理数館

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中学三年 総合第1回 『学習の診断分析』(数学編)

総合第一回診断テスト分析(数学)

【今回の診断】

難易度は難しかった。問7の証明は図がややこしい上に比が等しいことを使って、平行であり、そこから同位角なので等しいことを示さないといけない。こういう証明もあることを知っておこう。問2の図形問題は解きにくかったかもしれない。円周角の定理の逆を使い、同一円周上にあると分からないと解けない問題があった。図形では少し前に学習した平行線と比あたりを忘れてしまっているかもしれない。三平方の定理や円周角など最近学習した単元も入試では良く出題される。図形は腰を据えて復習しておこう。

【入試に向けて】

また診断ではあまり見かけないタイプの問題も入試では問われることがある。入試では様々なタイプの問題や融合問題もあるので慣れておこう。難しい事は問われていなくても、忘れていたり、あいまいだったりすると苦戦する。一年内容も復習しておくことと、融合問題が出てもあわてないで考えよう。

志望校も決まって最後の追い込みになる。計算は確実にできるようになること。図形も練習次第でまだまだ伸びる。どれだけ量をこなせるか、真剣に向き合えるかが勝負。あわてず、でも緊張感も失わずに練習していこう。

問1は計算問題。

正負の数、文字式の計算、1次方程式、因数分解、平方根、等式の変形などが問われた。計算問題でミスしないように、徹底的に練習しておこう。(4)の因数分解はまず4でくくる。(6)「3a+120円の品物を買おうとしたがb円では足りない」ということなので3a+120はbより大きくなる。

(9)√の中は9でくくれるので、くくって√の外に出す。√の中は7−nになるので、7−nが整数の2乗になればよい。2乗になる1や4になればよいのでn=3、6。整数なので0もある。n=7も忘れないようにしよう。

問2は図形の問題。

図形の移動、直線と平面の位置関係、三平方の定理を使っての長さ、円周角の定理の逆を使っての角度、面積比が問われた。(1)は対称移動について。対称の軸をどこに取ると移動できるかを考える。(3)はまず展開図を書いてみよう。

正四面体なので一つの面は正三角形。角度は60°になるので三平方の定理で長さを計算することができる。(4)は実は円周角の定理の逆。∠BDC=∠BEC=70°までは分かっても、B、C、D、Eが同一円周上にあると気づくのは難しいかもしれない。そこが分かれば同じ弧に対する円周角は等しいので∠CED=20°となり、∠DBE=30°、x=40°と分かる。

(5)は相似を使って面積比を求める問題。向かい合う三角形は相似であることが多い。また隣り合う三角形の面積比は底辺の比になることも用いる。

問3はヒストグラムと箱ひげ図を使った問題。

(1)は中央値。全部で35人なので18人目が中央値になる。60分以上120分未満の階級にあるが階級値なので90分を答える。

(2)は箱ひげ図の読み取り。最大値を考えるとアかウになる。第3四分位数は27人目なので180分以上240分未満の階級にある。答えはア。中央値や四分位数以外に平均値、最頻値、範囲など、それぞれの値の求め方は知っておこう。
問4は規則性の問題。

数がある規則にしたがって並んでいる。(1)左端の数は1,4,9・・・となっているので段の数の2乗と分かる。右端は左端の数から段の数−1増やす。7段目の右端は49+6で55になる。

(2)n段目の右端の数はnの2乗+n−1。n+1段目の右端の数も同じようにして表せるので引いてみる。100になるのはn=49。

問5は関数の問題。

放物線と直線が引いてある、図としてはよくある形。(1)y=x+6上に点A、Bのx座標を代入すればy座標は分かる。あとは放物線に代入すればよい。

(2)は面積比から点Pの座標を求める。三角形AOPをy軸の左右で分けて考えてみる。面積は左側は6×2÷2=6、右側は6×t÷2=3tで3t+6になる。三角形BOPの面積は9−3tとなる。あとは比の計算をすればよい。

(3)長方形の周りの長さを式で表して方程式をつくる。このタイプの問題は点P、Q、Rの座標を先にtで表しておこう。x座標は3つともtなので、y座標は点Pはt+6、点Qはt2乗、点Rは0になる。

長さは「上−下」で考えればよいので、PQの長さはt+6−t2乗、QRの長さはt2乗となる。あとは「長方形の周りの長さが等しい」ことから式をつくり解く。因数分解ではなく解の公式になるがtは出るので問題文にあるtの範囲に合う方を選ぼう。

問6は連立方程式の文章題。

値段と本数から売上を求める。2日目の午前と午後で値段も本数も違うことに注意。1日目、2日目の午前、2日目の午後で表を作ると分かりやすい。

本数は「2日目が1日目より40本多かった」なので、「2日目午前+午後=1日目+40」で式が出来る。売上は50000円なので「1日目+2日目午前+午後=50000」でよい。出した解が問題に合っているかの確認は忘れないこと。

問7は図形の証明。

長方形の中と外に線が引かれている。辺の比もある程度分かっている。二つの三角形が合同であることを証明する。長方形なので対辺が等しいことや、平行なので錯角が等しいことが使える。あと一つ角か辺が等しければよい。辺の比を使って角が等しいことを示す。
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