理数館

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学習指導 ブログ

中学三年 総合第一回 『学習の診断分析』 (英語編)

2020年度総合第1回 学習の診断分析

【今回の学習の診断】

3年間の全範囲を網羅する内容でした。各問題を解くのに必要な文法は頭の中に浮かんできたでしょうか。忘れているものがあれば復習に時間を使いましょう。

また、入試の過去問にもどんどん取り組み、どんな傾向なのか、自分の得意なところはどこか、どんな時間配分で行くのか、色々作戦を練っていきましょう。“理解する”ことはもちろん大切ですが、“表現を覚えてしまう”というのも点を取るために必要なことです。

問1 リスニング問題

入試ではEタイプの問題が出ます。長めの英文を聞いて、複数の設問に答える問題です。この問題は特にしっかりと選択肢に日本語訳を書いておきましょう。

一旦考え込んでしまうと、放送はどんどん進んでいきます。焦ってしまうと余計にミスが増えてしまいます。準備万端で、2回の放送を効果的に利用して点数を狙いに行ってください。

問2 共通問題

今回から入試を睨んだ問題形式に代わっています。例年通りであれば、入試の問2がこのスタイルになります。とはいえ、各設問はこれまでの診断テストの問2で解いてきたものと何ら変わりはありません。対義語、文の区切れ、発音等々です。引き続きこの系統の問題は定期的に解いて慣れておきましょう。

問3 選択問題

(1) 「北海道に一度も行ったことがない」という文を作ります。Aのセリフにvisitedが使われていますが、Bのセリフではhave never been toで「一度も行ったことがない」を作ります。visitedにtoは必要ありません。

(2) 「○○を持っている」をwithで表現する問題でした。イのbe動詞+havingという表現は存在しません。

(3) Bのセリフから、Aが建物の築年数を聞いていることが分かります。イが正解です。

(4) Bの「父親は音楽を教えているのでそれを上手に弾ける」というセリフからエが正解になります。イだと、Aもギターが弾けることになります。

(5) 比較はそれぞれの関係を考えましょう。Aは「英語は数学よりも面白い」と言っています。つまり英語>数学です。Bが「国語は英語より面白いか?」と聞いているので、Yesなら国語>英語>数学、Noなら英語>国語>数学になります。これに合っているのはアになります。

問4 書き換え問題

(1) 文の真ん中の2単語を聞かれると、疑問詞+toの可能性が高いです。今回はwhere toです。
(2) 過去分詞を使った後置修飾です。Sukiyakiを先行詞にしてmade by又はcooked byを続けます。
(3) couldをwas able toで書き換えます。be動詞の形と時制に注意です。
(4) 元の文の伝えたいことを掴んで、異なる表現で書き換えるタイプは高難度です。「この日曜日何をするの?」を「この日曜日の予定はある?」に書き換えます。anyという語の意味や用法も要復習です。

問5 並び替え問題

(1) The picturesを主語及び先行詞として、関係代名詞を省略した後置修飾で書きます。
(2) 現在完了形の文にfinish+eatingの動名詞も絡んでいます。2つの文法を含む文は要注意です。
(3) Could you tell me the way toは丸覚えです。
(4) The girlを先行詞として、現在分詞の後置修飾で書きます。
(5) 難度高めです。まずThis is the bookを作り、the bookを先行詞に関係代名詞thatで文を続けます。
(6) What kind of 名詞 do you like?は丸覚えです。すぐにWhat do you likeと書かないように。

問6 会話完成
(1) 「ありがとう」への返答は、「You’re welcome.」ですね。
(2) 「先生が家でするように言うもの」は、宿題 homeworkですね。

問7 英作問題

自分にとって一番大切なものとその理由を書く問題でした。ぱっと浮かばなければ書くのが難しいかもしれません。0から文を作っていくのはかなり大変です。

試験開始と同時に英作のテーマをチラッと見るのは一つの方法です。解くのではなく、ただ見るだけです。今回の英作は何を書くのか、書くための題材が自分の中にあるのか等々考えることができます。それで、今回は英作のために時間をどれぐらい割くのが最善なのか考えておきましょう。

問8 長文問題

ランドセルに関する文でした。何がテーマになるのか全く予想できませんね。
入試では2タイプの長文がでます。問8のような会話型の長文と、説明型の長文です。説明型は“ある日ケンが朝早く学校に行くと同級生のジローが…”のようなスタイルで書かれています。

