2018.01.30 Tuesday
10:06 | posted by
risuukan
2018年度 総合第1回学習の診断 分析
問1 リスニング問題
イラスト問題であればイラストに説明を加える、選択肢問題であれば選択肢のラフな訳を書いておく等々、リスニングは放送が始まる前にできることがあります。何度か触れましたが、いざ放送が始まると、意外と聞き取れないものです。普段問題なく訳が取れる文章でも、気持ちが焦るとそれすら難しくなることもあります。落ち着いて問題に臨めるように、リスニング対策をしっかりと行いましょう。
問2 共通問題
去年もそうでしたが、総合第1回から公立高校の入試の形式に近いものが出されます。
(1)〜(5)まで、順不同ですが今までの問2と同じ問題が出されています。発音、アクセント、最も強く発音する語等々、焦らず一つ一つ解き方を思い出しながら解いていけば大丈夫です。
問3 選択問題
(1) tomorrowがあるので未来形です。ウが正解です。
(2) 意外とよく出る形式です。cameの言い換えを考えます。一般動詞の過去形なのでエが正解です。疑問文にbe動詞が使われていなければ、回答文にbe動詞は出てきません。
(3) 助動詞+受動態の文章です。byから受動態に気づきましょう。
(4) butは大事な接続詞です。butに続けて、“バスケが上手らしいよ。”と言っています。つまりAさんはBさんの質問に直接答えることが出来ていません。否定語を含むアが正解です。
(5) 相手の申し出を“No, thank you.”で答えています。つまり、これ以上お茶はいらない意思を伝える必要があります。
(6) またbutが出てきました。今回はbutの後に“その名前を覚えていない。”と言っています。アとウで迷いますが、アは分詞の形が不適切です。過去分詞なら正解です。
問4 書き換え問題
(1) 元の文のhowは残す必要があります。消えてしまうと“箱をいつ開けるのか”“箱をどこで開けるのか”などの可能性も出てきてしまいます。how to openで“箱の開け方”を表現します。
(2) “本を読んでから寝る。”を“本を読んだ後に寝る。”に書き換えます。前置詞+動名詞も忘れずに。
(3) この書き換えよく出ます。nothing=not + anythingです。
(4) 比較は書き換えでよく問われます。類題で練習しておきましょう。
問5 並び替え問題
今回は選択肢を見て、すぐに頭に浮かびたい表現をまとめました。(4)と(5)はそれがそのまま解答になります。これも類題をたくさん解いて語順に慣れていきましょう。
(1) the fastest animal
(2) between hospital and
(3) eat too much
(4) Do you know where Ken lives?
(5) was happy to hear the news
(6) ここだけ説明します。選択肢から後置修飾の文章を疑いましょう。I made the saladまでは一息で。あとは残りの選択肢でサラダを説明します。
問6 会話文並び替え
いつも通り、選択肢のラフな意味を取ります。
ア 丁度観たかった。いつ行く?
イ 待ちきれないよ!
ウ 今日放課後暇?
エ じゃあ、明日見よう。
オ インクレディブル・ファミリーは面白いって。それ観る?
カ 今日はピアノレッスン。明日は?
これを自然な流れで並べます。
問7 英作問題
英作では、テーマに関係なく使える文章をいくつか持っておくのも効果的です。You’ll have a good time. (楽しめますよ。) とか、You can enjoy+動名詞. (○○することを楽しめます。) 等の表現は文の締めとして使えます。
地元の紹介文は英作で問われることが多いです。今まで似た内容で書いたことがあったでしょうか。書いたことがあればそれをストックしていきましょう。例えば“私は○○に行きました。そこで○○をしました。とても楽しかったです。”という文章は“あなたは○○に行くことが出来ます。そこで○○が出来ます。とても楽しめますよ。”という文章に容易に書き換えることが出来ます。
0から文章を考えていくのではなく、50〜60%既に出来上がっているものに+αしていく形で書いていくと、時間の短縮にもなります。
問8 長文問題
珍しく登場人物が3人で、且つ3人それぞれ立場が違う文章でした。メインテーマはフィンランドで朋が体験してきたことです。
先に文章をすべて読むか、先に問題に目を通すかは解く人次第です。もし“読みつつ問題解きつつ”の解き方で上手くいっているのであればそれでも大丈夫です。いずれにしても、自分の解き方を持っておくのは大切です。本番は長文がたくさん出ます。自分の解き方で自信をもって解けるように準備しておきましょう。
総括
総合第1回の診断でした。
私立高校の合否もわかり、本格的に受験の時期がやってきました。どんどん復習を行っていきましょう。どれだけやったかがそのまま結果に反映されます。なんとなくわかる・なんとなくわからないが一番危険です。まだ時間はあります。苦手に感じている分野があれば、そこを克服していきましょう。類題をたくさん解くことは助けになります。適当に解いて出た30点より、納得のいく形で解いて出た20点の方が価値があります。そこから5点、10点と上乗せできるように残りの時間で勉強に励みましょう。
2018.01.27 Saturday
17:05 | posted by
risuukan
2017 年度 総合第 1 回学習の診断 分析
総合第 1 回の診断でした。
さあ、公立受験が迫ってきました。私立の入試も終わり、そろそろ結果も返ってきたころでしょう。
引き続き勉強に励んでいきましょう。何かすればそれが自分の力になります。すぐに結果が出なくても、積み上げてきたものはどこかで意味を持ってきます。
“伸び悩んでいる”と感じても諦めないでください。また“自分は頑張ってきた”という意識は、自信にもつながります。それを忘れずに、もうひと踏ん張り頑張りましょう!!
