中学三年 第四回 『学習の診断分析』 (英語編)
2018年度第4回 学習の診断分析
4回目の診断でした。学校でも高校入試に向けて準備が進んでいることと思います。志望校に向けて何点必要なのか、そして英語では何点ぐらいを目指すのか考えてみましょう。
具体的な目標点を定めることは大切です。どの問題で何点取るのか、そしてどの問題にどのくらい時間を使うのか考えておきましょう。
解けるかどうかわからない問題に時間を取られ、実は解けていた問題に手が回らなくなるのは残念なことです。
実力も大事ですが、このような“作戦”もしっかり立てて残りの診断に挑戦してください。
問1 リスニング問題
A問題は、各イラストの内容を掴むようにします。
(1)では、それぞれの女の子の名前と担当楽器を聞き取ることが必要になります。
また(3)では、ロンドンと東京の時刻を聞き取らなければなりません。イラストを見るだけで、ある程度問題を予想することが出来ます。
BとC問題は、選択肢の簡単な訳を取っておけば解答の助けになります。重複している英単語は無視しましょう。
例えば、B(2)は数字だけに集中です。C(2)のThey will haveも無視です。必要な部分の訳だけをラフに取れば準備完了です。
準備がよく出来ていると、聞き取らなければいけない部分が見えてきます。そこだけに集中して正答率を上げていきましょう。
問2 共通問題
(6)は問2の中でも難易度が高い問題です。今回は同音異義語を選ぶ問題。
どちらかの文章に注目しましょう。入る語が予想出来たら、それと同じ発音の語が他にないか探します。
Aは現在完了形の文ですので、(ア)には動詞の過去分詞形が入ります。Aは“海から昇る太陽を見たことがあるか。”と聞いていますので、seenが入ります。
あとは、“シーン”という発音をする別の語を探します。BはAの問に対して“はい。それはとても美しい景色です。”と答えています。
つまり“とても美しい景色”だと答えました。よってもう一つの解答はsceneになります。各語に1点ずつの配点ですので、一つしかわからなくても解答欄に書いておきましょう。
問3 選択問題
(1) Howで始まる疑問表現はたくさんあります。4つとも存在する表現です。ただ、Bが値段の話をしていますので、値段を聞く“How much”が正解です。
(2) 分詞の後置修飾を問う問題です。問題を見た瞬間にそう気づけるように訓練しておきましょう。また、物には過去分詞が付く可能性が高いです。今回も“そこで使われている言語”になりますので、正解はイです。
(3) 間接疑問文です。やはり語順に特徴がありますので、4択や書き換え、並び替え問題にもよく出てきます。ウが正解です。アを選ばないように。
(4) セリフに注目です。Bの質問に対して、Aは“John.”と答えているので、Bが犬の名前を聞いたことが分かります。ウが正解です。“名前は何?”なのでウが正解です。イではありません。
(5) Bが“友達にプレゼントを買いたい。”という自分の意思を述べています。エが正解です。お店での会話です。
(6) 各選択肢が長い問題でした。落ち着いて読みましょう。ひな祭りの説明に合うものを選びます。アは子どもの日、イは節分、ウは七夕の説明です。エが正解です。
問4 書き換え問題
(1) stillの時点で、ほぼ現在完了形の書き換えになります。Itに合わせてhasを、last weekに合わせてsinceを書きます。
(2) 難易度の高い問題でした。高校になっても出てくるタイプの問題です。“なぜマキはそんなに疲れているの?”を“なにがマキをそんなに疲れさせたの?”に書き換えます。make A Bを使う問題です。
(3) “so 〜 that”が見つかれば“too 〜 to”への書き換えです。覚えておくとすぐに解けます。
(4) 現在分詞を用いた2文から1文への書き換え問題でした。最後のmineを書けるようになりましょう。
問5 並び替え問題
(1) Please tell meをまず一息で。あとはwhat to seeの並びになります。to + 不定詞もおさえておきましょう。
(2) What kind of foodに気づきましょう。What do you likeと書き始めてしまうと、滅茶苦茶な文章になります。
(3) 様々な文法が絡んだ問題でした。まずはthink thatスタートです。今回thatは省略されていますが、thatの後には文が続きますので、残りの選択肢で文章を作っていきます。
