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学習指導 ブログ

中学三年 第三回 『学習の診断』 (英語編)

2017 年度第 3 回 学習の診断分析

第 3 回目の診断でした。第 2 回からあまり間隔があいておらず、定期試験も前後であったかもしれません。

今後このパターンで進んでいきます。試験試験試験です。ただ、何度も何度も試験を繰り返すことで、実力はどんどんついていきます。問題に慣れることもできます。

引き続き自分の得意分野・苦手分野を明確にしていきましょう。英語はここからもう一つ難度が上がります。新しい文法を学習しつつ、 3 年間の内容を復習していく必要もあります。一つ一つ目の前の問題を確実にクリアしていきましょう。

問 1  リスニング問題

今回は C 問題について説明します。長めの英文を聞いてから質問に答える難度が高い問題です。問題文を先に読みましょう。

(1) グループで話す目的、 (2) 昼食を作る時間、 (3) アドバイスを意識しながら 1 回目の放送を聞きます。

(1) は、“ you will make groups of six people. ”のフレーズが聞き取れたら、そろそろ答えが来ると予想します。 (2) は“ lunch ”が聞こえたら、答えはその辺りで聞こえてきます。 (3) は、問題文にある通り、“最後の”言葉を聞き取ります。 1 回目で大体のイメージを掴みます。聞き流す感じでもいいですが、可能であればメモを取りましょう。


今回はあまりひっかけの無い文章でしたが、 (2) は少し工夫が必要です。直接答えは聞こえてきません。“ from nine to eleven ”から、 2 時間であると考えます。 事前に目を通す、可能ならメモを取る等、正解を出すコツを常に実践していきましょう。

問 2  共通問題

今回は (5) 、 (6) の解き方です。

(5) は、“ふさわしくないもの”を選びます。ここを読み落としたが故に間違う人が多いです。“ふさわしくない”とは、会話が成り立たないことを意味しています。明らかに変な表現が 1 つ出てきますので、それを探してください。

A さんは、“兄のためのTシャツを探している。”と言っています。ア:何色をお探しですか。イ:色々なTシャツがありますよ。ウ:これはどうですか。エ:これはあなたにピッタリですよ。がそれぞれのラフな訳です。 A さんは“兄のためのTシャツ”を探しているのに、“エ”は A さん自身にTシャツをすすめています。よってこれが“ふさわしくないもの”だとわかります。

(6) は様々な形式がありますが、今回は共通して入る 1 語を答えさせる問題でした。難易度が少し上がりますので、難しいと感じたり答えがすぐに浮かばなかったりすれば、とばしても良いタイプの問題です。

ただ、良い点を取るためにも解き方を説明しましょう。“どうやって学校に来た?”という問いかけに対し、“バスで来た。”そして“ 15 分かかった。”という旨のセリフを述べています。“バスに乗る”と“時間が○○かかる”という 2 つの意味が出せるのは、“ take ”です。ただ、過去の話ですので、過去形にするのを忘れずに。

問 3  選択問題

この問題では、答えの探し方を解説します。

(1) “あなたとコウジ”に聞いていますので、“私たち”で答えます。アを選ばないように。

(2) カナダに行きたい理由を答えます。イが正解です。エに要注意です。エは never been to であれば正解です。今後この手の問題も増えてきます。表現としては何も間違えていない、且つ、それらしき表現を勉強した気がする、でも、正解になるためには何かが足りていない選択肢に注意です。

(3) “ one of +複数形”の形を選びます。アとウは country が複数形ではありません。エは表現として間違えています。酷似した選択肢が並んだときは、文法的に何が間違えているのか考える必要があります。試験中にその時間がなければ、次につなげるために、復習の意味も込めて試験後に考えてみましょう。

(4) セリフが増えてくると要注意です。最後の B のセリフが無ければ、ア〜エまで全てが正解になります。最後の“それを買ってくるよ。”から正解がエであることが分かります。 it が them ならばウが正解です。

(5) 電話の表現は、“誰が何をお願いしているのか”を丁寧に読み取りましょう。今回は電話を受けた側のセリフです。なので、ウが正解になります。アは電話をした側のセリフです。