問 1 リスニング問題
リスニング力はついてきているでしょうか。耳から英語を入れることを日ごろから意識しましょう。一昔前に比べれば、インターネットやスマートフォンを使うことで英語を耳から入れることは容易になってきました。
“リスニング対策だ!”と思ってすると気が乗らないかもしれませんが、自分の趣味や休憩の延長で試してみてください。普段の何気ない積み重ねが、自分の力になっていきます。
問 2 共通問題
各設問の形式は同じですが、対話文を読んで答える問題に変わりました。実は、これが公立高校の入試の形式に近いものです。
似たような問題を何度も何度も解いてきました。解答がすぐに出せなくても、それぞれの問題の“解き方”は出せるようにしておきましょう。
問 3 選択問題
(1) enjoy が来たら、後ろに動名詞です。何も悩む必要はありません。エが正解です。
(2) 難度の高い問題でした。高校でも多くの人を悩ませている問題です。 if で始まる文の中では、未来のことでも現在形で表します。 if の“もし〜ならば”に、すでに未来の意味合いが含まれている、とイメージしておきましょう。
(3) 純粋にオーストリアに住んでいた過去のことを聞いています。
(4) A の because の後の内容がポイントです。“その映画は今日で終わる”ので、“どうしても今日映画を見に行きたい”という思いが伝わるセリフを選びます。
(5) B のコンピューターが使えるかどうかです。 A が“ああ、わかりました。”と言っているので、どうやら使えなさそうです。その理由を表しているエが正解になります。
(6) 新しくできた寿司屋が話題です。 A が最後に“待てないよ。”と言っているので、そこに行くことを楽しみにしていることが分かります。よって答えはアになります。
問 4 書き換え問題
(1) 冒頭 2 語を問われれば、“ There is / are ”の出番です。あまりにシンプルすぎて記憶に残りにくい構文ですが、このように問題でしっかり問われることがあります。あと、時制に要注意。
(2) 相手に提案する表現はいくつか存在します。会話文でもよく出てきますので、こういう表現の復習も必要です。
(3) 過去分詞を用いた後置修飾です。
(4) 現在分詞から関係代名詞を用いた表現への書き換えです。
(3)(4) に出てくる分詞と関係代名詞は、高校に入ってからも本当によく出ます。自然に書けるように何度も練習しましょう。
問 5 並び替え問題
(1) What do you と書き始めてしまうとアウトです。 What sport 、つまり“ What +名詞”の形を頭の片隅に置いておきましょう。もちろん、 What do you で書き始める文が問われることもあります。
(2) 接続詞 when を使った文であることに気づく必要があります。接続詞は文と文を接続する働きがあります。“主語+動詞”が文の基本です。
(3) for a long time で一つのかたまりです。選択肢の中には他の選択肢とつなげるのではなく、 ( ) のあとに続く単語とつなげるものも潜んでいます。選択肢の単語だけできれいな一文を作るわけではないことも覚えておきましょう。
(4) 見た目は違えど、“ it for to ”を用いた文です。
(5) The book を後置修飾します。関係詞の that を省略した形です。見えなくてもそこに that が存在しているという意識を持ちましょう。これも高校に入ってから本当によく出ます。
(6) まずは Who is the student を一息で書きます。英語にはある程度決まった語順が存在します。これを意識するだけでも、並び替えや英作問題が比較的容易に解けるようになります。
問 6 資料読み取り
(1) 最高気温が最低気温より 6 度高かったこと。天気は晴れのち雨だったこと。この 2 つの情報から D が正解になります。
(2) 瓦町駅で志度線に乗り換えること。瓦町駅まで 3 駅あること。この 2 つの情報から B が正解になります。
問 7 英作問題
イラスト系の英作です。 3 文以上 25 語以上で書きます。今回は代名詞の使用が条件に含まれています。
A : Takeshi は外国の人から道を聞かれたが、英語で説明できなかった。
B :それで彼は英語を勉強した。
C : 3 か月後、再び道を聞かれた際は、英語で説明することが出来た。
この流れを英語に訳せれば、条件はクリアできます。
加えてイージーミスを防ぎましょう。ミス 1 つまでなら減点されません。せっかく綴りミス 1 つで文章をまとめられたのに、安易な時制のミスのせいで 1 点減点になってしまうのは痛いです。
問 8 長文問題
公立高校の入試問題には長文がたくさん出ます。つまりこの量の英文を読み、解答していく力をつけなければなりません。
まずは落ち着いて英文を読みましょう。何が話のテーマで、誰が登場人物か等は、冒頭の日本語での説明文や、文末の注釈の単語、更には (5) の問題などを利用して掴むことが可能です。
0 の状態から解答を見つけなければならないわけではありません。解答につながるヒントは確実に文中に隠されています。それをしっかりと捉えることが出来るように、残りの期間、英文読解に励んでいきましょう。
2018.01.27 Saturday
16:52 | posted by
risuukan
総合第一回診断テスト分析(数学)
今回の診断は全体としては標準的な難易度だった。特に問3の規則性、問5の二次関数は標準的な問題。問1の右側で苦戦したかもしれない。
