理数館

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学習指導 ブログ

中学三年 総合第一回 『学習の診断分析』(英語編)

2018年度 総合第1回学習の診断 分析

【総合第1回の診断でした】

私立高校の合否もわかり、本格的に受験の時期がやってきました。どんどん復習を行っていきましょう。

どれだけやったかがそのまま結果に反映されます。なんとなくわかる・なんとなくわからないが一番危険です。まだ時間はあります。苦手に感じている分野があれば、そこを克服していきましょう。

類題をたくさん解くことは助けになります。適当に解いて出た30点より、納得のいく形で解いて出た20点の方が価値があります。そこから5点、10点と上乗せできるように残りの時間で勉強に励みましょう。

問1 リスニング問題

イラスト問題であればイラストに説明を加える、選択肢問題であれば選択肢のラフな訳を書いておく等々、リスニングは放送が始まる前にできることがあります。

何度か触れましたが、いざ放送が始まると、意外と聞き取れないものです。普段問題なく訳が取れる文章でも、気持ちが焦るとそれすら難しくなることもあります。落ち着いて問題に臨めるように、リスニング対策をしっかりと行いましょう。

問2 共通問題

去年もそうでしたが、総合第1回から公立高校の入試の形式に近いものが出されます。

(1)~(5)まで、順不同ですが今までの問2と同じ問題が出されています。発音、アクセント、最も強く発音する語等々、焦らず一つ一つ解き方を思い出しながら解いていけば大丈夫です。

問3 選択問題

(1) tomorrowがあるので未来形です。ウが正解です。

(2) 意外とよく出る形式です。cameの言い換えを考えます。一般動詞の過去形なのでエが正解です。疑問文にbe動詞が使われていなければ、回答文にbe動詞は出てきません。

(3) 助動詞+受動態の文章です。byから受動態に気づきましょう。

(4) butは大事な接続詞です。butに続けて、“バスケが上手らしいよ。”と言っています。つまりAさんはBさんの質問に直接答えることが出来ていません。否定語を含むアが正解です。

(5) 相手の申し出を“No, thank you.”で答えています。つまり、これ以上お茶はいらない意思を伝える必要があります。

(6) またbutが出てきました。今回はbutの後に“その名前を覚えていない。”と言っています。アとウで迷いますが、アは分詞の形が不適切です。過去分詞なら正解です。

問4 書き換え問題

(1) 元の文のhowは残す必要があります。消えてしまうと“箱をいつ開けるのか”“箱をどこで開けるのか”などの可能性も出てきてしまいます。how to openで“箱の開け方”を表現します。

(2) “本を読んでから寝る。”を“本を読んだ後に寝る。”に書き換えます。前置詞+動名詞も忘れずに。

(3) この書き換えよく出ます。nothing=not + anythingです。

(4) 比較は書き換えでよく問われます。類題で練習しておきましょう。

問5 並び替え問題

今回は選択肢を見て、すぐに頭に浮かびたい表現をまとめました。(4)と(5)はそれがそのまま解答になります。これも類題をたくさん解いて語順に慣れていきましょう。

(1) the fastest animal

(2) between hospital and

(3) eat too much

(4) Do you know where Ken lives?

(5) was happy to hear the news

(6) ここだけ説明します。選択肢から後置修飾の文章を疑いましょう。I made the saladまでは一息で。あとは残りの選択肢でサラダを説明します。

問6 会話文並び替え

いつも通り、選択肢のラフな意味を取ります。

ア 丁度観たかった。いつ行く?

イ 待ちきれないよ!

ウ 今日放課後暇?

エ じゃあ、明日見よう。

オ インクレディブル・ファミリーは面白いって。それ観る?

カ 今日はピアノレッスン。明日は?
これを自然な流れで並べます。

問7 英作問題

英作では、テーマに関係なく使える文章をいくつか持っておくのも効果的です。You’ll have a good time. (楽しめますよ。) とか、You can enjoy+動名詞.

(○○することを楽しめます。) 等の表現は文の締めとして使えます。
地元の紹介文は英作で問われることが多いです。今まで似た内容で書いたことがあったでしょうか。書いたことがあればそれをストックしていきましょう。例えば“私は○○に行きました。そこで○○をしました。

とても楽しかったです。”という文章は“あなたは○○に行くことが出来ます。そこで○○が出来ます。とても楽しめますよ。”という文章に容易に書き換えることが出来ます。

0から文章を考えていくのではなく、50~60%既に出来上がっているものに+αしていく形で書いていくと、時間の短縮にもなります。

問8 長文問題

珍しく登場人物が3人で、且つ3人それぞれ立場が違う文章でした。メインテーマはフィンランドで朋が体験してきたことです。

先に文章をすべて読むか、先に問題に目を通すかは解く人次第です。もし“読みつつ問題解きつつ”の解き方で上手くいっているのであればそれでも大丈夫です。

いずれにしても、自分の解き方を持っておくのは大切です。本番は長文がたくさん出ます。自分の解き方で自信をもって解けるように準備しておきましょう。
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中学三年 総合第一回 『学習の診断分析』(数学編)