動名詞のstudyingを主語にし、その後に最上級のthe mostを使った文章を並べていきます。studying is the most importantとなります。
(4) 間接疑問文を用いた文です。
まずwhenを置き、残りの選択肢で文章を作ります。when will the playerにしないように注意です。
(5) do some shoppingを作れるようにしましょう。
(6) I’ll show youとhow to playが作れればほぼ完成です。
問6 適語補充問題
(1)と(2)の前の部分をよく読みましょう。
(1) Lukeの“若者は伝統的な文化よりも大衆的な文化を好む。”という意見に対して、Hanaが“私は茶道や浮世絵のような○○な文化を好む。”と言っています。茶道や浮世絵は伝統的な文化ですのでtraditionalが正解になります。
(2) Kenが“世界中で日本食レストランが増えているようだ。”という意見に対し、Chenが“僕の父は中華料理屋で働いているが、家では○○料理を食べるのが好きだ。”と言っています。
日本食の流れで会話が展開していますので、ここで日本食以外が出てくると不自然になってしまいます。よって正解はJapaneseになります。
問7 英作問題
教科書にも出ていたかと思います。日本の文化の説明です。分詞を上手く使えば書くことが出来ます。
何度も触れてきた点ですが、自分が書けるものを選んでください。
最近“条件”が厳しくなってきました。
より整った文章を書く必要があります。今回の試験で書けなかったとしても、類題に備えてどれか一つは書けるようにしておきましょう。模範解答や教科書内容も参考に出来ます。
問8 長文問題
会話の内容はメジャーリーグでした。大谷翔平選手も出てきました。普段から新聞に目を通し、様々なトピックに触れておくと、試験で活きることがあります。
今回は日本語で説明するタイプの問題が多かったです。
日本語で説明する問題の場合、語尾に注意してください。
例えば(2)の(a)であれば、理由を答える必要があるので、語尾は“〜だから”で答えます。
また(4)は“どのようなことか。”と問われていますので、“〜こと。”で答えなければなりません。これは国語の試験でも注意すべき点ですが、解答として正しいものが書けるように普段から訓練しておきましょう。
4回目の診断でした。学校でも高校入試に向けて準備が進んでいることと思います。志望校に向けて何点必要なのか、そして英語では何点ぐらいを目指すのか考えてみましょう。
具体的な目標点を定めることは大切です。どの問題で何点取るのか、そしてどの問題にどのくらい時間を使うのか考えておきましょう。
解けるかどうかわからない問題に時間を取られ、実は解けていた問題に手が回らなくなるのは残念なことです。
実力も大事ですが、このような“作戦”もしっかり立てて残りの診断に挑戦してください。
問1 リスニング問題
A問題は、各イラストの内容を掴むようにします。
(1)では、それぞれの女の子の名前と担当楽器を聞き取ることが必要になります。
また(3)では、ロンドンと東京の時刻を聞き取らなければなりません。イラストを見るだけで、ある程度問題を予想することが出来ます。
BとC問題は、選択肢の簡単な訳を取っておけば解答の助けになります。重複している英単語は無視しましょう。
例えば、B(2)は数字だけに集中です。C(2)のThey will haveも無視です。必要な部分の訳だけをラフに取れば準備完了です。
準備がよく出来ていると、聞き取らなければいけない部分が見えてきます。そこだけに集中して正答率を上げていきましょう。
問2 共通問題
(6)は問2の中でも難易度が高い問題です。今回は同音異義語を選ぶ問題。
どちらかの文章に注目しましょう。入る語が予想出来たら、それと同じ発音の語が他にないか探します。
Aは現在完了形の文ですので、(ア)には動詞の過去分詞形が入ります。Aは“海から昇る太陽を見たことがあるか。”と聞いていますので、seenが入ります。
あとは、“シーン”という発音をする別の語を探します。BはAの問に対して“はい。それはとても美しい景色です。”と答えています。
つまり“とても美しい景色”だと答えました。よってもう一つの解答はsceneになります。各語に1点ずつの配点ですので、一つしかわからなくても解答欄に書いておきましょう。
問3 選択問題
(1) Howで始まる疑問表現はたくさんあります。4つとも存在する表現です。ただ、Bが値段の話をしていますので、値段を聞く“How much”が正解です。