出来ないことはないが、表すのがややこしい文字式の問題と、見たことのある問題だがよく見るといつもと少し違う問題があり、引っかかったかもしれない。問2の図形は(2)(5)が分かりにくい問題だが、残りは基本と標準レベル。
図を見て相似なのか、三平方の定理なのか気付くことと、考えたことを元に計算していく事が必要になる。また立体の公式は確実に覚えておこう。
今回図形で苦戦した人は復習しておくこと。最近学習した単元はともかく、少し前に学習した平行線と比あたりを忘れてしまっているかもしれない。
三平方の定理や円周角など最近学習した単元も入試では良く出題される。図形は腰を据えて復習しておこう。
次回は最後の診断。志望校も決まる頃になる。私立の合否が分かり、少しホッとしてるかもしれないが、気を引き締めて行こう。
計算は確実にできるようになること。図形も練習次第でまだまだ伸びる。どれだけ量をこなせるか、真剣に向き合えるかが勝負。必死にがんばってゆこう。
問1は計算問題。19点ある。正負の数、文字式、1次方程式、平方根、2次方程式、2次関数などが問われた。
(1)から(6)までは基本的な計算。ここでミスしないように、徹底的に練習しておこう。
(4)はx2乗−x+1を一かたまりと考えると因数分解が出来る。
(7)は少しややこしい文字式の問題。距離で表すか、時間で表すか。解答例では時間で表していたが、距離の方が考えやすい。その場合15分では2000mまでいかなかったので、2000より小さいとする。
(8)はよくあるタイプの問題だが、「立方」となっていることに注意。
(10)は2次関数の変域の問題。xの変域が0を含んでるのでbは確実に0になる。変化の割合の問題と合わせて出来るようにしておこう。
問2は図形の問題。
(1)は平行線を用いての角度の問題。確実に点が取れる問題。
(2)は円周角から弧の長さを求める。中心角がすぐに出るので、おうぎ形の公式を考えるとよい。
(3)は相似の利用。相似な2つの三角形を比較して、比の計算から長さを求める。BCの長さが出るが、求めるのはDCの長さなので注意。
(4)は立体の体積を比べる。円すいの体積=円柱の体積として考える。文字で置いて式を立ててゆく。
(5)は三平方の定理の利用。三角形ABCも三角形DECも90°60°30°の三角形なので面積が計算できる。三角形ABDは正三角形なので真ん中で区切ると面積が出てくる。あとは引いてゆけばよい。
問3は規則性の問題。
白色と黒色が並んでいる。(1)は白色と黒色をバラバラにして書いてみるとよい。
2枚ずつ増えているので7回目は13枚。(2)は白色と黒色を合わせ枚数は回数の2乗になっている。196枚あるということは14回目ということ。
問4は確率の問題。
2つのさいころを使って2ケタの整数をつくる。全体は36通り。(1)は3の倍数になるものを数え上げてゆく。12通りになる。(2)は40以上になる方を考えた方が楽に出る。その際に小さい目が十の位になることを忘れない。
問5は2次関数の問題。
座標を代入しつつ求める。(1)はx座標がマイナスになるだけ。(3)は正方形なのでPQ=PRになればよい。
問6は連立方程式の文章題。
自転車通学者x人、電車通学者y人は書いてあるが、10%の人が変更したことをどう表すかがポイントになる。
10%の人が変更したので残ったのが90%の人、10%が新たに移った人なので今年度の自転車通学者は0.9x+0.1y=168となる。
出した解が問題に合っているかの確認は忘れないこと。
問7は図形の証明。
円周角を用いて相似を示す。一つの角は仮定からすぐ示せるが、もう一つの角が大変。同じ弧に対する円周角が等しいことを利用しつつ、三角形の内角と外角の関係までもってゆく。
2018.01.19 Friday
11:39 | posted by
risuukan
当塾塾生・当塾をお考えの方
みなさん、まもなく定期試験です。定期試験対策はしっかり出来ていますか?
中学1〜2年生は、学習の診断や定期試験対策などで忙しい時期に差しかかります。前回の勉強の仕方の反省点をいかしましょう。一緒に勉強の仕方を身につけてしっかりとがんばりましょう!
中学3年生は受験対策、学習の診断、そしてラストスパートを一緒にがんばりましょう!
高校生のみなさんは、高校になるとすべての教科が中学生とはケタ違いに難しくなります。やることが盛りだくさんで、授業についていくだけでも精一杯になってしまいます。しかも、一度ついていけなくなったらその教科がまったく分からなくなったりします。
最近理数系科目がまったく分からなくなって、どうしたら良いのでしょうか?という相談が、公立高校、私立高校、香川高専などの生徒から本当に増えてきています。そのような場合は、分からなくなったところに立ち返る必要があります。
当塾理数館は、個人学習指導を行なっています。だから、現状に即した個人のオリジナルカリキュラムを組むことができるので、分からない箇所を重点的に勉強することが可能です。
相談に来ていただければ、理数館の教室責任者がご家族と個室で直接お話しさせていただき、成績や部活動の有無、勉強時間などの状況を聞かせていただきます。
それらの状況を踏まえ、これからの勉強の進め方などをアドバイスさせていただきます。
当塾をお考えの方にはもちろん入塾されるかどうかは、このアドバイスを聞いてご判断下さい。
成績UPして、勉強にスポーツに充実した学校生活を送りましょう!