いずれにしても、全体のテーマと流れを掴むことが大事です。ほとんどの場合、自分が知らないことを相手から教えてもらう、逆に相手が知らないことを自分が教えてあげる、今まで経験したことがないことに挑戦する、できなかったことができるようになる等々の流れです。各登場人物がどんな役割を担っているのか掴みながら読んでいきましょう。
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中学三年 総合第一回 『学習の診断分析』 (数学編)

総合第一回診断テスト分析(数学)

【今回の診断は】

やや難しい難易度だった。特に問4の確率と図形の融合問題は解きにくかったかもしれない。診断ではあまり見かけないが入試ではこのタイプの融合問題は見かけるので慣れておこう。問3では度数分布表と代表値の知識が必要になった。難しい事は問われていないが忘れていたり、あいまいだったりすると苦戦したと思う。

一年内容も復習しておくことと、融合問題が出てもあわてないで考えよう。問2の図形は基本と標準レベル。図を見て相似なのか、三平方の定理なのか気付くことと、考えたことを元に計算していく事が必要になる。また立体の公式は確実に覚えておこう。

今回、図形で苦戦した人は復習しておくこと。最近学習した単元はともかく、少し前に学習した平行線と比あたりを忘れてしまっているかもしれない。三平方の定理や円周角など最近学習した単元も入試では良く出題される。図形は腰を据えて復習しておこう。

【次回は最後の診断】

志望校も決まる頃になる。私立の合否が分かり、少しホッとしているかもしれないが、気を引き締めて行こう。計算は確実にできるようになること。図形も練習次第でまだまだ伸びる。どれだけ量をこなせるか、真剣に向き合えるかが勝負。あわてず、でも緊張感も失わずに練習していこう。


問1は計算問題。

正負の数、文字式の展開、1次方程式、因数分解、平方根、2次方程式などが問われた。計算問題でミスしないように、徹底的に練習しておこう。(4)の因数分解はまずaでくくる。(6)二次方程式は=0の形にすることを意識しておこう。

(9)は「自然数」になればよいので√の中が4か1になる。「整数」になる場合は√の中が0のときも成立するので気をつけよう。(10)は商と余りについての問題。「わる数×商+余り」で表す。そのあと二乗して余りを考えよう。

問2は図形の問題。
錯角や二等辺三角形を使っての角度、文字を使って体積を表す、ひし形の面積、相似を利用しての長さ、面積比が問われた。(1)は平行だから錯角は思いつきたい。あとは二等辺三角形の底角が等しい事を使うと三角形EBCの角度が分かってくる。

(2)は中一の内容から。円柱と球の半径をrでおくと考えやすい。円柱の体積は分かっているのでrが求められる。あとは球の体積を求めるだけ。三平方の定理ともよく関連してくるので体積・表面積の求め方はしっかりと復習しておこう。(4)は直角なので角度が同じになるタイプ。○や×でしるしをつけて考えるとやりやすい。○+×=90°になる。

問3は度数分布表を使った問題。

(1)は最頻値なので11人いる階級を見る。「20分以上24人未満」なので最頻値は真ん中の22。(2)は中央値と相対度数。50人いるので中央値は25番目と26番目の間。その階級に10人いるので、相対度数を求める。それぞれの値の求め方は知っておこう。

問4は確率の問題。

袋から玉を1個ずつ取り出して並べる。要はビンゴゲーム。(1)は4,6,7のうちのどれかを取り出せばよい。残っているのが6個あるので、6個中3個で2分の1。(2)は残っている6個から順番に2個取り出す樹形図を書くか、表を書くことをしてみる。

問5は2次関数の問題。

座標を代入しつつ求める。(1)は直線とx軸との交点になるので、y=0を代入する。(2)は点Aの座標が分かっているので、点Pの座標を求めて、直線の式を求める。(3)は点Pと点Qの座標をtで表す。AP=AQということは点Pからx軸と点Qからx軸までの長さが等しくなる。あとは2次方程式を解けばよい。tの範囲に合っているかどうかの確認も忘れずに。

問6は連立方程式の文章題。

平均点をどう表すかを考えてゆく。「点数×人数の和÷全体の人数」で式が2つ出来る。「2問とも不正解の生徒が3人いた」ことは式には関係ないので式に入れないように。出した解が問題に合っているかの確認は忘れないこと。

問7は図形の証明。
円の中に正三角形が入っている。合同を示す。円なので同じ弧に対する円周角は等しいことと、正三角形なので60°の角になることを使ってゆく。60°の角から共通の角を引くと同じ角が示せる。
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