正解です。
(5) 注意したいのが空所の後にまだセリフが続いているパターンです。この問題では“君を温めてくれるよ。
”というセリフが続いています。“風邪を引いた。”というセリフだけでは、イとウに正解の可能性がありますが、医者に電話しても体は温まりません。
よってイが正解になります。
問 4 書き換え問題
(1) 間接疑問文を用いた書き換えです。元の文は過去形で書かれていますので、 come を came にしっかりと書き換えましょう。
(2) 前回も出た it for to です。この表現を使えば“彼にとって英語を話すことは簡単だ。”とか“彼女にとって朝早く起きることは困難だ。
”など、何通りでも文を作ることが可能なので、文章全体の雰囲気を掴むことが必要です。“これは it for to の文だな。”と瞬時に判断できるように類題をたくさんこなしましょう。
(3) 前回“書き換え問題は、消えてもいい語と、消えてはいけない語を見分けていく必要があります。”と書きましたが、まさにこの問題が典型例です。
teacher から teach の予想は出来ると思いますが、見落としがちなのが our です。下の文にも、“私たち”の存在を残す必要があります。
そうでなければ、高橋先生が“彼らに”“彼女たちに”“あなたたちに”国語を教えていた可能性も出てきます。“私たちの国語の先生だった”ので、“私たちに国語を教えていた”という文を作る必要があります。
(4) セリフがあると、 tell 人 to か ask 人 to の可能性が高くなります。命令していれば tell 人 to 、お願いしていれば ask 人 to を使います。
あとは時制に注意です。
問 5 並び替え問題
(1) 疑問詞 what は時に要注意です。直後に名詞が続くことがあります。
日本語でも“何色”“何語”のような表現をするように、英語も同様に“ what color ”“ what language ”のように表現します。
(2) 前回も出た過去分詞を用いた文です。後置修飾の文が自然に書けるように何度も練習しましょう。
(3) 長い文は“一番伝えたいことは何か”を常に考えて書いていきます。
まず ask 人 to を用いて、サムにしてほしいことを書きます。サムに願うのは“家に来ること”なので、 come to my house が続きます。そのあと接続詞 when を用いて残りの選択肢で文を作れば完成です。
(4) be interested in で“〜に興味がある”という意味です。自己紹介にも使える便利な表現なので覚えておきましょう。
(5) 様々な表現を学んできたので、今一度気を付けるべきはそれらが混ざってしまうことです。
この問題では“ have to ”を作ってしまうとアウトです。 will +動詞の原形、 to +動詞の原形、 a lot of を使って、 You will have a lot of time to study English. が書ければ正解です。
(6) 地球にあたる the Earth が文末にあります。
“地球を救う”という表現を作りたければ save は文末に出てきます。日本語をよく見て、どの語とどの語が近接していなければならないのか考えてみましょう。
問 6 英文要約問題
各選択肢のラフな訳を取りましょう。
ア 次の日曜日何する?
イ 彼女に何を買うべきかわからない。良い考えある?
ウ それは良い。一緒に寿司を作ろう。
エ 誕生日プレゼントあげる?
オ 次の日曜が祖母の誕生日。だから彼女を訪ねる。
カ 君は料理が得意。夕食を作れば?
キ 楽しんで。
“祖母の誕生日に何をすれば良いか尋ね、アドバイスをもらい、何をするか決定した。”という流れが作れれば正解です。
問 7 英作問題
A と B のイラストの説明をします。シンプルに見たままを書きましょう。
A は、午前 7 時には雨が降っていた。ナオトは友だちとサッカーができないと思った。
B は、午後 4 時には雨がやんだ。ナオトは友だちとサッカーができてうれしかった。
こういった内容が英語で書ければ大丈夫です。
正しい文が書けていれば、条件をすべてクリアできていなくても点がつくことがあります。 ( 満点にはなりませんが。 )
50 点満点のテストでの 1 点は貴重です。諦めない姿勢を忘れずに。
問 8 長文問題
残り時間が限られている場合、ねらい目は (4) 、 (5) の問題です。
(4) は文の前後だけに注目しましょう。 A ですが、それに対して “私たちは名字を持たない。
”とニーが言っています。ニーはミャンマーからの留学生なので、ミャンマーの名字事情を聞いているカが正解になります。
B は“アウンサンスーチーさんを知っているか。”に対する返答になります。それに加えて “彼女は有名だ。
”とオリビアが言っているので“もちろん。”を意味するイが正解になります。 C はエとオで悩みそうですが、ニーは“火曜日よ。”と答えています。よって正解はエです。
“○月○日よ。”と答えていればオが正解になります。
(5) はアウンサンスーチーがヒントです。これが問題文に入っているということは、本文で“アウンサンスーチー”が出てきた後の文中に答えが隠れているということです。
これで答えを探す範囲は限定されます。
残された時間を焦らずに使いましょう。 (4) 、 (5) が正解すれば、半分近い 6 点を取ることが出来ます。
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