理数館

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学習指導 ブログ

中学三年 総合第一回 『学習の診断分析』(英語編)

2017 年度 総合第 1 回学習の診断 分析

総合第 1 回の診断でした。
さあ、公立受験が迫ってきました。私立の入試も終わり、そろそろ結果も返ってきたころでしょう。

引き続き勉強に励んでいきましょう。何かすればそれが自分の力になります。すぐに結果が出なくても、積み上げてきたものはどこかで意味を持ってきます。

“伸び悩んでいる”と感じても諦めないでください。また“自分は頑張ってきた”という意識は、自信にもつながります。それを忘れずに、もうひと踏ん張り頑張りましょう!!


問 1  リスニング問題

リスニング力はついてきているでしょうか。耳から英語を入れることを日ごろから意識しましょう。一昔前に比べれば、インターネットやスマートフォンを使うことで英語を耳から入れることは容易になってきました。

“リスニング対策だ!”と思ってすると気が乗らないかもしれませんが、自分の趣味や休憩の延長で試してみてください。普段の何気ない積み重ねが、自分の力になっていきます。

問 2  共通問題

各設問の形式は同じですが、対話文を読んで答える問題に変わりました。実は、これが公立高校の入試の形式に近いものです。

似たような問題を何度も何度も解いてきました。解答がすぐに出せなくても、それぞれの問題の“解き方”は出せるようにしておきましょう。

問 3  選択問題

(1) enjoy が来たら、後ろに動名詞です。何も悩む必要はありません。エが正解です。

(2) 難度の高い問題でした。高校でも多くの人を悩ませている問題です。 if で始まる文の中では、未来のことでも現在形で表します。 if の“もし〜ならば”に、すでに未来の意味合いが含まれている、とイメージしておきましょう。

(3) 純粋にオーストリアに住んでいた過去のことを聞いています。

(4) A の because の後の内容がポイントです。“その映画は今日で終わる”ので、“どうしても今日映画を見に行きたい”という思いが伝わるセリフを選びます。

(5) B のコンピューターが使えるかどうかです。 A が“ああ、わかりました。”と言っているので、どうやら使えなさそうです。その理由を表しているエが正解になります。

(6) 新しくできた寿司屋が話題です。 A が最後に“待てないよ。”と言っているので、そこに行くことを楽しみにしていることが分かります。よって答えはアになります。

問 4  書き換え問題

(1) 冒頭 2 語を問われれば、“ There is / are ”の出番です。あまりにシンプルすぎて記憶に残りにくい構文ですが、このように問題でしっかり問われることがあります。あと、時制に要注意。

(2) 相手に提案する表現はいくつか存在します。会話文でもよく出てきますので、こういう表現の復習も必要です。

(3) 過去分詞を用いた後置修飾です。

(4) 現在分詞から関係代名詞を用いた表現への書き換えです。

(3)(4) に出てくる分詞と関係代名詞は、高校に入ってからも本当によく出ます。自然に書けるように何度も練習しましょう。

問 5  並び替え問題

(1) What do you と書き始めてしまうとアウトです。 What sport 、つまり“ What +名詞”の形を頭の片隅に置いておきましょう。もちろん、 What do you で書き始める文が問われることもあります。

(2) 接続詞 when を使った文であることに気づく必要があります。接続詞は文と文を接続する働きがあります。“主語+動詞”が文の基本です。

(3) for a long time で一つのかたまりです。選択肢の中には他の選択肢とつなげるのではなく、 (   ) のあとに続く単語とつなげるものも潜んでいます。選択肢の単語だけできれいな一文を作るわけではないことも覚えておきましょう。

(4) 見た目は違えど、“ it for to ”を用いた文です。

(5) The book を後置修飾します。関係詞の that を省略した形です。見えなくてもそこに that が存在しているという意識を持ちましょう。これも高校に入ってから本当によく出ます。

(6) まずは Who is the student を一息で書きます。英語にはある程度決まった語順が存在します。これを意識するだけでも、並び替えや英作問題が比較的容易に解けるようになります。

問 6  資料読み取り

(1)  最高気温が最低気温より 6 度高かったこと。天気は晴れのち雨だったこと。この 2 つの情報から D が正解になります。

(2)  瓦町駅で志度線に乗り換えること。瓦町駅まで 3 駅あること。この 2 つの情報から B が正解になります。

問 7  英作問題

イラスト系の英作です。 3 文以上 25 語以上で書きます。今回は代名詞の使用が条件に含まれています。

A : Takeshi は外国の人から道を聞かれたが、英語で説明できなかった。

B :それで彼は英語を勉強した。

C : 3 か月後、再び道を聞かれた際は、英語で説明することが出来た。

この流れを英語に訳せれば、条件はクリアできます。
加えてイージーミスを防ぎましょう。ミス 1 つまでなら減点されません。せっかく綴りミス 1 つで文章をまとめられたのに、安易な時制のミスのせいで 1 点減点になってしまうのは痛いです。

