理数館

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中学三年 第五回学習の診断分析 (数学編)

第五回診断テスト分析(数学)

 学習の診断も残り2回。入試本番まで2カ月を切った。本番に向けての大事な練習の機会になる。一回一回を大切にして、入試本番に備えよう。

計算が苦手なら毎日計算だけでも練習するようにしよう。また各問題のうち点が取れる問題は必ずある。見ただけであきらめずに粘り強く解いていこう。


問1は計算問題。文字式、連立方程式、因数分解、平方根などが問われた。(3)はA=B=CをA=C、B=Cとして考える。

どの計算も難しくはない。県立の入試まであと二カ月しかない状況でこのレベルの計算が出来ないのは危ない。計算の練習を繰り返して確実に出来るようにしておこう。

問2は少し複雑な計算問題。文字式、平方根、連立方程式、素因数分解の利用など。(4)は素因数分解をどう表すか。何をしたらいいのかができれば、計算は難しくない。

余り見たことのない形でもあきらめないで何かできないか考えてみる。(5)は因数分解を利用しつつ平方根を代入すると解きやすい。まず代入してもいいが、その場合は二乗の計算ミスや符号のミスに気をつける。

問3は図形の問題。円周角、平行線と比、回転移動、二つの正三角形、相似の利用などが問われた。(3)は120°回転させたので、結局中心角120°のおうぎ形を考える。

(5)では線文CFと線分AFが同じ長さなのが分かれば、よく見かける相似の比の問題になる。

問4は規則性の問題。白も黒も何かの二乗になっている。簡単に表を考えてみると分かる。(3)は合計なので白と黒の両方のn番目を足すこと。

問5は2次関数の問題。放物線二つと直線のグラフが書かれている。(1)は代入するだけ。絶対出来てほしい。(2)はtの具体的な値が分かっているので、代入して点P、Qの座標を求める。

点Qのy座標がマイナスなので、引く時の計算ミスに注意。(3)は文字のまま代入していく。PR=RQに気付けると考えやすい。

問6は2次方程式の文章題。整数を求める問題。5ずつ増えるのでx、x+5、x+10とおいて式を作る。式自体は条件を素直に使えば出来る。

解を出したら問題に合うかの確認も忘れずに。

問7は図形の証明。三角形の合同を示す。条件が二つ問題文に書いてあるので、あと一つを見つければよい。円なので円周角が等しい。あとは合同条件を示せばよい。円が関係する証明は入試本番でも問われやすいので、慣れておこう。

問8は図形の証明。二等辺三角形であることの証明。三角形の相似を示して、対頂角が等しいことを用いればよい。二等辺三角形を示すために「二つの角が等しいから」という一言を忘れないようにしよう。

今回の診断は素直な問題が多かった。問2、問3は1問か2問考えにくい問題があるだけで比較的に得点しやすかった。

問4で問われた二乗の規則性も難しくはない。問5の二次関数も(2)までは代入するだけ、問6の二次方程式の文章題も式は立てやすかった。

 次回は三平方の定理までが範囲になる。平面、立体を問わず入試本番でも出題されやすい単元。ここをスムーズに出来てほしい。
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中学三年 第五回学習の診断分析(英語編)

2016年度第5回 学習の診断分析

5回目の診断でした。私立高校の試験がすぐそこまで近づいています。前回、“時間配分”に触れましたが、これは自分がどの問題をどう解いていくのかを見極めることと大きく関係があります。

毎回同じ仕方で問題を解いて点数が伸びないのであれば、解き方を変えることも一つの方法です。例えば毎回時間が足りなくて長文問題の解答時間が無いかもしれません。ただ、長文問題を解いてみると意外と点数が取れるかもしれません。

では、なぜ毎回時間が足りないのでしょうか。問4、問5又は問7の英作で時間をロスしているかもしれません。ではその問題の正答率はどうですか。点数が取れているのであれば、解答時間を短縮する努力を払いましょう。

もし、正答率が芳しくないのであれば、その問題を後にして長文問題を先に解くことができます。このように自分なりの解答法を見つけましょう。これが見つかると、人一倍自信を持つことが出来、試験に落ち着いて臨めます。

本番に向けて気をつけたいのが、なんとなく“ヤバい”“マズい”と感じてしまうことです。確かに点数が下がると不安は増えていきますが、気持ちに負けてしまわないようにしましょう。何でミスをしたのか、うっかりなのか、完全に忘れていたのか、少し時間をかければ思い出せるのか、現時点でまったく理解できていないのか等々、自分のミスに真摯に向き合い、いたずらに不安を増幅させることは避けましょう。

問1 リスニング問題

リスニング問題に慣れてきたでしょうか。入試本番でもリスニング問題がかなりの配点を占めています。ここで安定した点数が取れれば、全体の点数の底上げにもつながりますので、あきらめずに“聞く力”を磨いていきましょう。

イラストに必要な情報を書き込むことや選択肢の簡単な意味を取ることなど、今までここで伝えてきたことを試験本番で自然に出来るように、残りの診断テストで実施してみてください。