総合第一回診断テスト分析(数学)

【今回の診断は】

全体としては標準的な難易度だった。特に問3の資料の問題は絶対取れて欲しい問題。問5の2次関数も(2)までは考えやすく標準的な問題。問1の右側で苦戦したかもしれない。出来ないことはないが、表すのがややこしい文字式の問題と、見たことのある問題だがよく見るといつもと少し違う問題があり、引っかかったかもしれない。落ち着いて考えよう。

問2の図形は(2)が計算しにくい問題だが、残りは基本と標準レベル。図を見て比を使うか、三平方の定理なのか気付くことと、考えたことを元に計算していく事が必要になる。また立体の公式は確実に覚えておこう。

今回図形で苦戦した人は復習しておくこと。最近学習した単元はともかく、少し前に学習した平行線と比あたりを忘れてしまっているかもしれない。三平方の定理や円周角など最近学習した単元も入試では良く出題される。中一の内容(おうぎ形や立体の体積・表面積)も関連して問われる。図形は腰を据えて復習しておこう。

【次回は最後の診断】

志望校も決まる頃になる。私立の合否が分かり、少しホッとしてるかもしれないが、気を引き締めて行こう。計算は確実にできるようになること。図形も練習次第でまだまだ伸びる。どれだけ量をこなせるか、真剣に向き合えるかが勝負。必死にがんばってゆこう。

問1は計算問題。

19点ある。正負の数、1次方程式、因数分解、平方根、2次方程式、文字式などが問われた。

(1)から(5)までは基本的な計算。ここでミスしないように、徹底的に練習しておこう。

(4)はx-2を一つのかたまりと考えると因数分解しやすい。

(6)は少しややこしい平方根と絶対値の問題。絶対値が3より小さいので-3と3の間にある。さらに√の値が2と3の間にあることを考える。(7)はよくある等式だが、xとy両方使うことに注意。

(8)も商と余りを使った等式と考えるとよいが、余りは0として考える。(10)は代入の問題。変形すれば楽になるが、素直に代入してもよい。というか代入しても普通に出来る計算力を持っていてほしい。

問2は図形の問題。

(1)はねじれの問題。

延長して交わるものも省いておくこと。(2)は円周角の問題。円の外に角が飛び出ているタイプ。内角と外角の関係を用いてxの方程式を作って解いてゆく。

(3)は平行線と比の問題。補助線を引いて、平行四辺形と三角形に分ける。三角形の部分を比を使って計算する。最後に平行四辺形の部分と足すことを忘れない。(

4)は立体の体積を比べる。相似比から体積比を求めると簡単だが、球の体積を比べてもよい。(5)は三平方の定理の利用。正六角形は正三角形6個から出来ていることを知っていると解ける。正三角形は真ん中で区切ると面積が出てくる。あとは6倍すればよい。

問3は資料の問題。

(1)は小さい順にデータを並べて真ん中の数を取る。偶数個なので、10番目と11番目の数の平均。(2)はデータを真面目に数えて度数分布表に表す。

問4は確率の問題。

ルール説明が長い。きちんと読んでルールを理解すること。(1)はAさんが一番小さい数を、Bさんが一番大きい数を取り出せばよい。24になる。(2)Aさんが取り出した球とBさんが取り出した球で樹形図を作ると20通りになる。あとは地道に計算する。

問5は2次関数の問題。

(1)はx座標を式に代入して求める。(2)はACが4なので横の長さが3であることが分かればかけて÷2をするだけ。間違ってtの値1をそのまま使わないように。

(3)tを求める問題。まず②の直線の式を求め、そこから点Bの座標を求める。三角形OBPも三角形ACPも面積をtで表せるので、条件に合わせて式を立てて解いてゆく。Tの範囲に気をつけるし、書いておくこと。

問6は連立方程式の文章題。

出したお金の合計は7500円で一つの式、残ったお金の関係でもう一つの式が立てられる。出した解が問題に合っているかの確認は忘れないこと。

問7は図形の証明。直角三角形の合同と二等辺三角形を用いて長さが等しいことを示す。まず補助線を引いてみないと、どこが合同かすら分からない。逆に補助線が引けると合同までは何とか示せる。さらに残った三角形が直角二等辺三角形になるので、長さが等しいことが示せる。
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