2018.01.12 Friday
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risuukan
2017 年度第 5 回 学習の診断分析
第 5 回の診断でした。冬休みも終わり、入試が近づいてきました。私立の入試はすぐそこですね。
今回の分析の中で何度か触れましたが、“練習”と“復習”が重要です。学ぶべきものはほぼ終わりました。後は出来る限り復習し、類題を解いて練習していきましょう。
今一番勉強すべき時であり、勉強できる時です。将来の自分のためにも悔いの残らない学習に励んでいきましょう。
問 1 リスニング問題
聞く力を伸ばすことも大事ですが、意味を覚えきれていない語や対義語などをしっかりと覚えることも大事です。
long と short 、 right と left など、聞いた時に“ん?どっちだったっけ?”と考えてしまうと、その間にも放送はどんどん進んでいってしまいます。
放送中に邪念が頭をよぎると、ますます焦ってしまい、聞いてはいても頭に入ってこない状況も生まれます。比較級を勉強した時に対義語を多く学びましたのでもう一度そこを復習です。
問 2 共通問題
(3) は少し難しく感じたかもしれませんが、何が聞かれているのかを常に意識しましょう。“沖縄に行ったことがあるかどうか”が尋ねられています。 next month は“沖縄にいつ行く予定か”という質問であれば強く発音します。
問 2 型の問題は、私立高校の入試に類題がよく出ます。何度も触れた点ですが、“解き方”がつかめれば正解にたどりつけますので、今一度“解き方”を復習しましょう。
問 3 選択問題
(1) 5 時に朝食を食べた A に対して、“今○○ではないか?”と B が尋ねています。 5 時に起きたのであればイ、 5 時から何かをしていたのであればウが正解になります。
(2) 疑問詞が使われている時点で、 Yes /No< の答えは返ってきません。“誰がしたのか?”と聞かれているので、“私がしました。”という意味のウを選びます。
(3) 誰に聞いているのかを掴みましょう。“シャツが小さすぎる。”という客に対する店員のセリフです。ウやエだと、店員が客に“○○を持っていますか?”という質問をすることになってしまいます。
(4) A が遅れたことに対して、 B は“大丈夫だよ。”と答えています。電車が既に発車していたら大丈夫ではありません。
“ A は遅れたけども、電車には間に合っている”ことが伝わるエが正解です。
(5) 注意したいのが空所の後にまだセリフが続いているパターンです。この問題では“君を温めてくれるよ。
”というセリフが続いています。“風邪を引いた。”というセリフだけでは、イとウに正解の可能性がありますが、医者に電話しても体は温まりません。
よってイが正解になります。
問 4 書き換え問題
(1) 間接疑問文を用いた書き換えです。元の文は過去形で書かれていますので、 come を came にしっかりと書き換えましょう。
(2) 前回も出た it for to です。この表現を使えば“彼にとって英語を話すことは簡単だ。”とか“彼女にとって朝早く起きることは困難だ。
”など、何通りでも文を作ることが可能なので、文章全体の雰囲気を掴むことが必要です。“これは it for to の文だな。”と瞬時に判断できるように類題をたくさんこなしましょう。
(3) 前回“書き換え問題は、消えてもいい語と、消えてはいけない語を見分けていく必要があります。”と書きましたが、まさにこの問題が典型例です。
teacher から teach の予想は出来ると思いますが、見落としがちなのが our です。下の文にも、“私たち”の存在を残す必要があります。
そうでなければ、高橋先生が“彼らに”“彼女たちに”“あなたたちに”国語を教えていた可能性も出てきます。“私たちの国語の先生だった”ので、“私たちに国語を教えていた”という文を作る必要があります。
(4) セリフがあると、 tell 人 to か ask 人 to の可能性が高くなります。命令していれば tell 人 to 、お願いしていれば ask 人 to を使います。
あとは時制に注意です。
問 5 並び替え問題
(1) 疑問詞 what は時に要注意です。直後に名詞が続くことがあります。
日本語でも“何色”“何語”のような表現をするように、英語も同様に“ what color ”“ what language ”のように表現します。
(2) 前回も出た過去分詞を用いた文です。後置修飾の文が自然に書けるように何度も練習しましょう。
(3) 長い文は“一番伝えたいことは何か”を常に考えて書いていきます。
まず ask 人 to を用いて、サムにしてほしいことを書きます。サムに願うのは“家に来ること”なので、 come to my house が続きます。そのあと接続詞 when を用いて残りの選択肢で文を作れば完成です。
(4) be interested in で“〜に興味がある”という意味です。自己紹介にも使える便利な表現なので覚えておきましょう。
(5) 様々な表現を学んできたので、今一度気を付けるべきはそれらが混ざってしまうことです。
この問題では“ have to ”を作ってしまうとアウトです。 will +動詞の原形、 to +動詞の原形、 a lot of を使って、 You will have a lot of time to study English. が書ければ正解です。
(6) 地球にあたる the Earth が文末にあります。
“地球を救う”という表現を作りたければ save は文末に出てきます。日本語をよく見て、どの語とどの語が近接していなければならないのか考えてみましょう。
問 6 英文要約問題
各選択肢のラフな訳を取りましょう。
ア 次の日曜日何する?
