理数館

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学習指導 ブログ

中学三年 第五回学習の診断分析(英語編)

2014年度第5回 学習の診断 分析

冬休み明けの診断テストはどうだったでしょうか。文法項目をほぼ全て含んだ試験範囲でしたので、これが入試の準備だと考えることが出来ます。忘れていた文法はあったでしょうか。もしそうならその部分の強化が必要です。1から全て復習するのは難しいです。

自分の弱点を明確にして、それを克服するような学習をしていきましょう。今回の分析でも色々な解き方に焦点を当ててみました。

理解も大事ですが、“解き方”に注意しましょう。この選択肢は絶対にありえないとか、この語順は絶対におかしいとか、そこに気づくだけでも正答に近づくことが出来ます。

英語は迷えば迷うほど、単純なミスをしてしまうことがあります。頭では分かっていても、be動詞と一般動詞が並列している文章を書いてしまった


1.リスニング問題

リスニングは慣れが大事です。色々な英文を耳から入れていきましょう。発音が分かっていても、いざ耳で聞くと違う音に聞こえたり、自分のイメージとは違う響きで聞こえたりすることがあります。

また、聞き取るべき部分がどこなのか、そこに集中して聞いてください。一単語ずつ聞き取ろうとすると、必ずどこかで置いて行かれます。耳慣れない言葉は無視するぐらいの勢いで臨んでも良いかもしれません。

英文が2回流れるのであれば、チャンスは2回あるという気持ちで、余裕を持って解きましょう。

2.共通問題

今回もおなじみの問題が出ました。正誤に関係なく正しい考え方で取り組めているでしょうか。なぜその答えを選んだのか、自分で説明できると良いかもしれません。適当に解いてしまうのではなく、正しいアプローチで正解を見つける努力をしてください。

3.選択問題

(1)は文中にwasがある時点で、進行形か受動態のどちらかになります。写真がいつ撮られたのかを聞いていますので、受動態になります。

(2)はA、B両方のセリフから、“コウジ”が話の中心にあることが分かります。アかイに絞れます。間接疑問文がどんな語順だったのか復習しておきましょう。

(3)は現在完了形です。forとsinceの選択には常に注意です。

(4)のタイプの疑問文は注意が必要です。誰が誰に申し出ているのかに注目します。今回は、Aさんの依頼に対してBさんが答えています。“あなたのために、私は何ができますか。”文の主語は“私”ですので、イが正解になります。エだと、“私のために、あなたは何ができますか。”になってしまいます。

(5)は、昨日の野球の試合がどうだったかが尋ねられています。アは現在形なので間違いです。イは質問に合わない解答です。エは天気のことしか答えていないので、不十分な解答です。

(6)は、欲しいTシャツが大きすぎることを読み取りましょう。小さいサイズがあるかどうかを尋ねているイが正解になります。

4.書き換え問題

(3)と(4)の後置修飾の文は、分詞と関係代名詞が混ざらないように気を付けましょう。分詞に比べて関係代名詞は、ある程度整った文章を書く必要があります。who、which、thatの選択も大切ですが、その後にどういう言葉が続くかに注意してください。

後置修飾は最後に習う文法であり、且つ理解が難しいものです。もちろん高校でも重要な部分を占める文法ですので、今のうちにしっかり理解しておく必要があります。

5. 並び替え問題

並び替え問題で自分の文法力を測ってください。文章のメインとなる主語と動詞を見つけることからスタートです。選択肢からある程度の文章が予想出来るように、何度も問題を解いて練習しましょう。

(1)はWhat sportsの並びが作れるかどうかが全てです。whatやwhichなど、名詞とセットで使う疑問詞を覚えておきましょう。

(2)はit toの文章です。it for toで聞かれることもあります。

(3)は現在完了形に加えて、finish+動名詞の理解も問われています。落ち着いて解きましょう。

(4)は、まず自分たちの市に新しい図書館があることを表現します。そしてそれが2年前に建てられたことを、過去分詞系を用いて表現します。後置修飾ですね。

(5)はtell人toの文です。ask人to やwant人toの文も書けるようにしておきましょう。加えて、こういう語順の文章も勉強したということを覚えておいてください。どれだけ様々な文章の型を知っているかが、並び替え問題攻略のカギになります。

(6)は、取りあえず、ロンドンが何なのかを表現します。“London is the city.”これが一番必要な文章ですね。あとは、説明を加えたいのが、Londonなのか、the cityなのか考えて、残りの語を後置修飾の形でつなげます。

6. 文章並び替え問題

選択肢の簡単な訳です。

ア.朝食前に中央公園で犬と歩いています。
イ.そう思います。犬も歩くのが好きで、楽しそうです。
ウ.はい。歩いているとき気持ち良いです。
エ.朝は何していますか。
オ.犬も気持ち良いと思いますよ。
カ.毎朝歩くのは良いことです。