教室責任者
2018.01.12 Friday
21:12 | posted by
risuukan
第五回診断テスト分析(数学)
診断も残り2回。入試本番まで2カ月を切った。本番に向けての大事な練習の機会になる。一回一回を大切にして、入試本番に備えよう。
計算が苦手なら毎日計算だけでも練習するようにしよう。また各問題のうち点が取れる問題は必ずある。見ただけであきらめずに粘り強く解いていこう。
次回は三平方の定理までが範囲になる。平面、立体を問わず入試本番でも出題されやすい単元。入試本番につながると思ってしっかり練習して取り組んでゆこう。
今回の診断は素直な問題が多かった。問2、問3は1問か2問考えにくい問題があるだけで比較的に得点しやすかった。
問4で問われた規則性も(3)以外は難しくはない。問5の二次関数も代入してa、bの値や直線の式を求める。問6の二次方程式の文章題も式は立てやすかった。このレベルを確実にこなせるように練習していこう。
問1は計算問題。
文字式、1次方程式、因数分解、平方根などが問われた。(1)は−25でくくると楽に計算できる。(5)の因数分解は、前半をXでくくり、後半を−でくくると共通因数であるY−3が出てくるのでくくればよい。
計算の練習を繰り返して確実に出来るようにしておこう。
問2は少し複雑な計算問題。
文字式、平方根、連立方程式、絶対値の利用など。(3)は平均を使う定番な問題。平均が出ているなら人数を掛け算することにより合計も出せる。
あとは学級全体の人数で割ればよい。(4)は代入して連立方程式を解く。その際に代入ミスに気をつけること。
問3は図形の問題。
円周角、平行線と比、内角と外角の関係、球の体積、相似の利用などが問われた。(3)は●と×の関係式を使い、連立させて解く。
(4)は半球の体積なので、球の体積の公式に当てはめて2で割る。図型の面積、体積、表面積の公式をもう一度確認しておこう。
(5)では相似比の3乗が体積比になることを活用する。Pを1としたとき全体が27なので、Rはそこから引いてゆく。
問4は規則性の問題。
真ん中の数は2ずつ増えてゆくので2n+1、右端の数は3ずつ増えてゆくので3n―2で表せる。
(2)は100が初めて現れるのが右端であること、一段に一個ずつ100が現れることに気づくと突破口が開ける。
問5は2次関数の問題。
放物線二つのグラフが書かれている。(1)は代入するだけだが分数に気をつける。絶対出来てほしい。
(2)はaの具体的な値が分かっているので、代入して点B、Cの座標を求める。2点の座標が分かれば式が求められる。
(3)は直角二等辺三角形なのでAB=ACが分かる。ABを求めるとき符号に注意。
問6は2次方程式の文章題。半径を求める問題。体積が等しいので半径をx、x−5とおいて式を作る。
式自体は条件を素直に使えば出来る。x−5が正なのでxが5より大きくなる。このことを書くことを忘れないように。
問7は図形の証明。
三角形の相似を示す。角の二等分線なので等しい角が分かる。
もう一つの角は円なので円周角が等しいことを使う。「弧ABに対する円周角が等しいから」という表現を忘れずに書くこと。円が関係する証明は入試本番でも問われやすいので、慣れておこう。
問8は図形の証明。三角形の相似を示す。
いったん合同を示した後に、対応する角が等しいことと対頂角が等しいことを用いる。
書く分量が多くなるので、自分が何を求めて、何を書こうとしているのか見定めて書こう。
2018.01.12 Friday
21:06 | posted by
risuukan
2017 年度第 5 回 学習の診断分析
第 5 回の診断でした。冬休みも終わり、入試が近づいてきました。私立の入試はすぐそこですね。
今回の分析の中で何度か触れましたが、“練習”と“復習”が重要です。学ぶべきものはほぼ終わりました。後は出来る限り復習し、類題を解いて練習していきましょう。
今一番勉強すべき時であり、勉強できる時です。将来の自分のためにも悔いの残らない学習に励んでいきましょう。
問 1 リスニング問題
聞く力を伸ばすことも大事ですが、意味を覚えきれていない語や対義語などをしっかりと覚えることも大事です。
long と short 、 right と left など、聞いた時に“ん?どっちだったっけ?”と考えてしまうと、その間にも放送はどんどん進んでいってしまいます。
放送中に邪念が頭をよぎると、ますます焦ってしまい、聞いてはいても頭に入ってこない状況も生まれます。比較級を勉強した時に対義語を多く学びましたのでもう一度そこを復習です。
問 2 共通問題
(3) は少し難しく感じたかもしれませんが、何が聞かれているのかを常に意識しましょう。“沖縄に行ったことがあるかどうか”が尋ねられています。 next month は“沖縄にいつ行く予定か”という質問であれば強く発音します。
問 2 型の問題は、私立高校の入試に類題がよく出ます。何度も触れた点ですが、“解き方”がつかめれば正解にたどりつけますので、今一度“解き方”を復習しましょう。
問 3 選択問題
(1) 5 時に朝食を食べた A に対して、“今○○ではないか?”と B が尋ねています。 5 時に起きたのであればイ、 5 時から何かをしていたのであればウが正解になります。
(2) 疑問詞が使われている時点で、 Yes /No< の答えは返ってきません。“誰がしたのか?”と聞かれているので、“私がしました。”という意味のウを選びます。
(3) 誰に聞いているのかを掴みましょう。“シャツが小さすぎる。”という客に対する店員のセリフです。ウやエだと、店員が客に“○○を持っていますか?”という質問をすることになってしまいます。
(4) A が遅れたことに対して、 B は“大丈夫だよ。”と答えています。電車が既に発車していたら大丈夫ではありません。
“ A は遅れたけども、電車には間に合っている”ことが伝わるエが正解です。
(5) 注意したいのが空所の後にまだセリフが続いているパターンです。この問題では“君を温めてくれるよ。
”というセリフが続いています。“風邪を引いた。”というセリフだけでは、イとウに正解の可能性がありますが、医者に電話しても体は温まりません。
よってイが正解になります。
問 4 書き換え問題
(1) 間接疑問文を用いた書き換えです。元の文は過去形で書かれていますので、 come を came にしっかりと書き換えましょう。
(2) 前回も出た it for to です。この表現を使えば“彼にとって英語を話すことは簡単だ。”とか“彼女にとって朝早く起きることは困難だ。
”など、何通りでも文を作ることが可能なので、文章全体の雰囲気を掴むことが必要です。“これは it for to の文だな。”と瞬時に判断できるように類題をたくさんこなしましょう。
(3) 前回“書き換え問題は、消えてもいい語と、消えてはいけない語を見分けていく必要があります。”と書きましたが、まさにこの問題が典型例です。
teacher から teach の予想は出来ると思いますが、見落としがちなのが our です。下の文にも、“私たち”の存在を残す必要があります。
そうでなければ、高橋先生が“彼らに”“彼女たちに”“あなたたちに”国語を教えていた可能性も出てきます。“私たちの国語の先生だった”ので、“私たちに国語を教えていた”という文を作る必要があります。
(4) セリフがあると、 tell 人 to か ask 人 to の可能性が高くなります。命令していれば tell 人 to 、お願いしていれば ask 人 to を使います。
あとは時制に注意です。
問 5 並び替え問題
(1) 疑問詞 what は時に要注意です。直後に名詞が続くことがあります。
日本語でも“何色”“何語”のような表現をするように、英語も同様に“ what color ”“ what language ”のように表現します。
(2) 前回も出た過去分詞を用いた文です。後置修飾の文が自然に書けるように何度も練習しましょう。
(3) 長い文は“一番伝えたいことは何か”を常に考えて書いていきます。
まず ask 人 to を用いて、サムにしてほしいことを書きます。サムに願うのは“家に来ること”なので、 come to my house が続きます。そのあと接続詞 when を用いて残りの選択肢で文を作れば完成です。
(4) be interested in で“〜に興味がある”という意味です。自己紹介にも使える便利な表現なので覚えておきましょう。
(5) 様々な表現を学んできたので、今一度気を付けるべきはそれらが混ざってしまうことです。
この問題では“ have to ”を作ってしまうとアウトです。 will +動詞の原形、 to +動詞の原形、 a lot of を使って、 You will have a lot of time to study English. が書ければ正解です。
(6) 地球にあたる the Earth が文末にあります。
“地球を救う”という表現を作りたければ save は文末に出てきます。日本語をよく見て、どの語とどの語が近接していなければならないのか考えてみましょう。
問 6 英文要約問題
各選択肢のラフな訳を取りましょう。
ア 次の日曜日何する?