イ 彼女に何を買うべきかわからない。良い考えある?
ウ それは良い。一緒に寿司を作ろう。
エ 誕生日プレゼントあげる?
オ 次の日曜が祖母の誕生日。だから彼女を訪ねる。
カ 君は料理が得意。夕食を作れば?
キ 楽しんで。
“祖母の誕生日に何をすれば良いか尋ね、アドバイスをもらい、何をするか決定した。”という流れが作れれば正解です。
問 7 英作問題
A と B のイラストの説明をします。シンプルに見たままを書きましょう。
A は、午前 7 時には雨が降っていた。ナオトは友だちとサッカーができないと思った。
B は、午後 4 時には雨がやんだ。ナオトは友だちとサッカーができてうれしかった。
こういった内容が英語で書ければ大丈夫です。
正しい文が書けていれば、条件をすべてクリアできていなくても点がつくことがあります。 ( 満点にはなりませんが。 )
50 点満点のテストでの 1 点は貴重です。諦めない姿勢を忘れずに。
問 8 長文問題
残り時間が限られている場合、ねらい目は (4) 、 (5) の問題です。
(4) は文の前後だけに注目しましょう。 A ですが、それに対して “私たちは名字を持たない。
”とニーが言っています。ニーはミャンマーからの留学生なので、ミャンマーの名字事情を聞いているカが正解になります。
B は“アウンサンスーチーさんを知っているか。”に対する返答になります。それに加えて “彼女は有名だ。
”とオリビアが言っているので“もちろん。”を意味するイが正解になります。 C はエとオで悩みそうですが、ニーは“火曜日よ。”と答えています。よって正解はエです。
“○月○日よ。”と答えていればオが正解になります。
(5) はアウンサンスーチーがヒントです。これが問題文に入っているということは、本文で“アウンサンスーチー”が出てきた後の文中に答えが隠れているということです。
これで答えを探す範囲は限定されます。
残された時間を焦らずに使いましょう。 (4) 、 (5) が正解すれば、半分近い 6 点を取ることが出来ます。
2017.12.21 Thursday
12:59 | posted by
risuukan
当塾塾生・当塾保護者様・当塾をお考えの方
早いもので、クリスマスですね!
いち早く、私立大学の合格発表が到着した生徒の皆さま。本当に合格おめでとうございます!
理数館の講師一同、心よりお喜び申し上げます。
少し早く大学生になったような気分ですね!当塾では、高校生活最後の卒業試験まで気を抜かずに頑張りましょう!
