理数館

香川県丸亀市・坂出市・綾歌郡・仲多度郡エリアを中心にした総合個人学習塾。
グループ指導・少人数指導・完全個別指導・家庭教師などに対応。理数系・文科系専門の塾講師が指導。

学習指導 ブログ

中学三年 総合第一回 学習の診断分析(数学編)

総合第一回診断テスト分析(数学)

今回の診断は全体としては前回より簡単になっていた。特に問3の規則性、問4の確率、問5の二次関数は標準的な問題。案外問1の右側で苦戦したかもしれない。

見たことがないであろう問題が二問あり、その段階で焦ってしまったかもしれない。問2の図形は難しい問題はなかった。

図を見て何をしたらよいか気付くことと、考えたことを元に計算していく事が必要になる。今回図形で苦戦した人は復習しておくこと。最近学習した単元はともかく、少し前に学習した平行線と比あたりを忘れてしまっているかもしれない。

三平方の定理や円周角など最近学習した単元も入試では良く出題される。図形は腰を据えて復習しておこう。


問1は計算問題。

19点ある。正負の数、文字式、1次方程式、等式の変形、二次方程式などが問われた。

(1)から(5)までは基本的な計算。ここでミスしないように、徹底的に練習しておこう。

(6)は新しいタイプの問題。adは正で、abcdが負なので、よってbcは負になる。abcは正なので、aは負。a+bは正なので、bが正になる。一つ一つ条件を考えながら解いてゆく。

(9)のような問題は方程式ですぐに表せるようにしたい。差が4で積が96なのでn(n+4)=96となる。

問2は図形の問題。

(1)は回転体の体積。円柱から円すいを切り取った形になる。

(2)は折り返したときの角について。折り返した部分や錯角によって角度が同じ箇所が幾つかある。

(3)は三平方の定理。三角形AEDは辺の長さはすぐに分かる。三角形ABEが直角二等辺三角形と分かれば、面積に必要な長さは得られる。

(4)は中点連結定理に気付けばすぐに解ける。CGが6cmなので、HFは3cm。

(5)は平行四辺形と角の二等分線の利用。錯角を考えると三角形ABEも三角形DFCも二等辺三角形になる。よってFEは2cm。面積比は相似比の二乗であることを忘れない。

問3は規則性の問題。

1から4が繰り返し並んでいる。(1)は20枚目なら20÷4で割り切れるので、ちょうど4になる。(2)は1から4までのかたまりが幾つあるかと余りから計算する。

問4は確率の問題。

2つのさいころ。(1)2回投げてゴールに止まるので、2回の和が9ならばよい。(2)Gに止まるには、2回の和が7か11になればよい。

問5は二次関数の問題。

座標や直線の式を代入しつつ求める。(2)「2点間の長さは引き算」を覚えておこう。(3)は座標を文字で置いて長さを考えてゆく。AB=BCになればよい。

問6は連立方程式の文章題。

男子X人、女子Y人、全校生徒X+Y人。男子の運動部が80%なので、男子の文化部は残りの20%になる。

問7は図形の証明。円周角を用いて相似を示す。一つの角は同じ弧に対する円周角ですぐ示せるが、もう一つの角は中点連立定理から平行を示し、錯角を用いる。


次回は最後の診断。志望校も決まる頃になる。ここからの二週間あまりでどれだけ量をこなせるか、自分の学習と向き合えるかが勝負。今からでも計算は安定させることができるし、図形のやり方も覚えることができる。必死にがんばってゆこう。
- | comments (0) | trackbacks (0)

中学三年 総合第一回 学習の診断分析(英語編)

総合第 1 回 学習の診断分析


総合第 1 回の診断でした!さあ、私立高校の試験も終わり、そろそろ結果も返ってきます。さらに自己推薦や公立高校の試験も近づいてきています。残された時間を有効に使い、悔いの無い結果が残せるように頑張ってください。

ただ、がむしゃらに解くのは危険です。自分の得意分野の強化と、苦手分野の改善に上手く時間を振り分けて、効率よく得点を伸ばしていきましょう。

また焦りも禁物です。入試本番まではまだ時間があります。解けない問題が多いとしても、一問一問クリアできるように学習していきましょう。

問 1  リスニング問題

イラストに必要な情報を書き込むことや選択肢の簡単な意味を取ることなど、前回触れた点を実践してみたでしょうか。

入試本番では、リスニングの配点が 20 %ほど占めています。解き慣れれば重要な得点源に出来ますので、本番に向けて引き続き“耳”の訓練をしておきましょう。

問 2  共通問題

今回もすべてオーソドックスな問題が出ました。 (2) や (3) のような問題は、毎年入試に類題が出てきます。確実に得点につなげましょう。

問 3  選択問題

(1) 選択肢から、関係代名詞の問題であることがわかります。“ the boy ”が先行詞ですので、迷うことなく who を選んでください。

(2) 幾度となく触れてきましたが、 want 要注意です。 want to か want 人 to かの見分けは、主語の人物自身が望んでいるのか、別の人に望んでいるのかの違いです。