イ 彼女に何を買うべきかわからない。良い考えある?
ウ それは良い。一緒に寿司を作ろう。
エ 誕生日プレゼントあげる?
オ 次の日曜が祖母の誕生日。だから彼女を訪ねる。
カ 君は料理が得意。夕食を作れば?
キ 楽しんで。
“祖母の誕生日に何をすれば良いか尋ね、アドバイスをもらい、何をするか決定した。”という流れが作れれば正解です。
問 7 英作問題
A と B のイラストの説明をします。シンプルに見たままを書きましょう。
A は、午前 7 時には雨が降っていた。ナオトは友だちとサッカーができないと思った。
B は、午後 4 時には雨がやんだ。ナオトは友だちとサッカーができてうれしかった。
こういった内容が英語で書ければ大丈夫です。
正しい文が書けていれば、条件をすべてクリアできていなくても点がつくことがあります。 ( 満点にはなりませんが。 )
50 点満点のテストでの 1 点は貴重です。諦めない姿勢を忘れずに。
問 8 長文問題
残り時間が限られている場合、ねらい目は (4) 、 (5) の問題です。
(4) は文の前後だけに注目しましょう。 A ですが、それに対して “私たちは名字を持たない。
”とニーが言っています。ニーはミャンマーからの留学生なので、ミャンマーの名字事情を聞いているカが正解になります。
B は“アウンサンスーチーさんを知っているか。”に対する返答になります。それに加えて “彼女は有名だ。
”とオリビアが言っているので“もちろん。”を意味するイが正解になります。 C はエとオで悩みそうですが、ニーは“火曜日よ。”と答えています。よって正解はエです。
“○月○日よ。”と答えていればオが正解になります。
(5) はアウンサンスーチーがヒントです。これが問題文に入っているということは、本文で“アウンサンスーチー”が出てきた後の文中に答えが隠れているということです。
これで答えを探す範囲は限定されます。
残された時間を焦らずに使いましょう。 (4) 、 (5) が正解すれば、半分近い 6 点を取ることが出来ます。
2017.12.21 Thursday
12:59 | posted by
risuukan
当塾塾生・当塾保護者様・当塾をお考えの方
早いもので、クリスマスですね!
いち早く、私立大学の合格発表が到着した生徒の皆さま。本当に合格おめでとうございます!
理数館の講師一同、心よりお喜び申し上げます。
少し早く大学生になったような気分ですね!当塾では、高校生活最後の卒業試験まで気を抜かずに頑張りましょう!
お手伝いさせていただきます。
理数館 教務課
2017.11.16 Thursday
17:01 | posted by
risuukan
第四回診断テスト分析(数学)
今回の診断は前回よりは難易度が上がったと思う。問2の計算自体は難しくはないが、出題のされ方で難しくなっている。
問3の図形は、(4)以外は難しくはない。問4は確率自体は難しくないが、問題文をきちんと理解できるかがポイントとなる。
問5の関数は(1)〜(3)までは難しくはないのだが、いつもと図の感じが違うので戸惑った人もいるかもしれない。問7の相似の証明は解きやすかった。このレベルを確実にできるようにしておこう。
次回は1月の第五回の診断になる。平行線と比や三平方の定理までが範囲になり、図形が難しくなってくる。期末試験の範囲とも重なってくるので普段の学習から丁寧に解いていこう。
また期末試験が終わると気が緩みがちだが、ここからは志望校を絞り込み受験に向けて集中していく時期になる。12月には、やりきれてない単元や苦手な単元を全力で克服しておこう。
問1は計算問題。
正負の数、文字式の計算、連立方程式、因数分解、平方根、二次方程式が出題された。(3)のA=B=Cの連立方程式は、A=C、B=Cの形に直す。(4)の因数分解はまずくくる癖をつけよう。
問2は計算の応用。
(1)の比の計算は今後図形でもお世話になる。出来るようにしておこう。(2)は知っていれば確実に解ける。係数の大きいYに1から順番に自然数を代入していく。(4)は乗法公式を利用して変形するが、代入していってもよい。(5)はアイデアを思いつくか。=0になる式と求める式が1違うことを利用する。
問3は図形からの出題。
(1)の角度の計算は取れるようにしておきたい。内角・外角の関係を利用する。(2)は相似な図形を選ぶ。確実に取りたい。(3)は立体について。円錐を展開したときのおうぎ形の面積になる。半径×弧÷2を使うと早い。(4)は面積比の問題。相似を使う。向かい合う三角形が相似で相似比は5:2。
問4は確率の問題。
ルールが理解できるか。樹形図そのものはコイン三枚の表裏なので、全部で8通りになる。あとはそれぞれ次郎さんと花子さんが何点になるかまで書いておくと分かりやすい。
問5は二次関数の問題。
(1)では分かっている座標を代入してゆくだけ。(2)は変域の計算。なので(1)(2)は図がよく分からなくても解ける。(3)はADの長さなので、AのY座標からDのY座標を引くとよい。点Aの座標は(−6,9)、点Dは(−6,3)なので6。(4)は文字aを使ってBEとADを表して、式をつくる。
問6は一次方程式の文章題。
1時間当たりの面積で比べる。20%小さくなるということは×0・8でよい。解の確かめを忘れない事。
問7は三角形の相似の証明。
平行四辺形なので対角が等しいことを使う。なぜ等しくなるか、根拠も書いておくこと。
問8は二等辺三角形になることの証明。
正方形であることと最初の仮定を利用して、合同を示す。対応する辺の長さが等しいので、二等辺三角形であることが示せる。
2017.11.16 Thursday
16:54 | posted by
risuukan
2017 年度第 4 回 学習の診断分析
第 4 回の診断でした。診断テストも残り 3 回です。どのくらいの点であれば確実に取れるのか、自分の中で判断できるようになりましょう。
勿論得点の変動はあると思いますが、“それでもこの点数は確実にクリア出来る。”という最低ラインを見定めておくと自信につながります。
現在学習している関係代名詞が、中学校で学習する最後の英文法になります。それが済むと 3 年間の復習をどんどん行っていくことが出来ます。
意外と試験当日まで時間はあります。今一度、しっかりと学んできたことを見直して、自分が苦手としている分野を見定めていきましょう。
問 1 リスニング問題
今回はもう一度 A 問題について説明します。なぜならかなり捻った問題だったからです。
(1) は会話文の中に出てくる“曜日とメニュー”の正しい組み合わせを選ぶ問題でした。月曜日にカレーライス、火曜日にスパゲッティ、そしてピザが食べたければ土曜日という内容が放送されました。