お手伝いさせていただきます。
理数館 教務課
2017.11.16 Thursday
17:01 | posted by
risuukan
第四回診断テスト分析(数学)
今回の診断は前回よりは難易度が上がったと思う。問2の計算自体は難しくはないが、出題のされ方で難しくなっている。
問3の図形は、(4)以外は難しくはない。問4は確率自体は難しくないが、問題文をきちんと理解できるかがポイントとなる。
問5の関数は(1)〜(3)までは難しくはないのだが、いつもと図の感じが違うので戸惑った人もいるかもしれない。問7の相似の証明は解きやすかった。このレベルを確実にできるようにしておこう。
次回は1月の第五回の診断になる。平行線と比や三平方の定理までが範囲になり、図形が難しくなってくる。期末試験の範囲とも重なってくるので普段の学習から丁寧に解いていこう。
また期末試験が終わると気が緩みがちだが、ここからは志望校を絞り込み受験に向けて集中していく時期になる。12月には、やりきれてない単元や苦手な単元を全力で克服しておこう。
問1は計算問題。
正負の数、文字式の計算、連立方程式、因数分解、平方根、二次方程式が出題された。(3)のA=B=Cの連立方程式は、A=C、B=Cの形に直す。(4)の因数分解はまずくくる癖をつけよう。
問2は計算の応用。
(1)の比の計算は今後図形でもお世話になる。出来るようにしておこう。(2)は知っていれば確実に解ける。係数の大きいYに1から順番に自然数を代入していく。(4)は乗法公式を利用して変形するが、代入していってもよい。(5)はアイデアを思いつくか。=0になる式と求める式が1違うことを利用する。
問3は図形からの出題。
(1)の角度の計算は取れるようにしておきたい。内角・外角の関係を利用する。(2)は相似な図形を選ぶ。確実に取りたい。(3)は立体について。円錐を展開したときのおうぎ形の面積になる。半径×弧÷2を使うと早い。(4)は面積比の問題。相似を使う。向かい合う三角形が相似で相似比は5:2。
問4は確率の問題。
ルールが理解できるか。樹形図そのものはコイン三枚の表裏なので、全部で8通りになる。あとはそれぞれ次郎さんと花子さんが何点になるかまで書いておくと分かりやすい。
問5は二次関数の問題。
(1)では分かっている座標を代入してゆくだけ。(2)は変域の計算。なので(1)(2)は図がよく分からなくても解ける。(3)はADの長さなので、AのY座標からDのY座標を引くとよい。点Aの座標は(−6,9)、点Dは(−6,3)なので6。(4)は文字aを使ってBEとADを表して、式をつくる。
問6は一次方程式の文章題。
1時間当たりの面積で比べる。20%小さくなるということは×0・8でよい。解の確かめを忘れない事。
問7は三角形の相似の証明。
平行四辺形なので対角が等しいことを使う。なぜ等しくなるか、根拠も書いておくこと。
問8は二等辺三角形になることの証明。
正方形であることと最初の仮定を利用して、合同を示す。対応する辺の長さが等しいので、二等辺三角形であることが示せる。
2017.11.16 Thursday
16:54 | posted by
risuukan
2017 年度第 4 回 学習の診断分析
第 4 回の診断でした。診断テストも残り 3 回です。どのくらいの点であれば確実に取れるのか、自分の中で判断できるようになりましょう。
勿論得点の変動はあると思いますが、“それでもこの点数は確実にクリア出来る。”という最低ラインを見定めておくと自信につながります。
現在学習している関係代名詞が、中学校で学習する最後の英文法になります。それが済むと 3 年間の復習をどんどん行っていくことが出来ます。
意外と試験当日まで時間はあります。今一度、しっかりと学んできたことを見直して、自分が苦手としている分野を見定めていきましょう。
問 1 リスニング問題
今回はもう一度 A 問題について説明します。なぜならかなり捻った問題だったからです。
(1) は会話文の中に出てくる“曜日とメニュー”の正しい組み合わせを選ぶ問題でした。月曜日にカレーライス、火曜日にスパゲッティ、そしてピザが食べたければ土曜日という内容が放送されました。
イラスト見ればわかりますが、メニュー名を日本語で書いておきましょう。また曜日名もカタカナで大丈夫ですので、書いておけば聞きながら焦ることはありません。
(2) はブラジルへの手紙の切手代が幾らになるのかを選ぶ問題です。実は、正解は直接聞こえてきません。
“カナダに送った時に 110 円かかった。それよりはかかるだろう。”“ 200 円以上はかからない。”という 2 つのヒントから、イの 130 円という答えを導きます。
(3) のような時刻が絡む問題は、時間を書いておきましょう。今回はすべて 9 : 30 でした。“駅で 9 : 30 に待ち合わせ。”と聞こえてきますので、アを選びます。
イラスト問題は単純な時もあれば、時に聞き手を惑わすような文面で出されることもあります。しっかりとイラストから読み取れる情報を問題用紙に書き込んでおきましょう。
問 2 共通問題
(2) のイに出てくる said は要注意です。“セイド”と発音しないように。正しくは“セド”に近い音です。“セイド”と間違って読むであろうと予測し、“エイ”の音を含む play をあててきています。このパターンよく見られます。