ちょうどアイウとエオカでセリフが分かれます。これらが交互に並ぶような会話を考えましょう。

7. 英作問題

自分の意見を書く問題でした。
英作問題の一番の目標は、英文を書くことです。例えば“部活の先輩に感謝を伝えたい。でも英単語が難しくて文章が書けそうにない。”ならば、そのテーマを捨てる覚悟も大事です。ありきたりな文章に思えても、採点基準をクリアしていれば相応に点数が付きます。シンプルな文章を確実に書くことを心がけましょう。

8. 長文問題

少し長めの文章でしたが、単語の意味もたくさん書いてくれていたのでそれらを参考にすれば、文章の意味は取りやすかったと思います。基本的に一つのテーマで話は展開していきますので、誠とトムが何について話しているのかを考えてください。今回は、規則正しい生活について話していました。

前回も、長文問題への取り組み方について触れましたが、今回も少し似たようなことを書きます。

まず、文章の量に呑み込まれないようにしましょう。全体の文量などを見すぎてしまうと、それに圧倒されてしまい、文章を読む気が失せてしまいます。“誰と誰が、何について話をしているのか。”これは文章の前書きの部分や、注記されている単語の意味、さらには(2)のような日本語で解く問題などを参考にすれば、ある程度見えてきます。

何について書いてあるのか、まったく白紙の状態で文章を読み始めるのではなく、準備をしてから読むことを心がけましょう。残された時間が少なくても、これは大事です。焦れば焦るほど、読んでも内容は頭に入ってきません。結局何度も文章を読み返してしまうなら、
余計時間のロスになってしまいます。

自分なりの長文問題の解き方を作っていきましょう。それが出来ると、本番でも落ち着いて解いていくことが出来ます。また、様々な長文問題に挑戦して、文章を読む力を付けていきましょう。

り、不定詞toの後に原型ではない動詞が書かれていたり等々、実際こういうミスで点を落としてしまっていることがあるのではないでしょうか。問題をたくさん解いて、自然な表現を自然に書けるように努力していきましょう。

理数館 教務課
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中学三年 第五回学習の診断分析(数学編)

第三回診断テスト分析(数学)
 
 今回の診断は全体としては前回より難しくなっていた。問2や問6で見たことのない問題も出て苦戦したのではないだろうか。また文章題もやり方は分かるのに上手く辺を置くことができなかった人もいるだろう。

とはいえ問3、問4は標準的だし、問5の規則性は難しくはなかった。証明も一つは出来ておきたい。

次回は円周角の定理までが範囲になる。円は角度、辺の長さ、相似の証明といろいろなところで顔を出す。しっかり練習していこう。
 
診断も残り二回。本番に向けての大事な練習の機会になる。計算問題で落とさないこと、図形や関数は様々な問題の考え方に慣れること。一回一回を大切にして、入試本番に備えよう。


問1

計算問題。連立方程式、因数分解、平方根などが問われた。2乗を作る因数分解で、分数が出てきたりXの2乗に係数があるものは復習をしておこう。

問2

やや複雑な計算問題。(2)の方程式を作る問題は戸惑ったかもしれない。X=0なのでXの係数はなんでもよい。(3)の平方根の大小は分母をそろえて考えてみよう。

問3

図形の問題。立体の体積、相似の利用、角の二等分線を使った計算が問われた。(2)の相似な三角形を見つけて辺の長さを計算する問題は今後も問われる。一度二つの図形を形をそろえて書いてみるとどこが対応しているのか考えやすい。角の二等分線の性質は高校でも使うので覚えておこう。

問4

三平方の定理の問題。二つの三角形が組み合わされている。一つ一つの三角形に三平方の定理が使えるので、丁寧に計算していけばよい。

問5

規則性の問題。長さが6ずつ増えることから「6n+〜」になる。あとは〜の部分を計算すればよい。

問6

二次関数の問題。点が動くパターン。状況が三つに分かれている。一つ一つの式が求められるか。1番目が二次関数、2番目、3番目が一次関数になる。そうなると(3)の答えはウしかありえない。

問7

二次方程式の文章題。長方形を組み立てて直方体にするパターン。底面の辺二つをどう表すかがポイントになる。連立方程式以上に二次方程式は解の確かめをきちんとしておこう。

問8

図形の証明。平行四辺形であることを示す。中点連結定理からの平行四辺形はよくあるパターン。練習して慣れておこう。

問9

図形の証明。相似であることを示す。三角形の相似を示してから、それを用いてさらに相似を示す。最初の「DC:EC=AC:BC」の段階で相似ではないかと考えれるようにしよう。
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