イラスト見ればわかりますが、メニュー名を日本語で書いておきましょう。また曜日名もカタカナで大丈夫ですので、書いておけば聞きながら焦ることはありません。
(2) はブラジルへの手紙の切手代が幾らになるのかを選ぶ問題です。実は、正解は直接聞こえてきません。
“カナダに送った時に 110 円かかった。それよりはかかるだろう。”“ 200 円以上はかからない。”という 2 つのヒントから、イの 130 円という答えを導きます。
(3) のような時刻が絡む問題は、時間を書いておきましょう。今回はすべて 9 : 30 でした。“駅で 9 : 30 に待ち合わせ。”と聞こえてきますので、アを選びます。
イラスト問題は単純な時もあれば、時に聞き手を惑わすような文面で出されることもあります。しっかりとイラストから読み取れる情報を問題用紙に書き込んでおきましょう。
問 2 共通問題
(2) のイに出てくる said は要注意です。“セイド”と発音しないように。正しくは“セド”に近い音です。“セイド”と間違って読むであろうと予測し、“エイ”の音を含む play をあててきています。このパターンよく見られます。
(3) はあくまでも新情報を選びましょう。“誰が作ったか”が論点ですので、エが正解になります。文中に疑問詞が出てくると、それに対応する部分が正解になります。
(5) はコンサートの感想を聞かれているので、感想を述べているものは軒並み“ふさわしい”ものになります。感想になっていないものが“ふさわしくない”ものになります。
問 3 選択問題
(1) 疑問詞が選択肢に出てきた場合、相手の返答に注目します。 A のセリフだけだと、イとエが正解になります。ただ、 B が“祖父の家の近くに”と答えていますので、場所を尋ねていたことが分かります。
(2) 比較級と最上級と as 〜 as を混ぜないように。“剣山よりも石鎚山の方が高い”と言いたいので、イが正解になります。アは“石鎚山は剣山ほど高くない”という意味になってしまいます。
(3) “ tell 人 to ”の理解があれば瞬時に解けます。用いる動詞に特徴がある文法はしっかりおさえておきましょう。解答時間の短縮につながります。
(4) アイウで悩んだかもしれません。アであれば、 B が It’s ten forty. という回答をします。ウは間接疑問文なので、 does が不要です。
(5) celebrate の形だけでなく、 in か on かの選択も問われた問題でした。“ 10 月 31 日に祝われている”ので過去分詞形にします。また具体的な日付には on を使います。
(6) 教科書でも出てきたネタですね。伝統的な日本食が人気なのは、脂肪分が少ないからです。これが分からなくても、他の選択肢は“新鮮な魚や野菜を使っていない”“ヘルシーではない”等、日本食が人気になる理由の説明にはなりません。
問 4 書き換え問題
(1) it for to の文です。 It is で書き始めることが多いと覚えておきましょう。あとは listening を to +不定詞の形に直すので listen にします。
(2) 比較は要注意です。今回は比較級を as 〜 as で書き換えます。元の文章で can が使われていますので、 can’t で否定します。
(3) when を接続詞として捉えます。なので when の後に he を主語に文章を書いていきます。
(4) “サッカーの試合を見ることが私をワクワクさせます。”という文章を作ります。動名詞、 make を上手く利用します。
書き換え問題は、消えてもいい語と、消えてはいけない語を見分けていく必要があります。 listening や start 、 watch など動きを笑わす語は、形は多少変化しますが、それ自体は消えてはいけない語です。
問 5 並び替え問題
(1) 過去分詞を用いた文です。後置修飾の文が自然に書けるように何度も練習です。
(2) “ Could you tell mehow to get to the< 目的地”と“ Could you tell me the way to the 目的地”の 2 つは道を聞く常套句です。暗記してください。
(3) 文が長くなった時に気を付けるのは、一番伝えたいことがぼやけることです。こうなると、語順が滅茶苦茶になってきます。
まずは、“ケンと私は親友だ。”という部分を作ります。その後に“ 10 年以上”という表現をつけます。時間や場所的な表現は基本的に文の最後の方に出てきます。“一番伝えたいことは何か”を常に考えておきましょう。
(4) 選択肢から so 〜 that 構文であることに気づけます。さらに接続詞 that があるということは、その後ろに、主語+動詞の形で文章が続いていきます。各語が文章中で果たす役割を整理していきましょう。
(5) これも“けん玉が何なのか”をまず説明します。 A kendama is a toy. を作ります。 be 動詞に注意しましょう。
be 動詞はその前後の語をイコールで結ぶ力があります。もし adults を置いてしまうと、“けん玉は大人です。”という変な文が出来上がります。作った文の後に、過去分詞を置いて、けん玉が“どのような”おもちゃなのかを説明していきます。
問 6 英文要約問題
(1) は直接答えがかかれていません。“子規が 22 歳の時に漱石に出会い、子規が 34 歳で亡くなる時まで友情が続いた。”とあるので計算して 12 が正解になります。
(2) はそのまま読み取ります。兄・弟どちらでも大丈夫です。
(3) は“素晴らしい友を持つこと”が正解です。“友を持つこと”や“友人”のような回答は避けましょう。書かれていることを、そのまま訳して回答にすることが、今後点数を取るうえで重要になります。
問 7 英作問題
突然懐かしさすら感じるお題が出ました。ただ、こういうお題こそ、点数を取りに行くテクニックを存分に使うことが出来ます。
自分の夢が実際にあるかもしれませんが、それを英語で表現できないのであればあきらめましょう。無理して書く必要はありません。自分が確実に書ける職業名を用いて書きいきましょう。
My future dream is to be a tennis player.Because I like tennis very much. So I have to practice it hard. I want to be a good tennis player like Kei Nishikori.
