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学習指導 ブログ

中学三年 第四回 学習の診断分析(英語編)

2014年度第4回 学習の診断 分析


早いもので、診断テストも来年の残り3回となってきました。満足のいく点数は取れているでしょうか。

学校ではすでに学習したかもしれませんが、学ぶべき英語の文法は、あとは関係代名詞だけです。しっかり理解するとともに、今まで学習してきた多くの文法を整理していきましょう。

大切なのは理解と解き方のバランスです。どこまで理解できているでしょうか。理解が足りていない、つまり自分の弱点を補うために、どれだけの解き方を自分は身に着けられているでしょうか。

今回の分析では、再度各問題の解き方に触れてみました。理解ももちろん大事ですが、いかに上手に点数を取るかを考えていきましょう。


1. リスニング問題

A問題は、イラストからわかる情報を読み取っておきましょう。

(2)のようなイラストは、比較級の可能性が非常に高いです。実際as〜asを用いた問題でした。

(3)は、“プール、山、海”と各選択肢に書いておきましょう。あとは放送に集中するだけです。

B問題は、各選択肢の簡単な訳を取っておけば楽になります。(1)は日付を数字だけで書いておきましょう。(2)は“サッカーしてる、サッカー観てる、木の下、読書”(3)は“はいとても簡単、はい簡単、いいえ難しい、いいえ簡単”ぐらいの意味で大丈夫です。

簡単な英文でも、いざ聴き取って解こうとすると、難しく感じるものです。焦って点数を落とさないためにも、こういった対策をしっかりしていきましょう。

2. 共通問題

今回もオーソドックスな問題が出題されました。
各問題の解き方を毎回確認して、確実に1点取れるようにしましょう。

(3)は、新情報が何かを探します。自分に聞かれた質問に対し、“いいえ”で答えたのちに、“でも私の姉(妹)は・・・”と文章が続いていますので、ここが新情報になります。

(4)は、文の切れ目に来る語を覚えていきましょう。日本語に訳すと、“英語を勉強することは、あなたにとって難しいですか?”になります。この日本語訳からも、文の切れ目がなんとなく伝わってきますね。

3. 選択問題

(1)stop ・ingは覚えてください。覚えていれば迷う必要はありません。

(2)は現在完了形の問題です。選択肢もそれぞれ完了形を習った時に一緒に学んだ表現です。それぞれどんな時に使ったのかを思い出しましょう。

例えばyetは否定文、疑問文の両方で用いることが出来ますが、基本的に文末に書きました。またeverは疑問文で使った言葉でした。それゆえ、今回の問題ではneverかalreadyが正解の候補になります。

“そこに行ってみたい。”というAのセリフから判断して、“一度もそこに行ったことがない。”という表現を作るための、neverが正解になります。

(4)は電話での会話表現です。このような会話はリスニング問題でも流されることがありますので、様々な表現を抑えておきましょう。

(5)はanother pieceという言葉から、Bさんはすでにケーキを1つ食べており、もう1つ食べたいかどうかを尋ねられていることを読み取ってください。

(6)では掛け軸の説明を考えなければなりません。選択肢の前半部分で勝負を決めましょう。ア.それは巻物です。イ.それは囲炉裏です。ウ.それは手順です。エ.それは特別な部屋です。これだけで、どれが掛け軸を説明しているのかわかりますね。

4.書き換え問題

毎回様々な書き換えが出されますが、問われている文法にさほど大きな変化はありません。各文法の定番の書き換えをよく練習することで、問題からなんとなく書き換えるべき形を予想することが出来るようになります。頑張りましょう。

(1)では、やはり不定詞から動名詞への書き換えに気づく必要があります。またswimが下の文にはまだ出てきていません。

書き換えでは動詞に注目することが大切です。動詞は文章の心臓であり、これがなければほとんどの文は機能しません。2つの文を見比べて、上の文章で使われている動詞が下の文でも使われているかを確認しましょう。

使われていなければ、それが何らかの形で下の文にも出てくると予想することが出来ます。

また、形容詞は曲者です。高いと低い、大きいと小さい等、反対の意味を持つ言葉が存在するので、そこまで考える必要があります。この問題でも、上の文で“〜は難しくない。”と表現されているものを、下の文で“〜は簡単だ。”と言い換えなければなりませんでした。最後まで気を抜かないように。

(2)は“still=現在完了形”ぐらい積極的にいきましょう。あとforとsinceの選択に注意です。

(3)はたまに出てきて不意を突かれる問題です。今まで何度か見たことがある問題なので、書き換えの候補として覚えておきましょう。

“there is =〜がある”は2年生の時に学習しましたが、あまりにもシンプルすぎて記憶に残りにくい文法です。どうしても問題が解けない時には、この“there is”を思い出してみてください。

(4)は過去分詞を用いた文です。2文→1文への書き換え型の問題は、分詞を用いた表現を疑ってみましょう。

5.並び替え問題

選択肢が多くなると正解するのも難しくなります。
書き換え同様、選択肢を見て、大体の文の予想ができるように練習していきましょう。

ここでのポイントは、“文の主幹は何か?”です。色々な単語で作られる文ですが、一番伝えたいことは何なのかを考えます。(1)今年はより寒い、(2)時間が無かった、(3)教えてください、(4)本を読むのはどうですか、(5)その少年は私の弟です。これらが各文で一番言いたいことです。

意外に思えるものもあるかもしれませんが、まずはこれらを選択肢で作ります。そして、(1)いつと比べてか?(2)何の時間が無かったのか?(3)何を教えてほしいのか?(4)どんな本か?(5)どんな少年か?等々、付加的な情報を加えていきます。