(3) はあくまでも新情報を選びましょう。“誰が作ったか”が論点ですので、エが正解になります。文中に疑問詞が出てくると、それに対応する部分が正解になります。
(5) はコンサートの感想を聞かれているので、感想を述べているものは軒並み“ふさわしい”ものになります。感想になっていないものが“ふさわしくない”ものになります。
問 3 選択問題
(1) 疑問詞が選択肢に出てきた場合、相手の返答に注目します。 A のセリフだけだと、イとエが正解になります。ただ、 B が“祖父の家の近くに”と答えていますので、場所を尋ねていたことが分かります。
(2) 比較級と最上級と as 〜 as を混ぜないように。“剣山よりも石鎚山の方が高い”と言いたいので、イが正解になります。アは“石鎚山は剣山ほど高くない”という意味になってしまいます。
(3) “ tell 人 to ”の理解があれば瞬時に解けます。用いる動詞に特徴がある文法はしっかりおさえておきましょう。解答時間の短縮につながります。
(4) アイウで悩んだかもしれません。アであれば、 B が It’s ten forty. という回答をします。ウは間接疑問文なので、 does が不要です。
(5) celebrate の形だけでなく、 in か on かの選択も問われた問題でした。“ 10 月 31 日に祝われている”ので過去分詞形にします。また具体的な日付には on を使います。
(6) 教科書でも出てきたネタですね。伝統的な日本食が人気なのは、脂肪分が少ないからです。これが分からなくても、他の選択肢は“新鮮な魚や野菜を使っていない”“ヘルシーではない”等、日本食が人気になる理由の説明にはなりません。
問 4 書き換え問題
(1) it for to の文です。 It is で書き始めることが多いと覚えておきましょう。あとは listening を to +不定詞の形に直すので listen にします。
(2) 比較は要注意です。今回は比較級を as 〜 as で書き換えます。元の文章で can が使われていますので、 can’t で否定します。
(3) when を接続詞として捉えます。なので when の後に he を主語に文章を書いていきます。
(4) “サッカーの試合を見ることが私をワクワクさせます。”という文章を作ります。動名詞、 make を上手く利用します。
書き換え問題は、消えてもいい語と、消えてはいけない語を見分けていく必要があります。 listening や start 、 watch など動きを笑わす語は、形は多少変化しますが、それ自体は消えてはいけない語です。
問 5 並び替え問題
(1) 過去分詞を用いた文です。後置修飾の文が自然に書けるように何度も練習です。
(2) “ Could you tell mehow to get to the< 目的地”と“ Could you tell me the way to the 目的地”の 2 つは道を聞く常套句です。暗記してください。
(3) 文が長くなった時に気を付けるのは、一番伝えたいことがぼやけることです。こうなると、語順が滅茶苦茶になってきます。
まずは、“ケンと私は親友だ。”という部分を作ります。その後に“ 10 年以上”という表現をつけます。時間や場所的な表現は基本的に文の最後の方に出てきます。“一番伝えたいことは何か”を常に考えておきましょう。
(4) 選択肢から so 〜 that 構文であることに気づけます。さらに接続詞 that があるということは、その後ろに、主語+動詞の形で文章が続いていきます。各語が文章中で果たす役割を整理していきましょう。
(5) これも“けん玉が何なのか”をまず説明します。 A kendama is a toy. を作ります。 be 動詞に注意しましょう。
be 動詞はその前後の語をイコールで結ぶ力があります。もし adults を置いてしまうと、“けん玉は大人です。”という変な文が出来上がります。作った文の後に、過去分詞を置いて、けん玉が“どのような”おもちゃなのかを説明していきます。
問 6 英文要約問題
(1) は直接答えがかかれていません。“子規が 22 歳の時に漱石に出会い、子規が 34 歳で亡くなる時まで友情が続いた。”とあるので計算して 12 が正解になります。
(2) はそのまま読み取ります。兄・弟どちらでも大丈夫です。
(3) は“素晴らしい友を持つこと”が正解です。“友を持つこと”や“友人”のような回答は避けましょう。書かれていることを、そのまま訳して回答にすることが、今後点数を取るうえで重要になります。
問 7 英作問題
突然懐かしさすら感じるお題が出ました。ただ、こういうお題こそ、点数を取りに行くテクニックを存分に使うことが出来ます。
自分の夢が実際にあるかもしれませんが、それを英語で表現できないのであればあきらめましょう。無理して書く必要はありません。自分が確実に書ける職業名を用いて書きいきましょう。
My future dream is to be a tennis player.Because I like tennis very much. So I have to practice it hard. I want to be a good tennis player like Kei Nishikori.
