理数館

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☆英語教育について考える。理数館女性講師語る!

英語教育について


私が感じる他愛もない事ではありますが、昨今の英語教育全般について色々思っている中の一つを書かせて頂きます。


最近は日本も諸外国に比べて英語力が劣っているのを受け、国を上げて教育に力を入れようと努力はしていますが、現場(教員)や子供たちがそれについていけていないと感じています。


例えば、幼稚園児や小学生の頃から英会話学校で通い学校で英語のネイティブスピーカー(英語を母国語とする国の人)に授業をしてもらったりしています。


しかし、小さい時に英語に触れていたにも関わらず、中高生、あるいは大人になって英語が苦手、あるいはあまり話せない、書けない人が多くいらっしゃいます。

理由として挙げられるのは、その中の一つとして、英会話に触れるだけで「読み書き」に力を入れていないからだと私は思っています。


私たち日本語でもそうですよね。3〜4歳の子供は片言で言葉を発します。(中には天才児がいるかもしれませんが)しかし、読み書きがある程度できる頃になると、主語・述語ときれいな日本語になっていきます。


発展途上国において、子供たちの学力を上げる為に「読み書き」に力を入れているのもそうですね。


実は私は約10年間、英会話学校で働いていた経験があります。そこでよく分かったことが有るのです。

それは、老若男女全体に言えることです。

もともと、日本語で「読む・書く」がある程度できる人は英会話の上達がものすごく早いのです。当然、そういう方は、英語の読み・書きにも興味を持ちますし、全体的な会話の中で論理的な構成が無意識のうちにできるのかもしれません。


当たり前だと思うことかも知れませんが、読み書きができなくてもすぐに会話が出来るようになると思っていらっしゃる方は結構多かったのです。


もちろん長い間習っていると、ある程度話せるようにはなりますが、ブロークンイングリッシュ(くだけた英語)になりがちです。


中学校で習う文法や単語で日常英会話はほとんど話せるようになります。もし、ある一つの単語を知らなかったとしても、それを別の言葉に置き換える力があれば大丈夫です。

例えば、「りんご」が英訳できなくとも、「果物で、赤くて、丸くて・・・」みたいに言い換えをすればいいのです。

もちろん、日常会話における短い文章の中では、単純に言い換えをするだけでなく、要約する能力も必要となりますが。。

そう考えると、中学レベルの文法、単語を一生懸命読み書きすることで、学力が上がるのはもちろん、現在、または将来必要になるかも知れない英会話力も身に付くという、なんとも一石二鳥的な結果につながるのです。


是非、中学生の方は、今習っている文法、単語をいっぱい読んで、書いてみてください。


そして高校生の方々は高校で習う文法、単語を一生懸読み書きすることによって、今度は更に留学や仕事にまでつながった英会話が出来るようになる、ということですね。


いっぱい読んで書いたら今度はディズニー映画を観る、洋楽を聴くなどしてみてください。特に洋楽は歌詞を見ながら一緒に歌ってみる、知らない単語を辞書で調べてみる等、為になることがたくさんあります。


好き嫌いがあると思いますから、まずは好きなジャンルから初めてみてくださいね。何となくでも分かるようになると、とても新鮮で新たな感動が必ず有るはずです。


とにもかくにも、読み書きを勉強しましょう。そしてそれは、そうやって皆さんが、蓄積した英語力を応用、実践するための要(かなめ)となることでしょう。


将来、皆さんに、英語に困ることの無いように、また国際人の一人として活躍していただくために「よく読む・よく書く」癖をつけていって欲しいと切に思います。


理数館 Y講師(英語担当)
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