並び替えは英文法の理解度を測るための問題です。正答を見て終わりにするのではなく、自分の解答と見比べてみて、自分はなぜそのようなミスをしたのかを考え直してみてください。

初歩的な文法のルールを見落としていたり、自分の中では正しいと思いこんで使っていたりするものもあります。これらは後々の英語学習にも影響を与えてきますので、是非是非見直しをしっかりとしましょう。

6. 文章並び替え問題

選択肢の簡単な訳です。

ア.試着していいですか。イ.Lサイズお願いします。
ウ.どのサイズですか。
エ.セーター探しています。
オ.これどうですか。

今回は店員と客の会話でした。店に入ってから試着までの流れを自然に作れれば正解です。

7. 英作問題

前回同様自分の意見を書く問題でした。

前回も書きましたが、英作問題の一番の目標は、英文を書くことですので、“自分が文章を書けるテーマ”を選んでください。“書きたいが、英語で上手く書けない。”ならそのテーマは捨てましょう。“したくはないけど、これなら書けそうだ。”なら書きましょう。点になります。

8. 長文問題

今回は長文問題への取り組み方をまとめてみます。
入試では診断テスト以上に長文問題が中心になります。しっかり読み取って正解にたどり着くことがポイントになります。

基本的に登場人物は2人です。そして日本人と外国人の会話です。今回のように生徒同士の時もあれば、先生と生徒(この場合はALTの先生と日本人の生徒のパターンがほとんどです。)、さらには先生同士の時もありました。

いずれにせよ1つのテーマに沿って、“詳しい人がそうでない人に説明していく”形で話が展開していきます。今回は、日本のゆるキャラに関するものでした。それゆえ、“日本のゆるキャラに詳しい外国人が、日本人にそれを説明する”という流れはやはり不自然です。

“日本のゆるキャラに興味を持っている外国人が、より詳しい情報を日本人から教えてもらう”形の方が自然ですね。実際、今回はそのような内容でした。当然話のテーマが海外のものになればこの立場は逆転します。

どちらが説明する立場にあるのか、登場人物の関係をはっきりとさせましょう。また最後の本文内容に合うものを選ぶ問題ですが、これは本文全体を読まなければ決して解けない問題ではありません。

例えばウ.に出てくるneverですが、これは“決して〜ない、一度も〜ない”という強い否定、つまり全否定の表現です。こういう類の語が含まれている選択肢は、まず疑いましょう。イ.のmanyは“多くの”という意味なので、そこまで疑わしくありませんが、これが“全て”や“皆”を表すallやeveryになると怪しくなります。選択肢だけでもある程度正解の予想を立てることが出来ます。

5,6個の選択肢から2つ正解を選ぶ問題ですので、選択肢の数を減らせば減らすほど正解へ近づくことが出来ます。


理数館 教務課
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中学三年 第四回 学習の診断分析(数学編)

第三回診断テスト分析(数学)

今回の診断は全体としては難しくないレベルだった。問1の計算では失点を防ぐこと。問2で出される問題は見たことのある問題が多かったと思う。

過去問などを解いて似たような問題に慣れていこう。問3は一つ難しい問題があったが他の問題は標準的。問5の二次関数、問7の相似の証明は是非出来ておきたい。

次回は平行線と比、三平方の定理までが範囲になる。入試本番でも出てきやすい単元であり、このあたりのせいで図形の問題の難易度が上がる。

学校の授業でちょうどしているかもしれないが、分かりにくい部分は早めにクリアにしておこう。

 12月は学校の定期試験が終わり、一息つきたいかもしれない。しかし1月になると第五回の診断、私立高校の入試、総合第一回の診断とテストが立て続けにある。

「冬休みにがんばろう」などとは決して思わずに、定期試験が終わったすぐ後からがんばってほしい。


問1は計算問題。

連立方程式、因数分解、平方根、二次方程式などが問われた。代入法、有理化してから加減、解の公式など確実に取っていこう。

問2はやや複雑な計算問題。

平方根の大小や二次関数の変化の割合は出来てほしい。(3)の等式で表す問題は〜%引きやどちらが5000円安いのかを正確に表すようにできれば難しくはない。

問3は図形の問題。

角度、相似な図形、相似比を使った計算、おうぎ形と角度が問われた。(3)の相似な三角形を見つけて辺の長さを計算する問題は今後も問われる。確実に考え方・解き方を身につけたい。(4)は難しかったのではないか。弧の長さから中心角を求め、さらに二等辺三角形の性質を利用して角度を出す。

問4は確率の問題。

さいころの出た目だけ点が移動する。原点に戻るということは、二回同じ目が出ることに気付くと解ける。

問5は二次関数の問題。

放物線と直線の問題でパターンとしてはありがち。(1)〜(3)までは定番なので今回出来てないのならば出来るようにしていこう。(4)は三角形AOCと三角形ABCの面積が等しいということに気付けるかがポイントだが、点Bの座標を出した方が早いかもしれない。

問6は連立方程式の文章題。

池を一周するパターン。同じ方向にまわるときは引き算、反対方向をまわるときは足し算の式になる。解の確かめをきちんとしておこう。

問7は図形の証明。

相似であることを示す。シンプルな相似の証明なので、ここは取っておきたい。

問8は図形の証明。

正三角形であることを示す。小さい三つの三角形が合同であることを示して、結果三つの辺が等しいと言えれば正三角形になる。同じような証明を繰り返すときに「同様にして…」を使うと便利。


理数館 教務課
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