理数館

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学習指導 ブログ

中学三年 総合第二回 学習の診断分析(英語編)

2016年度総合第2回 学習の診断分析

総合第2回の診断でした!

残すは公立高校の試験のみです。残された時間の中で、全力で学習を続けてください。英語は苦手かもしれません。

でも解かなければなりません。そして高校に入った後も、英語との長い付き合いは続いていきます。中学3年間の英語学習の知識がしっかりしていれば、高校内容にも柔軟に対応していくことが出来ます。

これまで様々な形で問題の解き方を説明してきました。自分の英語の力を正確に分析できたでしょうか。

問題の解き方や時間配分など、取り組み方が決まっているのであれば、その方法で本番に臨んでください。まだ不安定であれば、残りの時間をつかって、1,2点でも多くとれるような自分なりの解き方を作りましょう。

漫然と解くのは危険です。本番でいたずらに緊張しないように、今から準備をしていきましょう。

最後に“合格”という2文字を掴むことが出来るように、ラストスパートで頑張りましょう!!


問1 リスニング問題

Dのような問題は、今回は正解が単純なものでしたが、入試ではもう少し詳しく答える問題が出ます。

その際、しっかりとした答えを書いてください。例えば“家”ではなく“ケンの家”とか、“山”ではなく“山の頂上”とかが正解になります。書けそうな情報は答えに反映させていきましょう。

またEのような問題は、選択肢を前もって見て、可能な限り日本語訳を書いておきましょう。問題文は2度流れます。

例えば1回目の放送で全体の長さを掴んだり、各設問の内容を確認したりできるなら、2回目の放送でより簡単に正解を探すことが出来ます。漫然と2回聞いて答えるのではなく、効率的に解く方法を実践しましょう。

問2 共通問題

ようやく入試らしい問題が出てきました。聞かれ方が違うだけで、今までの問2と同じような問題が出されています。

ただ、聞かれ方が違うだけで、突然問題の難易度が上がったように感じることがあるのも事実です。落ち着いて各問題に取り組んでいきましょう。

(5)の“ふさわしくないもの”を選ぶ問題ですが、微妙な選択肢が存在するのも事実です。ただ、絶対的に変な選択肢がありますので、それを見つけてください。

今回の問題であれば、“来月オーストラリアに行く”と言っているヒロシに対して、“君はオーストラリアを楽しんできたね。”というジョンのセリフは確実に変です。明らかに主語や時制がおかしいものが正解になります。

問3 選択問題

(1) busyは何度も出てきましたね。busyは動詞ではありません。be動詞とセットで使います。

(2) 関係代名詞は高校に入ると、今以上に文章の中に出てきます。thatが省略されていても、自然にその存在に気づいて文章を読み進めていくことが出来るように、今のうちから慣れておきましょう。

(3) 少し複雑な選択肢でした。まず“one of”のような表現は、母体となるものが後に続きます。

今回は“私の友人の中の一人”という表現を作りますので、“my friends”という母体を付けてやります。次に動詞のspeakは、主語が結局何なのかを読み取る必要があります。

主語になる“私の友人の中の一人”は、性別は定かではありませんが、一人の人物であることは確かです。よって三人称のsを付ける必要があります。ここまで落ち着いて判断できるように。

(4) 会話文はセリフの展開をよく見ます。Aのセリフが2つともほぼ同じ内容なのは、Bが最初のAの質問を聞き取れなかったからです。

(5) “東京にいたんだ。”というBのセリフに対して、Aは“そうだったんだ。東京どうだった?”と聞いていることから、Aはそのことを知らなかったと考えられます。そこをヒントに正解を探しましょう。

(6) 一度Aの誘いを断ったBが、2回目のセリフでも断っています。つまりAが別の誘いをかけたことが分かります。

問4 書き換え問題

(1) 元の文で使われている語の中で、消えるとダメな語を探します。今回はeasyとfindがそれに当たります。easyをeasilyに変えるのが少し難しかったです。

(2) 品詞を書き換えるのは難度が高い問題です。“なにをするつもりですか?”を“予定は何ですか?”に書き換えます。この発想力が大切です。(3) 何度か出た問題です。tell人toとask人toの違いをおさえておきましょう。tell人toは命令文への書き換えになります。

(4) まずはyouの存在を反映させなければなりません。favorite=like the bestも今まで何度か出てきました。

問5 並び替え問題

(1) 問題文+選択肢から現在完了形の文だと気づきましょう。文自体は単純です。

(2) まずは動詞です。早く見つけましょう。showedです。それが見つかれば目的語に当たるものを探します。今回はusとa lot of thingsの2つが目的語になります。人・物の順番で並べます。

