理数館

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中学三年 第一回 『学習の診断分析』 (数学編)

中学三年 第一回 学習の診断分析(数学)。

今回の診断は、図形や文章題の問題の出し方を変えてきていて、やや難しかったのではないだろうか。厚物などで一年生の復習をしっかりしていこう。

問1、問2の計算の仕方は今後も当然使う。分かってないと危ないという気持ちで復習に取り組んでほしい。

問3の図形では図のイメージがしっかり持てるかと、体積などの公式が理解できているかがポイントになる。問5の関数は定番の問題。このレベルに慣れていこう。

次回の診断は夏休み明けになる。少し間が空くが、学校での授業を理解することや宿題を真面目にすることが学力アップにつながる。

手を抜かずに勉強していこう。また部活を引退した後の夏休みは学力アップのために大切な時期。この期間を気を抜いて過ごすと、二学期以降が大変になる。受験にむけての緊張感を持って過ごしていこう。

問1

正負の数の計算、文字式の計算、1次方程式、展開などの基本的な計算問題。確実に点を取りたいところ。展開を丁寧に行うようにしよう。特に−がついている展開は分配法則に気をつける。

問2

やや複雑な文字式の計算や式の値、1次方程式の解の利用、数量を表す問題。

(1)は絶対値ではなく数直線上の距離が問われた。数直線を書いて考えれば難しくはないが、少し戸惑ったかもしれない。

(3)の一次式の計算では求める式をAとおいて考えると求めやすい。引き算なのでマイナスの処理を忘れないこと。

(5)は椅子の数をaとおいて考えると、Xについての等式が出来る。あとは等式変形をしてみる。

問3

図形の問題。図形の移動、おうぎ形の中心角、作図、平面になる条件、立体の表面積や体積について問われた。

(3)の平面になる条件は、紙や鉛筆で実際にどうなるか色々試してみよう。

(4)は半球になる。球の表面積の公式を2で割ればよい。底面積の円を足すのを忘れないこと。

(5)は切り取った立体の体積。切り取った部分が縦、横、高さがすべて4cmの三角錐とわかると計算は簡単。体積や面積の公式を覚えていない人はこの機会に覚えるようにしよう。

問4

度数分布の問題。

(1)(2)は最頻値や相対度数とは何のことか知っているとすぐに解ける。

(3)の平均値はやや計算が複雑だが、「階級値×度数の合計÷度数の合計」で出す。他にも階級の幅や範囲、中央値についても知っておこう。

問5

比例・反比例の問題。関数の問題では定番の、座標のX座標からY座標を求めることや、座標から式を求める問題が出た。

第二回以降に出る一次関数、三年で習う二次関数でも同じようなことが問われる。基本的に代入をするだけなので、何をしたらいいのかに慣れておくこと。

(3)はX座標は分かっているので、代入してY座標を求める。aが出てくるが気にせずに表す。長さはすべて「大きい方から小さい方を引く」で表すことができる。

問6

一次方程式の問題。人数を求める問題。珍しく比例式が問われた。

男子と女子を合わせると全員になることを用いて、比の式にして、方程式を解く。

解の確かめも忘れないようにしよう。
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