理数館

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中学3年『第1回学力の診断』分析(理科編)

第一回診断テスト分析(理科)


問1は植物の花のつくりとはたらきについて。被子植物と裸子植物の違いや、どの植物が被子植物・裸子植物なのかをおさえておく必要があります。果実や種子になるのはどこかもおさえておきましょう。


問2は植物の根・茎のはたらきについてです。道管・師管・維管束・根毛の場所とはたらきが問われています。(4)の「表面積が大きい」=「効率良く〜をする」は動物のからだの肺や小腸でも問われます。覚えておきましょう。(5)の根の断面図は珍しい問われ方で、間違えやすかったのではないかと思います。


問3は地震について。震央・初期微動などの用語は確実におさえていきましょう。マグニチュードの意味もよく問われるところです。(1)の震度については、体の感じ方や室内の状況まで出ているのは細かいところですが、ここまで理解しておけば得点アップにつながります。


問4は地層についてでした。観察の注意事項、岩石の種類やそこから当時がどんな環境にあったのかなどが問われています。(5)の地層の傾きは定番の問題ですが、苦手にしている生徒が多い問題です。問題集の応用の部分で確認しておきましょう。


問5は光の反射・屈折についての問題でした。入射角と反射角、屈折角の関係や全反射が起こる条件などを理解しておきましょう。(4)、(5)でペットボトルを使って光の屈折について考えさせる問題は何となく正解した生徒もいるかもしれませんが、なぜその答えになったのかを理解しておきましょう。


問6は力のはたらきについての問題でした。2力のつりあいの3つの条件や垂直抗力などの用語は確実に覚えていきましょう。(4)の垂直抗力は持ち上げると少なくなり、床から浮くと0になるというのはイメージしにくかったかも知れません。垂直抗力や摩擦力の意味についても理解しておくと得点アップにつながります。


問7は水溶液の性質についての問題でした。実験器具の使い方や酸性・中性・アルカリ性のBTB溶液の色は確実におさえておきたいところです。中和とはどんな反応なのかも問われていたのですが少し分かりにくかったかも知れません。


問8は状態変化についての問題でした。状態変化すると、体積や質量がどうなるかが問われています。エタノールの場合と水の場合の違いが見分けられたうえで、体積の変化が問われています。難しかったと思います。



今回の診断では、二分野は問われるべきところが出ていますが、一分野、特に問7,8の化学の単元であまり出たことのないタイプの問題が出ました。一分野、二分野ともに用語などの確実に点が取れるところをしっかりおさえていきましょう。その上で、現象や反応の意味まで理解しておくと得点アップにつながります。
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