(3) 道案内の場面ですので、how to getの定番の表現をまず作っておきます。 また選択肢からit to表現をイメージしましょう。

(4) I don’t knowで文が始まります。間接疑問文の語順に注意。

(5) Do you knowで文が始まります。“生徒の名前”を“the student’s name”ではなく、“the name of the student”で表す部分が少し複雑でした。

(6) もともとの文章は“私は多くの外国人と話した。”です。“I talked with many foreign people.”をまず作ります。そこに“日本語に興味を持っている”が続きます。選択肢を混ぜないように気を付けましょう。

問6 単語の意味選択

単純ですが、かなり重要な問題です。1つの単語に様々な意味が存在することを覚えておきましょう。

名詞の意味しかないと思っていた単語に動詞としての意味があったり、その逆のパターンもあったりします。

(1)はbookの動詞としての意味を、(2)はworkの名詞としての意味を答える問題でした。すぐに“book=本”や“work=働く”で意味を取ってしまわないように!

問7 英作問題

イラスト系の英作です。3文以上25語以上で書きます。今回は前回同様、代名詞の使用が条件でした。

A:Takeshiが病院に行くと、泣いている赤ちゃんがいた。

B:Takeshiはその子のために歌を歌ってあげた。

C:その子は泣き止み、その子のお母さんもTakeshiも笑顔になった。 この流れを英語に訳せれば、条件はクリアできます。

問8 長文問題

今回は日本語で答える問題の比率が多かったです。入試本番もその辺りが聞かれますので、しっかりと答えられるようにしましょう。

大切なのは簡単にあきらめないことです。解答を書かない限り点数は生まれませんので、問題文の中に隠れている答えを探していきましょう。各設問に書かれているヒントもしっかり読んでください。

例えば(3)は、「〜だけでなく…から」という形で解答することから、理由が2つ存在することがわかります。

(6)は「30%」、「800人」という語を使って書くよう指定があります。これらの数値は本文中に何度も出てくるものではありません。各1回ずつしか出てきませんので、その辺りを上手く訳せば正解になります。

見た目には圧倒される部分があるかもしれませんが、各問題の解答は単純なものが多いです。あきらめずに落ち着いて考えいきましょう!
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中学三年 総合第二回 学習の診断分析(数学編)

総合二回診断テスト分析(数学)

次はいよいよ入試の本番。

学習の診断に比べると形式は多少変わるが、入試の問題自体は毎年大きな変化は無い。過去問等で慣れておこう。

計算で確実に点を取るためには「この計算の形はこのやり方で解ける。」ということを自分の中にしっかりと持っていることが大事。残りの時間でしっかりと叩き込みたい。

また図形・関数の問題はやり方を知っていれば簡単に解ける問題と、かなり考えないと解けない問題がある。解ける問題を効率よく解いていこう。

証明は苦手でも一つ目は簡単なときがある。基本的な相似、合同の証明は見直しをしよう。

残り時間はわずかだが、点数アップのために出来ることはまだある。本番に向けて体調面も含めてしっかりと備えてゆこう。


問1は計算問題。文字式、連立方程式、因数分解、平方根、二次方程式などが問われた。

(6)までの計算問題でミスしないように、徹底的に練習しておこう。

(7)は等式の変形をしてから、式の意味について問われている。難しい問題ではないが、切り口としては新しい。こういう問題もあるということを覚えておこう。

問2は図形の問題。おうぎ形、円周角の定理、内接円、等積変化、三平方の定理が問われた。

(1)は三角形の面積から半径を考えさせている。(2)は点A、B、C、Dが円周上にあると気づけば同じ角度が見えてくる。(3)は円の接線ならば長さが等しいことを用いる。(5)は定番の問題。展開図を書いて三平方の定理で計算しよう。

問3は標本調査の問題。取り出すことを10回している。(1)で平均を計算して、(2)で1200倍している。

問4は関数の問題。点が移動して出来る三角錐の体積を求める。立体なので難しく考えてしまいがちだが、高さは3cmで変わらない。

底面積がどう変わるかを考える。(1)、(2)ともに底面だけの図を考えると分かりやすい。

問5は二次方程式の文章題。大きい長方形の面積から花壇の面積を引くことを考える。大きい長方形にはXが二つ加わることに注意。また解の確かめは必ず行うこと。今回はXが正になるのが条件。

問6は図形の証明。(1)は平行四辺形であることを用いて、三角形の合同を示す。平行四辺形なので、対辺と対角は等しくなる。仮定より一つの角が等しい事が分かるが、そこから残りの角も等しくなることを示そう。

(2)は(1)の結果も用いつつ、長方形であることを示す。最終的に四つの角がすべて90度になることが示されればよい。

今回の診断は全体として標準的なレベルだった。問4の関数は見た目は難しそうだが引っかけの要素はなく素直な問題。

問5は標準レベルで似たような問題は見たことがあるはず。問6の証明は分かるけど、どう書いたらいいか迷ったかもしれない。
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