例えばこの文でも、 3 文以上 25 語以上、それをあげた理由、努力したいことなどの条件をクリアすることが出来ます。
将来の夢、高校生になってしたいこと、冬休みや春休みの予定等が今まで英作問題のお題として出されてきました。前もって考えておきましょう。それをそのまま書けば点数を取れます。
問 8 長文問題
今回は (3) や (5) のような日本語で説明するタイプの問題の解き方です。
(3) は that が指す内容を答える問題です。
基本的には直前の一文や直前の段落がそのまま答えになります。今回は星山理佳さんの羊の切手にまつわる話をまとめます。
解答用紙にガイドラインとなる日本語が既に書かれており、それぞれに“ 2003 年”“ 2015 年”と年号が入っていますので、それらを直前の早紀のセリフから見つけ、上手く訳します。“ 2003 年の切手では羊がマフラーを編んでいたこと、 2015 年の切手では羊がそれを身に着けていたこと。”が見つけられれば good です。
(5) は指定された語句を用いて答える問題でした。“ホルン”や“郵便配達人”という単語には注釈がつけられ、文末にまとめられていました。
注釈に載せられている順番が最後の方ですので、文章中でも最後の方に出てくることが予想されます。
実際答えになる部分は、文章の最後のマイクの長いセリフの中にあります。問題を解くために、毎度長文を読み直すのは骨が折れる作業です。効率的に正解につながる部分を探す技術を身に着けていきましょう。
2017.10.16 Monday
16:53 | posted by
risuukan
2017 年度第 3 回 学習の診断分析
第 3 回目の診断でした。第 2 回からあまり間隔があいておらず、定期試験も前後であったかもしれません。
今後このパターンで進んでいきます。試験試験試験です。ただ、何度も何度も試験を繰り返すことで、実力はどんどんついていきます。問題に慣れることもできます。
引き続き自分の得意分野・苦手分野を明確にしていきましょう。英語はここからもう一つ難度が上がります。新しい文法を学習しつつ、 3 年間の内容を復習していく必要もあります。一つ一つ目の前の問題を確実にクリアしていきましょう。
問 1 リスニング問題
今回は C 問題について説明します。長めの英文を聞いてから質問に答える難度が高い問題です。問題文を先に読みましょう。
(1) グループで話す目的、 (2) 昼食を作る時間、 (3) アドバイスを意識しながら 1 回目の放送を聞きます。
(1) は、“ you will make groups of six people. ”のフレーズが聞き取れたら、そろそろ答えが来ると予想します。 (2) は“ lunch ”が聞こえたら、答えはその辺りで聞こえてきます。 (3) は、問題文にある通り、“最後の”言葉を聞き取ります。 1 回目で大体のイメージを掴みます。聞き流す感じでもいいですが、可能であればメモを取りましょう。
今回はあまりひっかけの無い文章でしたが、 (2) は少し工夫が必要です。直接答えは聞こえてきません。“ from nine to eleven ”から、 2 時間であると考えます。 事前に目を通す、可能ならメモを取る等、正解を出すコツを常に実践していきましょう。
問 2 共通問題
今回は (5) 、 (6) の解き方です。
(5) は、“ふさわしくないもの”を選びます。ここを読み落としたが故に間違う人が多いです。“ふさわしくない”とは、会話が成り立たないことを意味しています。明らかに変な表現が 1 つ出てきますので、それを探してください。
A さんは、“兄のためのTシャツを探している。”と言っています。ア:何色をお探しですか。イ:色々なTシャツがありますよ。ウ:これはどうですか。エ:これはあなたにピッタリですよ。がそれぞれのラフな訳です。 A さんは“兄のためのTシャツ”を探しているのに、“エ”は A さん自身にTシャツをすすめています。よってこれが“ふさわしくないもの”だとわかります。
(6) は様々な形式がありますが、今回は共通して入る 1 語を答えさせる問題でした。難易度が少し上がりますので、難しいと感じたり答えがすぐに浮かばなかったりすれば、とばしても良いタイプの問題です。
ただ、良い点を取るためにも解き方を説明しましょう。“どうやって学校に来た?”という問いかけに対し、“バスで来た。”そして“ 15 分かかった。”という旨のセリフを述べています。“バスに乗る”と“時間が○○かかる”という 2 つの意味が出せるのは、“ take ”です。ただ、過去の話ですので、過去形にするのを忘れずに。
問 3 選択問題
この問題では、答えの探し方を解説します。
(1) “あなたとコウジ”に聞いていますので、“私たち”で答えます。アを選ばないように。
(2) カナダに行きたい理由を答えます。イが正解です。エに要注意です。エは never been to であれば正解です。今後この手の問題も増えてきます。表現としては何も間違えていない、且つ、それらしき表現を勉強した気がする、でも、正解になるためには何かが足りていない選択肢に注意です。
(3) “ one of +複数形”の形を選びます。アとウは country が複数形ではありません。エは表現として間違えています。酷似した選択肢が並んだときは、文法的に何が間違えているのか考える必要があります。試験中にその時間がなければ、次につなげるために、復習の意味も込めて試験後に考えてみましょう。
(4) セリフが増えてくると要注意です。最後の B のセリフが無ければ、ア〜エまで全てが正解になります。最後の“それを買ってくるよ。”から正解がエであることが分かります。 it が them ならばウが正解です。