(6) 好きなスポーツについて話し合い、最後に“一緒にやろう。”と誘っています。 A もテニスが好きなことを示すセリフを選びます。

問 4  書き換え問題

問われている形は大体同じようなものです。パターンをおさえましょう。

(1) as 〜 as から比較の書き換えだとわかります。“マキはナオキほど歌が歌えない。”という文章なので、“ナオキはマキよりも歌が上手。”という文を作ります。

(2) 2 文から 1 文への書き換えは、現在完了を用いるパターンが多いです。今回も“ 10 年間友達である”という文を作る問題でした。

(3) so 〜 that が見つかれば、すぐに too 〜 to が浮かぶようにしましょう。こういうタイプの問題は瞬時に解いて時間を稼ぐことが出来ます。

(4) 間接疑問文の文でした。この手の問題は、一見してどの文法を使った書き換えなのかが閃かないと、解くのが厳しくなります。類題をたくさん解いてパターンに慣れましょう。

問 5  並び替え問題

選択肢から大体の文の全体像をイメージし、ある程度の語の塊をつくれるようになりましょう。

(1) まさにパズル形式の問題です。 an が何につくのかを考えます。 interesting と animals で迷いそうですが、 animals は複数形なので an はつきません。 an interesting book を買ったことがわかります。

(2) What do you want to do 及び What do you want to be はそのまま覚えましょう。よく使います。

(3) 現在完了形の文です。加えて finish +動名詞も使っている文です。

(4) 書かれている日本語のガイドラインと英語で書こうとしている内容に差異がある場合は注意です。 What do you call 〜 ? で書く場合もあれば、今回のように this red flower を主語に、受動態で書くパターンもあります。各文法を勉強した時に出てきた基本文を整理しておくと、表現のカードを増やすことが出来ます。

(5) tell +人+ to の表現を使います。選択肢に動詞が 2 つ出てきたら、 to とつなげて不定詞を作りましょう。

(6) “ Kaiten-zushi is asushi restaurant< ”を作ります。 be 動詞には、その前後の語をイコールでつなぐ働きがあります。つまり、“回転ずし”が何なのかを表現しなければなりません。この感覚は、これから学習していく文法で必要になってきますので、今一度 be 動詞の働きを確認しておきましょう。


問 6  文章並び替え

ラフな訳を取ります。
ア 6 歳の時に始めたので、約 9 年間。
イ 友達と公園でテニス。
ウ もちろん。一緒にテニス出来たら楽しい。
エ 時間があれば何してる?
オ 長いね。テニスに興味がある。一緒にできる?
カ そうなの。どのくらいしてる?
これを自然な会話の形に並び替えます。エ→イ→カ→ア→オ→ウとなります。


問 7  英作問題

厳しい問題でした。あきらめても良い問題です。ただ、こういう問題が出たということは、今後も出る可能性があるということです。今まで学習してきたどの文法を使えば、求めてられている条件に沿った英文が書けるのか考えてみましょう。“自分の経験”は現在完了形で表現することが出来ます。“ずっと〜してきている。”という表現も、現在完了形で書けます。また、“これからがんばりたいこと”は未来形や want を使って表現できます。

難しい問題でしたが、なんとなく英文が書けそうであればとりあえず書いてみましょう。点数になれば自信になります。

問 8  長文問題

例年に比べてバラエティに富んだ設問でした。今回は (1) 、 (4) 型の解説です。問題文に書かれている通り、前後の内容だけで答えを見つけることが出来ます。

(1) は、ア〜エまで全て同じような意味です。どの語からも“〜間”という意味が取れます。これは、それぞれの語の用法を問う問題です。アの between は 2 つの対象物の間を指す語です。“郵便局と学校の間”のような表現です。イの for は現在完了形での用い方を思い出しましょう。

“ 1 年間”とか“ 2 時間”とか、こんな表現に使えます。残った 2 つが厄介です。基本的には同じニュアンスですが、ウの while の後には文章が来ます。“私がそこにいた間= while I was there ”のような文をイメージしてください。

エの during の後には名詞が来ます。本文のように“江戸時代の間= during the Edoperiod< ”とか、よく使う表現としては“夏休みの間= during summer vacation ”などがあります。

このように、同じ意味だけど用法が微妙に違う語はいくつかあります。漠然と意味を覚えるのではなく、用法にも注意を向けられるようにしましょう。

(4) は、接続詞の選択です。前後の文のつながりを掴みます。浩二は“歌舞伎が今行われていないこと”を詫び、“建物の中を見ることが出来る。”と言っています。これを自然につなぐ表現を考えます。