(2) 分詞の後置修飾を問う問題です。問題を見た瞬間にそう気づけるように訓練しておきましょう。また、物には過去分詞が付く可能性が高いです。今回も“そこで使われている言語”になりますので、正解はイです。
(3) 間接疑問文です。やはり語順に特徴がありますので、4択や書き換え、並び替え問題にもよく出てきます。ウが正解です。アを選ばないように。
(4) セリフに注目です。Bの質問に対して、Aは“John.”と答えているので、Bが犬の名前を聞いたことが分かります。ウが正解です。“名前は何?”なのでウが正解です。イではありません。
(5) Bが“友達にプレゼントを買いたい。”という自分の意思を述べています。エが正解です。お店での会話です。
(6) 各選択肢が長い問題でした。落ち着いて読みましょう。ひな祭りの説明に合うものを選びます。アは子どもの日、イは節分、ウは七夕の説明です。エが正解です。
問4 書き換え問題
(1) stillの時点で、ほぼ現在完了形の書き換えになります。Itに合わせてhasを、last weekに合わせてsinceを書きます。
(2) 難易度の高い問題でした。高校になっても出てくるタイプの問題です。“なぜマキはそんなに疲れているの?”を“なにがマキをそんなに疲れさせたの?”に書き換えます。make A Bを使う問題です。
(3) “so 〜 that”が見つかれば“too 〜 to”への書き換えです。覚えておくとすぐに解けます。
(4) 現在分詞を用いた2文から1文への書き換え問題でした。最後のmineを書けるようになりましょう。
問5 並び替え問題
(1) Please tell meをまず一息で。あとはwhat to seeの並びになります。to + 不定詞もおさえておきましょう。
(2) What kind of foodに気づきましょう。What do you likeと書き始めてしまうと、滅茶苦茶な文章になります。
(3) 様々な文法が絡んだ問題でした。まずはthink thatスタートです。今回thatは省略されていますが、thatの後には文が続きますので、残りの選択肢で文章を作っていきます。
動名詞のstudyingを主語にし、その後に最上級のthe mostを使った文章を並べていきます。studying is the most importantとなります。
(4) 間接疑問文を用いた文です。
まずwhenを置き、残りの選択肢で文章を作ります。when will the playerにしないように注意です。
(5) do some shoppingを作れるようにしましょう。
(6) I’ll show youとhow to playが作れればほぼ完成です。
問6 適語補充問題
(1)と(2)の前の部分をよく読みましょう。
(1) Lukeの“若者は伝統的な文化よりも大衆的な文化を好む。”という意見に対して、Hanaが“私は茶道や浮世絵のような○○な文化を好む。”と言っています。茶道や浮世絵は伝統的な文化ですのでtraditionalが正解になります。
(2) Kenが“世界中で日本食レストランが増えているようだ。”という意見に対し、Chenが“僕の父は中華料理屋で働いているが、家では○○料理を食べるのが好きだ。”と言っています。
日本食の流れで会話が展開していますので、ここで日本食以外が出てくると不自然になってしまいます。よって正解はJapaneseになります。
問7 英作問題
教科書にも出ていたかと思います。日本の文化の説明です。分詞を上手く使えば書くことが出来ます。
何度も触れてきた点ですが、自分が書けるものを選んでください。
最近“条件”が厳しくなってきました。
より整った文章を書く必要があります。今回の試験で書けなかったとしても、類題に備えてどれか一つは書けるようにしておきましょう。模範解答や教科書内容も参考に出来ます。
問8 長文問題
会話の内容はメジャーリーグでした。大谷翔平選手も出てきました。普段から新聞に目を通し、様々なトピックに触れておくと、試験で活きることがあります。
今回は日本語で説明するタイプの問題が多かったです。
日本語で説明する問題の場合、語尾に注意してください。
例えば(2)の(a)であれば、理由を答える必要があるので、語尾は“〜だから”で答えます。
また(4)は“どのようなことか。”と問われていますので、“〜こと。”で答えなければなりません。これは国語の試験でも注意すべき点ですが、解答として正しいものが書けるように普段から訓練しておきましょう。
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