(5) 電話の表現は、“誰が何をお願いしているのか”を丁寧に読み取りましょう。今回は電話を受けた側のセリフです。なので、ウが正解になります。アは電話をした側のセリフです。
(6) 好きなスポーツについて話し合い、最後に“一緒にやろう。”と誘っています。 A もテニスが好きなことを示すセリフを選びます。
問 4 書き換え問題
問われている形は大体同じようなものです。パターンをおさえましょう。
(1) as 〜 as から比較の書き換えだとわかります。“マキはナオキほど歌が歌えない。”という文章なので、“ナオキはマキよりも歌が上手。”という文を作ります。
(2) 2 文から 1 文への書き換えは、現在完了を用いるパターンが多いです。今回も“ 10 年間友達である”という文を作る問題でした。
(3) so 〜 that が見つかれば、すぐに too 〜 to が浮かぶようにしましょう。こういうタイプの問題は瞬時に解いて時間を稼ぐことが出来ます。
(4) 間接疑問文の文でした。この手の問題は、一見してどの文法を使った書き換えなのかが閃かないと、解くのが厳しくなります。類題をたくさん解いてパターンに慣れましょう。
問 5 並び替え問題
選択肢から大体の文の全体像をイメージし、ある程度の語の塊をつくれるようになりましょう。
(1) まさにパズル形式の問題です。 an が何につくのかを考えます。 interesting と animals で迷いそうですが、 animals は複数形なので an はつきません。 an interesting book を買ったことがわかります。
(2) What do you want to do 及び What do you want to be はそのまま覚えましょう。よく使います。
(3) 現在完了形の文です。加えて finish +動名詞も使っている文です。
(4) 書かれている日本語のガイドラインと英語で書こうとしている内容に差異がある場合は注意です。 What do you call 〜 ? で書く場合もあれば、今回のように this red flower を主語に、受動態で書くパターンもあります。各文法を勉強した時に出てきた基本文を整理しておくと、表現のカードを増やすことが出来ます。
(5) tell +人+ to の表現を使います。選択肢に動詞が 2 つ出てきたら、 to とつなげて不定詞を作りましょう。
(6) “ Kaiten-zushi is asushi restaurant< ”を作ります。 be 動詞には、その前後の語をイコールでつなぐ働きがあります。つまり、“回転ずし”が何なのかを表現しなければなりません。この感覚は、これから学習していく文法で必要になってきますので、今一度 be 動詞の働きを確認しておきましょう。
問 6 文章並び替え
ラフな訳を取ります。
ア 6 歳の時に始めたので、約 9 年間。
イ 友達と公園でテニス。
ウ もちろん。一緒にテニス出来たら楽しい。
エ 時間があれば何してる?
オ 長いね。テニスに興味がある。一緒にできる?
カ そうなの。どのくらいしてる?
これを自然な会話の形に並び替えます。エ→イ→カ→ア→オ→ウとなります。
問 7 英作問題
厳しい問題でした。あきらめても良い問題です。ただ、こういう問題が出たということは、今後も出る可能性があるということです。今まで学習してきたどの文法を使えば、求めてられている条件に沿った英文が書けるのか考えてみましょう。“自分の経験”は現在完了形で表現することが出来ます。“ずっと〜してきている。”という表現も、現在完了形で書けます。また、“これからがんばりたいこと”は未来形や want を使って表現できます。
難しい問題でしたが、なんとなく英文が書けそうであればとりあえず書いてみましょう。点数になれば自信になります。
問 8 長文問題
例年に比べてバラエティに富んだ設問でした。今回は (1) 、 (4) 型の解説です。問題文に書かれている通り、前後の内容だけで答えを見つけることが出来ます。
(1) は、ア〜エまで全て同じような意味です。どの語からも“〜間”という意味が取れます。これは、それぞれの語の用法を問う問題です。アの between は 2 つの対象物の間を指す語です。“郵便局と学校の間”のような表現です。イの for は現在完了形での用い方を思い出しましょう。
“ 1 年間”とか“ 2 時間”とか、こんな表現に使えます。残った 2 つが厄介です。基本的には同じニュアンスですが、ウの while の後には文章が来ます。“私がそこにいた間= while I was there ”のような文をイメージしてください。
エの during の後には名詞が来ます。本文のように“江戸時代の間= during the Edoperiod< ”とか、よく使う表現としては“夏休みの間= during summer vacation ”などがあります。
このように、同じ意味だけど用法が微妙に違う語はいくつかあります。漠然と意味を覚えるのではなく、用法にも注意を向けられるようにしましょう。
(4) は、接続詞の選択です。前後の文のつながりを掴みます。浩二は“歌舞伎が今行われていないこと”を詫び、“建物の中を見ることが出来る。”と言っています。これを自然につなぐ表現を考えます。
“歌舞伎は今行われていないが、建物の中を見ることは出来る。”が自然な日本語ですね。よって答えはウになります。
本文全体を読まなくても解ける問題が何問かあります。残り時間が厳しいと感じるならば、こういう問題を解いて、 1 点でも多く取れるように頑張りましょう。