理数館

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学習指導 ブログ

中学三年 総合第一回 『学習の診断分析』(英語編)

2018年度 総合第1回学習の診断 分析


問1 リスニング問題
イラスト問題であればイラストに説明を加える、選択肢問題であれば選択肢のラフな訳を書いておく等々、リスニングは放送が始まる前にできることがあります。何度か触れましたが、いざ放送が始まると、意外と聞き取れないものです。普段問題なく訳が取れる文章でも、気持ちが焦るとそれすら難しくなることもあります。落ち着いて問題に臨めるように、リスニング対策をしっかりと行いましょう。

問2 共通問題
去年もそうでしたが、総合第1回から公立高校の入試の形式に近いものが出されます。
(1)〜(5)まで、順不同ですが今までの問2と同じ問題が出されています。発音、アクセント、最も強く発音する語等々、焦らず一つ一つ解き方を思い出しながら解いていけば大丈夫です。

問3 選択問題
(1) tomorrowがあるので未来形です。ウが正解です。
(2) 意外とよく出る形式です。cameの言い換えを考えます。一般動詞の過去形なのでエが正解です。疑問文にbe動詞が使われていなければ、回答文にbe動詞は出てきません。
(3) 助動詞+受動態の文章です。byから受動態に気づきましょう。
(4) butは大事な接続詞です。butに続けて、“バスケが上手らしいよ。”と言っています。つまりAさんはBさんの質問に直接答えることが出来ていません。否定語を含むアが正解です。
(5) 相手の申し出を“No, thank you.”で答えています。つまり、これ以上お茶はいらない意思を伝える必要があります。
(6) またbutが出てきました。今回はbutの後に“その名前を覚えていない。”と言っています。アとウで迷いますが、アは分詞の形が不適切です。過去分詞なら正解です。

問4 書き換え問題
(1) 元の文のhowは残す必要があります。消えてしまうと“箱をいつ開けるのか”“箱をどこで開けるのか”などの可能性も出てきてしまいます。how to openで“箱の開け方”を表現します。
(2) “本を読んでから寝る。”を“本を読んだ後に寝る。”に書き換えます。前置詞+動名詞も忘れずに。
(3) この書き換えよく出ます。nothing=not + anythingです。
(4) 比較は書き換えでよく問われます。類題で練習しておきましょう。

問5 並び替え問題
今回は選択肢を見て、すぐに頭に浮かびたい表現をまとめました。(4)と(5)はそれがそのまま解答になります。これも類題をたくさん解いて語順に慣れていきましょう。
(1) the fastest animal
(2) between hospital and
(3) eat too much
(4) Do you know where Ken lives?
(5) was happy to hear the news
(6) ここだけ説明します。選択肢から後置修飾の文章を疑いましょう。I made the saladまでは一息で。あとは残りの選択肢でサラダを説明します。

問6 会話文並び替え
いつも通り、選択肢のラフな意味を取ります。
ア 丁度観たかった。いつ行く?
イ 待ちきれないよ!
ウ 今日放課後暇?
エ じゃあ、明日見よう。
オ インクレディブル・ファミリーは面白いって。それ観る?
カ 今日はピアノレッスン。明日は?
これを自然な流れで並べます。

問7 英作問題
英作では、テーマに関係なく使える文章をいくつか持っておくのも効果的です。You’ll have a good time. (楽しめますよ。) とか、You can enjoy+動名詞. (○○することを楽しめます。) 等の表現は文の締めとして使えます。
地元の紹介文は英作で問われることが多いです。今まで似た内容で書いたことがあったでしょうか。書いたことがあればそれをストックしていきましょう。例えば“私は○○に行きました。そこで○○をしました。とても楽しかったです。”という文章は“あなたは○○に行くことが出来ます。そこで○○が出来ます。とても楽しめますよ。”という文章に容易に書き換えることが出来ます。
0から文章を考えていくのではなく、50〜60%既に出来上がっているものに+αしていく形で書いていくと、時間の短縮にもなります。

問8 長文問題
珍しく登場人物が3人で、且つ3人それぞれ立場が違う文章でした。メインテーマはフィンランドで朋が体験してきたことです。
先に文章をすべて読むか、先に問題に目を通すかは解く人次第です。もし“読みつつ問題解きつつ”の解き方で上手くいっているのであればそれでも大丈夫です。いずれにしても、自分の解き方を持っておくのは大切です。本番は長文がたくさん出ます。自分の解き方で自信をもって解けるように準備しておきましょう。

総括
総合第1回の診断でした。
私立高校の合否もわかり、本格的に受験の時期がやってきました。どんどん復習を行っていきましょう。どれだけやったかがそのまま結果に反映されます。なんとなくわかる・なんとなくわからないが一番危険です。まだ時間はあります。苦手に感じている分野があれば、そこを克服していきましょう。類題をたくさん解くことは助けになります。適当に解いて出た30点より、納得のいく形で解いて出た20点の方が価値があります。そこから5点、10点と上乗せできるように残りの時間で勉強に励みましょう。
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