例えばこの文でも、 3 文以上 25 語以上、それをあげた理由、努力したいことなどの条件をクリアすることが出来ます。
将来の夢、高校生になってしたいこと、冬休みや春休みの予定等が今まで英作問題のお題として出されてきました。前もって考えておきましょう。それをそのまま書けば点数を取れます。
問 8 長文問題
今回は (3) や (5) のような日本語で説明するタイプの問題の解き方です。
(3) は that が指す内容を答える問題です。
基本的には直前の一文や直前の段落がそのまま答えになります。今回は星山理佳さんの羊の切手にまつわる話をまとめます。
解答用紙にガイドラインとなる日本語が既に書かれており、それぞれに“ 2003 年”“ 2015 年”と年号が入っていますので、それらを直前の早紀のセリフから見つけ、上手く訳します。“ 2003 年の切手では羊がマフラーを編んでいたこと、 2015 年の切手では羊がそれを身に着けていたこと。”が見つけられれば good です。
(5) は指定された語句を用いて答える問題でした。“ホルン”や“郵便配達人”という単語には注釈がつけられ、文末にまとめられていました。
注釈に載せられている順番が最後の方ですので、文章中でも最後の方に出てくることが予想されます。
実際答えになる部分は、文章の最後のマイクの長いセリフの中にあります。問題を解くために、毎度長文を読み直すのは骨が折れる作業です。効率的に正解につながる部分を探す技術を身に着けていきましょう。
2017.10.16 Monday
16:53 | posted by
risuukan
2017 年度第 3 回 学習の診断分析
第 3 回目の診断でした。第 2 回からあまり間隔があいておらず、定期試験も前後であったかもしれません。
今後このパターンで進んでいきます。試験試験試験です。ただ、何度も何度も試験を繰り返すことで、実力はどんどんついていきます。問題に慣れることもできます。
引き続き自分の得意分野・苦手分野を明確にしていきましょう。英語はここからもう一つ難度が上がります。新しい文法を学習しつつ、 3 年間の内容を復習していく必要もあります。一つ一つ目の前の問題を確実にクリアしていきましょう。
問 1 リスニング問題
今回は C 問題について説明します。長めの英文を聞いてから質問に答える難度が高い問題です。問題文を先に読みましょう。
(1) グループで話す目的、 (2) 昼食を作る時間、 (3) アドバイスを意識しながら 1 回目の放送を聞きます。
(1) は、“ you will make groups of six people. ”のフレーズが聞き取れたら、そろそろ答えが来ると予想します。 (2) は“ lunch ”が聞こえたら、答えはその辺りで聞こえてきます。 (3) は、問題文にある通り、“最後の”言葉を聞き取ります。 1 回目で大体のイメージを掴みます。聞き流す感じでもいいですが、可能であればメモを取りましょう。
今回はあまりひっかけの無い文章でしたが、 (2) は少し工夫が必要です。直接答えは聞こえてきません。“ from nine to eleven ”から、 2 時間であると考えます。 事前に目を通す、可能ならメモを取る等、正解を出すコツを常に実践していきましょう。
問 2 共通問題
今回は (5) 、 (6) の解き方です。
(5) は、“ふさわしくないもの”を選びます。ここを読み落としたが故に間違う人が多いです。“ふさわしくない”とは、会話が成り立たないことを意味しています。明らかに変な表現が 1 つ出てきますので、それを探してください。
A さんは、“兄のためのTシャツを探している。”と言っています。ア:何色をお探しですか。イ:色々なTシャツがありますよ。ウ:これはどうですか。エ:これはあなたにピッタリですよ。がそれぞれのラフな訳です。 A さんは“兄のためのTシャツ”を探しているのに、“エ”は A さん自身にTシャツをすすめています。よってこれが“ふさわしくないもの”だとわかります。
(6) は様々な形式がありますが、今回は共通して入る 1 語を答えさせる問題でした。難易度が少し上がりますので、難しいと感じたり答えがすぐに浮かばなかったりすれば、とばしても良いタイプの問題です。