“歌舞伎は今行われていないが、建物の中を見ることは出来る。”が自然な日本語ですね。よって答えはウになります。
本文全体を読まなくても解ける問題が何問かあります。残り時間が厳しいと感じるならば、こういう問題を解いて、 1 点でも多く取れるように頑張りましょう。

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中学三年 第三回 『学習の診断』(数学編)

第三回診断テスト分析(数学)

問1

計算問題。一次方程式、因数分解、平方根、二次方程式が出題された。今まで学習した単元で計算問題として出やすいのはここまでになる。ここで点を落とすのはもったいない。とにかく計算の練習をして、確実にここで点を取るようにしよう。

問2

計算の応用。絶対値、式で表す、平方根、二次方程式が出題された。(1)条件にあう整数は−2、−1、0、1、2。このうちの最も小さい整数である−2を答える。(2)は一分あたりの水の量から高さを計算する。水の量が4L=4000立方cm、底面積が800平方cmなので、高さは5cmずつ増える。Y=5Xが答えになる。

問3

図形からの出題。

(1)は展開図からねじれがどこかを考える問題。辺AEにくっつかない辺はBFとなる。

(2)は角度を求める。30度回転しているということはどこが30度になるのかをさがすとよい。

(3)は内角の和を求める問題。外角から考えると楽にできる。外角は45度なので360度÷45度で正八角形。あとは公式を利用するか、135度×8で計算できる。

(4)は長方形になる条件。どうなると長方形で、どうなるとひし形なのか、きちんと理解しておこう。

(5)は球と円柱の表面積について。球の表面積4πrの二乗は覚えているだろうか?円柱は一度展開図を考える。このとき高さが2rになっていることに注意しよう。

問4

規則性の問題。今回の問題は色を並べてゆくパターン。4枚ずつがセットになっている。30枚目は2枚目と同じになる。(2)では青色のタイルとすべての枚数の関係を考える。青色が1枚で全体は10枚、青色が2枚で全体は30枚、青色が3枚で全体は50枚。1、3、5…×10の関係なので10(2n−1)となる。

問5

一次関数の問題。点が動く問題。ただし見慣れた長方形ではなく台形。また時間と面積をグラフで表している。

(1)では速さを求める。グラフから4秒で8cm動くことが読み取れる。

(2)ではグラフと図の両方から辺の長さを考える。

(2)が分かると(3)を解くことが出来る。a=7、そのときの面積は高さ6cm、底辺6cmの三角形の面積となる。

(4)は三角形ABPと三角形APDの式を考え、=で結ぶとよい。

問6

文字を使っての証明。「2けたの自然数」は「10x+y」になる。問2などでも問われることがあるので、まずはここが出来るようにしよう。「9の倍数」であることを証明するので、「9×(nの式)」の形になるように変形する。あとは「x、yは整数」などの必要な語句を書き忘れないようにしよう。

問7

二次方程式の文章題。正方形の面積についての問題。大きい正方形の面積から小さい正方形の面積を引いて考える。Xが正なので、そのことを用いての確認も忘れないようにしよう。

問8

図形の証明。二等辺三角形であることを示す。平行なので、錯角や同位角が等しくなる。今回は同位角を用いる。仮定と同位角が等しいことから、2つの角が等しくなることが分かる。

今回の診断は前回よりは難易度が上がった。問1,2の計算は変わらないレベルだが、問3の図形で長方形の条件などの知ってはいるが、たくさん解いたわけではない部分が出されたので点を落としてしまった人もいるのではないか。

また問4の規則性、問5の関数は難しかったと思われる。今回のようにあまり見たことのないタイプの問題が出ると、それだけで焦ってしまうことがあるが、こういう時こそ解ける問題を確実に解いてゆこう。また求められている条件にも気をつけて凡ミスによる失点を防ぎたい。

 次回は二次関数と相似な図形までが範囲になる。二次関数は受験でもよく出題される単元。

aの求め方、変域や変化の割合、グラフと直線の問題などを解けるようにしておこう。また相似な図形は中三後半の図形の内容の基礎となる。ここが分かってないと、中三で習う図形全体を苦戦する。しっかりと理解していきたい。
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