今回は“スミス氏に”歌ってもらうことを望んでいるので、イが正解になります。アとウは“自分が”歌うことを望み、エは“あなたに”歌ってもらうことを望む文になります。


(3) 関係代名詞の目的格が省略された形を答える問題でした。関係代名詞を使った文と、分詞を用いた文の違いを書き分けられるようにしておきましょう。

(4) 一見するとイも正解になりそうですが、セリフをしっかりと読みましょう。 B は“彼のものの大ファンだ。”と答えています。この場合、“彼のもの”とは“彼の作品”にあたります。よって正解はウになります。

(5) 間接疑問文であることと、受動態にも気付く必要もあります。一つの解答に 2つ , 3 つの文法が絡んでくることもありますので、早とちりせずに落ち着いて答えを見つけていきます。

(6) アとイに正解の可能性があります。最後の A のセリフに注目です。“ Sure. もちろん。”と答えていますので、イが正解であると分かります。

問 4  書き換え問題

(1) without を用いた文です。 without の後には動名詞が続きます。忘れないように。

(2) これも良く出るパターンです。 visit や first のように、同じような意味の文を作る時に、絶対必要になる語を元の文から見つけ出してください。

(3) 久しぶりに出た問題です。 food を something to eat に書き換えます。 something to food< にしないように。

(4) 元の文は、比較級を用いて最上級を表しています。このパターンは高校に入ってからかなり使うようになりますので、今のうちにおさえておきましょう。


問 5  並び替え問題

(1) 受け身の疑問文です。もしわからなくなったら、取り敢えず肯定文の並びを考えます。最後に be 動詞を疑問詞の後ろに移動させれば文が出来上がります。

(2) too 〜 to …を用いた文です。加えて to +動詞の原形も確実におさえておきましょう。

(3) be interested in の文です。 in の後には動名詞が来ます。前置詞+動名詞は、よく出てくる反面、忘れがちな表現です。覚えておくとかなり便利ですので、しっかり覚えましょう。

(4) have a good time を少し言い換えて、 have a wonderful time を作ります。選択肢が多くなると、色々な表現が作れますが、何が主語に続くのかをよく考えて正しい語順で並べていきます。

(5) 主語が this book 、つまり“本”であることがポイントです。“この本があなたに勉強の仕方を教えるでしょう。”という意味合いの文を作っていきます。

(6) help を用いた表現は、実は 1 年生のころからよく出てきていました。間違いやすい語順ですので注意が必要です。 help +人+ with で作ります。今回の問題であれば、 help his grandfather withhis work< になります。


問 6  文章並び替え

定石どおり、選択肢のラフな意味を取ります。

ア いいね。君は良い先生になれるよ。
イ ありがとう。他にすべきことある?
ウ 将来何になりたい?
エ わかった。やってみる。
オ 世界中の美術館訪ねてみたらどう?
カ 美術の先生になりたい。 3 年間美術学校の生徒です。
これらを自然な形の対話になるように並び替えましょう。


問 7  英作問題

イラスト系の英作です。 3 文以上 25 語以上で書きます。今回は代名詞の使用が条件でした。

A : Yuji は Anna に gift を買うために gift shop に行った。
B :彼はそこで yunomi を見つけ、それを買った。
C : Yuji は Anna にそれをあげた。 Anna はとても喜んだ。

この流れを英語に訳せれば、条件はクリアできます。


問 8  長文問題

なぜかボブ・マーリーがテーマでした。加えてポデモスという耳慣れない政党名も出てきましたので、戸惑ったかもしれません。

ただ、英語は世界基準の言語ですので、様々なテーマが扱われることを予想しておきましょう。

もちろん、馴染みのないテーマで読者を置いてきぼりにする問題は 100 %出ません。どこかにその説明が書いてくれています。落ち着いてそれを読み、“こんなこと知らないし”と簡単に投げ出すことがないように。

前回少し触れましたが、入試本番に向けて長文問題に慣れる必要があります。すべての問題が解けないにしても、記号問題等、取れそうな問題には時間と集中力を使って 1 点でも多く取れるようにチャレンジしていきましょう。



- | comments (0) | trackbacks (0)