ただ、良い点を取るためにも解き方を説明しましょう。“どうやって学校に来た?”という問いかけに対し、“バスで来た。”そして“ 15 分かかった。”という旨のセリフを述べています。“バスに乗る”と“時間が○○かかる”という 2 つの意味が出せるのは、“ take ”です。ただ、過去の話ですので、過去形にするのを忘れずに。
問 3 選択問題
この問題では、答えの探し方を解説します。
(1) “あなたとコウジ”に聞いていますので、“私たち”で答えます。アを選ばないように。
(2) カナダに行きたい理由を答えます。イが正解です。エに要注意です。エは never been to であれば正解です。今後この手の問題も増えてきます。表現としては何も間違えていない、且つ、それらしき表現を勉強した気がする、でも、正解になるためには何かが足りていない選択肢に注意です。
(3) “ one of +複数形”の形を選びます。アとウは country が複数形ではありません。エは表現として間違えています。酷似した選択肢が並んだときは、文法的に何が間違えているのか考える必要があります。試験中にその時間がなければ、次につなげるために、復習の意味も込めて試験後に考えてみましょう。
(4) セリフが増えてくると要注意です。最後の B のセリフが無ければ、ア〜エまで全てが正解になります。最後の“それを買ってくるよ。”から正解がエであることが分かります。 it が them ならばウが正解です。
(5) 電話の表現は、“誰が何をお願いしているのか”を丁寧に読み取りましょう。今回は電話を受けた側のセリフです。なので、ウが正解になります。アは電話をした側のセリフです。
(6) 好きなスポーツについて話し合い、最後に“一緒にやろう。”と誘っています。 A もテニスが好きなことを示すセリフを選びます。
問 4 書き換え問題
問われている形は大体同じようなものです。パターンをおさえましょう。
(1) as 〜 as から比較の書き換えだとわかります。“マキはナオキほど歌が歌えない。”という文章なので、“ナオキはマキよりも歌が上手。”という文を作ります。
(2) 2 文から 1 文への書き換えは、現在完了を用いるパターンが多いです。今回も“ 10 年間友達である”という文を作る問題でした。
(3) so 〜 that が見つかれば、すぐに too 〜 to が浮かぶようにしましょう。こういうタイプの問題は瞬時に解いて時間を稼ぐことが出来ます。
(4) 間接疑問文の文でした。この手の問題は、一見してどの文法を使った書き換えなのかが閃かないと、解くのが厳しくなります。類題をたくさん解いてパターンに慣れましょう。
問 5 並び替え問題
選択肢から大体の文の全体像をイメージし、ある程度の語の塊をつくれるようになりましょう。
(1) まさにパズル形式の問題です。 an が何につくのかを考えます。 interesting と animals で迷いそうですが、 animals は複数形なので an はつきません。 an interesting book を買ったことがわかります。
(2) What do you want to do 及び What do you want to be はそのまま覚えましょう。よく使います。
(3) 現在完了形の文です。加えて finish +動名詞も使っている文です。
(4) 書かれている日本語のガイドラインと英語で書こうとしている内容に差異がある場合は注意です。 What do you call 〜 ? で書く場合もあれば、今回のように this red flower を主語に、受動態で書くパターンもあります。各文法を勉強した時に出てきた基本文を整理しておくと、表現のカードを増やすことが出来ます。
(5) tell +人+ to の表現を使います。選択肢に動詞が 2 つ出てきたら、 to とつなげて不定詞を作りましょう。
(6) “ Kaiten-zushi is asushi restaurant< ”を作ります。 be 動詞には、その前後の語をイコールでつなぐ働きがあります。つまり、“回転ずし”が何なのかを表現しなければなりません。この感覚は、これから学習していく文法で必要になってきますので、今一度 be 動詞の働きを確認しておきましょう。
問 6 文章並び替え
ラフな訳を取ります。
ア 6 歳の時に始めたので、約 9 年間。
イ 友達と公園でテニス。
ウ もちろん。一緒にテニス出来たら楽しい。
エ 時間があれば何してる?
オ 長いね。テニスに興味がある。一緒にできる?
カ そうなの。どのくらいしてる?