問2 共通問題

今回はすべてオーソドックスな問題が出ました。(5)のような問題は、片方しか答えが分からなくても、それを解答用紙に書いておきましょう。1つ書けていれば、1点取ることが出来ます。いかなる問題でも、可能な限り解答欄を埋めることを意識してください。自信がなくても、それが正解であれば、当然点数になります。

問3 選択問題
(1) 受動態を答える問題です。問題から答えがイメージできるようになりましょう。もちろん、文法に注目すれば答えにたどり着くことが出来ますが、解答時間短縮のために問題のパターンを掴むことも重要です。

(2) for five yearsにつられて、現在完了形を選ばないようにしましょう。これは少し難しい問題でした。現在完了形は、whenと一緒に使えないことをおさえておきましょう。

(3) 過去分詞の後置修飾を用いた表現を選ぶ問題でした。

(4) セリフをよく読みます。Aのセリフだけ見ると、アが答えとしてすぐに浮かびそうですが、Bは“兄が私にくれた。彼にどこで買ったか聞きます。”と答えています。つまりBはどこで買ったか知らないということです。この手の問題はよく出ます。早とちりしないように。

(5) 机の上に置いたはずの本を探しているBに対して、“机に上に物が多すぎだ。”とAが言っています。そんなBに机の上を片付けることを提案しています。

(6) これもセリフをよく読みます。Bが最後に“それの世話をしないとね。”言っています。つまりAが自身の誕生日で、家族から何かをもらったことが分かります。何かをもらったことを示す選択肢は、イ、ウ、エですが、その中で世話が必要なのはエの子犬ですね。

問4 書き換え問題

書き換え問題では、動詞と名詞に注目しましょう。加えて基本的な英文の構成も常に意識しておく必要があります。

(1) まずは不定詞→動名詞の書き換えを行います。また、下の文にはまだ動詞がありません。動詞がなければ文が成立しませんので、動詞も書く必要があります。動詞としてbe動詞のisを置けば完成です。

(2) better thanを見た時点で、比較級をイメージしましょう。比較は、誰と誰が比較されていて、どちらがより良いのかを読み取ります。今回はアカリがハルコよりも英語が上手であることが分かります。下の文にasが見えますので、as〜asを用いた表現を書きます。“〜と同じほど上手に”という意味のas well asをおさえておきましょう。

(3) be abroadという表現を知っているかどうかが全てです。

(4) “これは図書館です。”という文のスタートから、後置修飾の文である予想を立てます。あとは空欄の数から、関係代名詞か分詞か、どちらを使うのか判断します。

問5 並び替え問題

選択肢から大体の文の全体像をイメージし、ある程度の語の塊をつくれるようになりましょう。

(1) 接続詞のwhenを文の真ん中で使います。文がtimeで終わっていますので、“時間がある時”という塊を後半部分に持ってきます。

(2) take+時間の文です。

(3) 間接疑問文です。語順に注意!!

(4) またまた出ました。want要注意です。今回はwant+人+toの表現です。

(5) “one of 〜”の表現は並び替え問題でよく出てきます。oneの部分が、some、manyなどに変わることもあります。

(6) 過去分詞の後置修飾と、make+人+状態が一緒になった問題でした。主語が何になるのかをよく考えましょう。主語を正しく据えて、それに適切な動詞をつなげると、80%文章は出来上がりです。適当に書いてしまうのではなく、まずこの過程をしっかりこなしていきましょう。

問6 文章並び替え

定石どおり、選択肢のラフな意味を取ります。

ア もちろん。試合はいつ始まる?
イ 予定がない。君は?
ウ いいね。楽しみにしてます。
エ 友達とサッカーの試合見に行く。一緒に行く?
オ 3時。うちの家で2時に集合はどう?
カ ケン、明日暇?
ケンに明日の予定を聞くと、暇だった。なのでサッカーの試合を見に行かないか誘った。ケンは快諾した。集合場所と時間を決めた。という流れです。

問7 英作問題

イラスト系の英作です。3文以上25語以上で書きます。代名詞の使用や“supermarket”という語を用いることが条件として挙げられています。
A:Taroはtofuとmilkを買いに行くよう母親に頼まれた。
B:彼はスーパーに買いに行った。
C:彼はそれらを買ってきた。この流れを英語に訳せれば、条件はクリアできます。

問8 長文問題

長文問題を最後に解く生徒さんが多いと思います。たくさん問題を解いてきて、更に長文を読むのは疲れますね。もしかしたら残り時間がわずかしかないという状況で長文問題を解かなければならない場合もあります。

ただ入試本番には、3パターンの長文問題がでます。“長文を読む”ことを今後意識していきましょう。本当に解答時間が限られているのであれば、記号問題に力を注ぎましょう。特に(1)の問題は、ほとんどの場合、前後を読めば正解にたどり着くことが出来ます。

問2の分析でも少し触れましたが、“解答欄を埋める”ことが非常に大事になります。記号問題であれば適当でも埋めることは可能ですので、時間が無いとしても何か書いて提出することを意識しましょう。
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