問 8  長文問題

公立高校の入試問題には長文がたくさん出ます。つまりこの量の英文を読み、解答していく力をつけなければなりません。

まずは落ち着いて英文を読みましょう。何が話のテーマで、誰が登場人物か等は、冒頭の日本語での説明文や、文末の注釈の単語、更には (5) の問題などを利用して掴むことが可能です。

0 の状態から解答を見つけなければならないわけではありません。解答につながるヒントは確実に文中に隠されています。それをしっかりと捉えることが出来るように、残りの期間、英文読解に励んでいきましょう。
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中学三年 総合第一回 『学習の診断分析』(数学編)

総合第一回診断テスト分析(数学)

今回の診断は全体としては標準的な難易度だった。特に問3の規則性、問5の二次関数は標準的な問題。問1の右側で苦戦したかもしれない。

出来ないことはないが、表すのがややこしい文字式の問題と、見たことのある問題だがよく見るといつもと少し違う問題があり、引っかかったかもしれない。問2の図形は(2)(5)が分かりにくい問題だが、残りは基本と標準レベル。

図を見て相似なのか、三平方の定理なのか気付くことと、考えたことを元に計算していく事が必要になる。また立体の公式は確実に覚えておこう。

今回図形で苦戦した人は復習しておくこと。最近学習した単元はともかく、少し前に学習した平行線と比あたりを忘れてしまっているかもしれない。

三平方の定理や円周角など最近学習した単元も入試では良く出題される。図形は腰を据えて復習しておこう。

次回は最後の診断。志望校も決まる頃になる。私立の合否が分かり、少しホッとしてるかもしれないが、気を引き締めて行こう。

計算は確実にできるようになること。図形も練習次第でまだまだ伸びる。どれだけ量をこなせるか、真剣に向き合えるかが勝負。必死にがんばってゆこう。

問1は計算問題。19点ある。正負の数、文字式、1次方程式、平方根、2次方程式、2次関数などが問われた。

(1)から(6)までは基本的な計算。ここでミスしないように、徹底的に練習しておこう。

(4)はx2乗−x+1を一かたまりと考えると因数分解が出来る。

(7)は少しややこしい文字式の問題。距離で表すか、時間で表すか。解答例では時間で表していたが、距離の方が考えやすい。その場合15分では2000mまでいかなかったので、2000より小さいとする。

(8)はよくあるタイプの問題だが、「立方」となっていることに注意。

(10)は2次関数の変域の問題。xの変域が0を含んでるのでbは確実に0になる。変化の割合の問題と合わせて出来るようにしておこう。

問2は図形の問題。

(1)は平行線を用いての角度の問題。確実に点が取れる問題。

(2)は円周角から弧の長さを求める。中心角がすぐに出るので、おうぎ形の公式を考えるとよい。

(3)は相似の利用。相似な2つの三角形を比較して、比の計算から長さを求める。BCの長さが出るが、求めるのはDCの長さなので注意。

(4)は立体の体積を比べる。円すいの体積=円柱の体積として考える。文字で置いて式を立ててゆく。

(5)は三平方の定理の利用。三角形ABCも三角形DECも90°60°30°の三角形なので面積が計算できる。三角形ABDは正三角形なので真ん中で区切ると面積が出てくる。あとは引いてゆけばよい。

問3は規則性の問題。

白色と黒色が並んでいる。(1)は白色と黒色をバラバラにして書いてみるとよい。

2枚ずつ増えているので7回目は13枚。(2)は白色と黒色を合わせ枚数は回数の2乗になっている。196枚あるということは14回目ということ。

問4は確率の問題。

2つのさいころを使って2ケタの整数をつくる。全体は36通り。(1)は3の倍数になるものを数え上げてゆく。12通りになる。(2)は40以上になる方を考えた方が楽に出る。その際に小さい目が十の位になることを忘れない。

問5は2次関数の問題。

座標を代入しつつ求める。(1)はx座標がマイナスになるだけ。(3)は正方形なのでPQ=PRになればよい。

問6は連立方程式の文章題。

自転車通学者x人、電車通学者y人は書いてあるが、10%の人が変更したことをどう表すかがポイントになる。

10%の人が変更したので残ったのが90%の人、10%が新たに移った人なので今年度の自転車通学者は0.9x+0.1y=168となる。
出した解が問題に合っているかの確認は忘れないこと。

問7は図形の証明。

円周角を用いて相似を示す。一つの角は仮定からすぐ示せるが、もう一つの角が大変。同じ弧に対する円周角が等しいことを利用しつつ、三角形の内角と外角の関係までもってゆく。
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