これを自然な会話の形に並び替えます。エ→イ→カ→ア→オ→ウとなります。
問 7 英作問題
厳しい問題でした。あきらめても良い問題です。ただ、こういう問題が出たということは、今後も出る可能性があるということです。今まで学習してきたどの文法を使えば、求めてられている条件に沿った英文が書けるのか考えてみましょう。“自分の経験”は現在完了形で表現することが出来ます。“ずっと〜してきている。”という表現も、現在完了形で書けます。また、“これからがんばりたいこと”は未来形や want を使って表現できます。
難しい問題でしたが、なんとなく英文が書けそうであればとりあえず書いてみましょう。点数になれば自信になります。
問 8 長文問題
例年に比べてバラエティに富んだ設問でした。今回は (1) 、 (4) 型の解説です。問題文に書かれている通り、前後の内容だけで答えを見つけることが出来ます。
(1) は、ア〜エまで全て同じような意味です。どの語からも“〜間”という意味が取れます。これは、それぞれの語の用法を問う問題です。アの between は 2 つの対象物の間を指す語です。“郵便局と学校の間”のような表現です。イの for は現在完了形での用い方を思い出しましょう。
“ 1 年間”とか“ 2 時間”とか、こんな表現に使えます。残った 2 つが厄介です。基本的には同じニュアンスですが、ウの while の後には文章が来ます。“私がそこにいた間= while I was there ”のような文をイメージしてください。
エの during の後には名詞が来ます。本文のように“江戸時代の間= during the Edoperiod< ”とか、よく使う表現としては“夏休みの間= during summer vacation ”などがあります。
このように、同じ意味だけど用法が微妙に違う語はいくつかあります。漠然と意味を覚えるのではなく、用法にも注意を向けられるようにしましょう。
(4) は、接続詞の選択です。前後の文のつながりを掴みます。浩二は“歌舞伎が今行われていないこと”を詫び、“建物の中を見ることが出来る。”と言っています。これを自然につなぐ表現を考えます。
“歌舞伎は今行われていないが、建物の中を見ることは出来る。”が自然な日本語ですね。よって答えはウになります。
本文全体を読まなくても解ける問題が何問かあります。残り時間が厳しいと感じるならば、こういう問題を解いて、 1 点でも多く取れるように頑張りましょう。
2017.10.16 Monday
16:49 | posted by
risuukan
第三回診断テスト分析(数学)
問1
計算問題。一次方程式、因数分解、平方根、二次方程式が出題された。今まで学習した単元で計算問題として出やすいのはここまでになる。ここで点を落とすのはもったいない。とにかく計算の練習をして、確実にここで点を取るようにしよう。
問2
計算の応用。絶対値、式で表す、平方根、二次方程式が出題された。(1)条件にあう整数は−2、−1、0、1、2。このうちの最も小さい整数である−2を答える。(2)は一分あたりの水の量から高さを計算する。水の量が4L=4000立方cm、底面積が800平方cmなので、高さは5cmずつ増える。Y=5Xが答えになる。
問3
図形からの出題。
(1)は展開図からねじれがどこかを考える問題。辺AEにくっつかない辺はBFとなる。
(2)は角度を求める。30度回転しているということはどこが30度になるのかをさがすとよい。
(3)は内角の和を求める問題。外角から考えると楽にできる。外角は45度なので360度÷45度で正八角形。あとは公式を利用するか、135度×8で計算できる。
(4)は長方形になる条件。どうなると長方形で、どうなるとひし形なのか、きちんと理解しておこう。
(5)は球と円柱の表面積について。球の表面積4πrの二乗は覚えているだろうか?円柱は一度展開図を考える。このとき高さが2rになっていることに注意しよう。
問4
規則性の問題。今回の問題は色を並べてゆくパターン。4枚ずつがセットになっている。30枚目は2枚目と同じになる。(2)では青色のタイルとすべての枚数の関係を考える。青色が1枚で全体は10枚、青色が2枚で全体は30枚、青色が3枚で全体は50枚。1、3、5…×10の関係なので10(2n−1)となる。
問5
一次関数の問題。点が動く問題。ただし見慣れた長方形ではなく台形。また時間と面積をグラフで表している。
(1)では速さを求める。グラフから4秒で8cm動くことが読み取れる。
(2)ではグラフと図の両方から辺の長さを考える。
(2)が分かると(3)を解くことが出来る。a=7、そのときの面積は高さ6cm、底辺6cmの三角形の面積となる。
(4)は三角形ABPと三角形APDの式を考え、=で結ぶとよい。
問6
文字を使っての証明。「2けたの自然数」は「10x+y」になる。問2などでも問われることがあるので、まずはここが出来るようにしよう。「9の倍数」であることを証明するので、「9×(nの式)」の形になるように変形する。あとは「x、yは整数」などの必要な語句を書き忘れないようにしよう。
問7
二次方程式の文章題。正方形の面積についての問題。大きい正方形の面積から小さい正方形の面積を引いて考える。Xが正なので、そのことを用いての確認も忘れないようにしよう。
問8
図形の証明。二等辺三角形であることを示す。平行なので、錯角や同位角が等しくなる。今回は同位角を用いる。仮定と同位角が等しいことから、2つの角が等しくなることが分かる。
今回の診断は前回よりは難易度が上がった。問1,2の計算は変わらないレベルだが、問3の図形で長方形の条件などの知ってはいるが、たくさん解いたわけではない部分が出されたので点を落としてしまった人もいるのではないか。
また問4の規則性、問5の関数は難しかったと思われる。今回のようにあまり見たことのないタイプの問題が出ると、それだけで焦ってしまうことがあるが、こういう時こそ解ける問題を確実に解いてゆこう。また求められている条件にも気をつけて凡ミスによる失点を防ぎたい。
次回は二次関数と相似な図形までが範囲になる。二次関数は受験でもよく出題される単元。
aの求め方、変域や変化の割合、グラフと直線の問題などを解けるようにしておこう。また相似な図形は中三後半の図形の内容の基礎となる。ここが分かってないと、中三で習う図形全体を苦戦する。しっかりと理解していきたい。
2017.09.14 Thursday
08:09 | posted by
risuukan
第二回診断テスト分析(数学)
今回の診断は標準的なレベルだった。問1,2の計算での失点を防いでいこう。問5の関数もありがちな形ではあった。
今回から図形の証明も出題されている。中三の後半になると、問3の図形が難しくなって、点が取りにくくなる。今回の問7のような分かりやすい証明はできるようにしておかないと、後で困ることになる。
次回は2次方程式までが範囲になる。計算、文章題ともに2次方程式が出題される可能性が高い。学校で習う内容をしっかり練習しつつ、苦手分野の復習もして臨んでいこう。
問1、2は計算問題中心。中2内容では連立方程式や等式の変形、中3内容では因数分解、平方根が問われた。
問2の(4)は3n+2を二乗すると3で割り切れないのは4だけになる。4を3で割った余りの1が答えになる。(5)では√の小数部分について。代入する時には、因数分解してからの方が計算しやすい。
問3は図形からの出題。(1)、(2)の角度の計算は取れるようにしておきたい。(2)は外角を使うと計算が楽だが、最後に180°から引くことを忘れないようにしよう。
(4)の等積変形の問題は診断ではよく問われる。点Gを動かして考えると斜線部は四角形ABEFの半分の面積になっている。
(5)は計算は難しくないが、見方が難しいかもしれない。どこの長さが等しいのか、図とひし形の性質から考えよう。
問4は確率の問題。今回の問題は三枚の硬貨を投げるパターン。樹形図が書ければ問題ない。ルールをよく読んで考えていこう。
今回の問題以外では、2桁の整数を作る問題や色のついた球を取り出す問題、さいころを二つ使う問題も出てきやすい。しっかり復習をしておこう。
問5は一次関数の問題。座標や直線の式を求めてゆく。どのデータを使い、どの方法で解くかが分かれば難しくはない。分からなくなっても、とりあえず代入していけばある程度は出来る。
(1)は確実に解きたい。X軸上の点だから、y=0を代入する。(3)は二つの点の座標から式を求める。(2)の面積を求める問題は三角形ABCの四分の三を考えることが出来るかどうか。
(4)は面積が等しくなることは、直線が平行であることを利用する。関数の応用としては出てきやすい形の問題。2次関数でもこの考え方は出てくる。あとは多少の分数で動揺しない事。今後分数の答えは普通に出てくる。慣れよう。
問6は連立方程式の文章題。回数を求める問題。問題文の条件にしたがって式を立てる。勝った回数に3を、負けた回数に−1をかける。
太郎さんが負けたのはx−y回ということに気づくことができるかどうか。連立方程式の計算自体は難しくない。解の確かめまで書くことを忘れずに。
問7は図形の証明。三角形の合同を示す。仮定から二つの条件が分かり、あとは共通な角を示す。素直な問題なので、この証明は出来るようにしておこう。
問8は図形の証明。錯角が等しいことを利用して平行四辺形であることを示す。錯角が等しくなる=平行になる。少しまわりくどい証明になっているががんばろう。
理数館 教務課
2017.09.14 Thursday
08:00 | posted by
risuukan
2017 年度第 2 回 学習の診断分析
夏休み明けてすぐの 2 回目の診断でした!
1 回目から期間が空きましたが、良い点数が取れた出しょうか。難度は様々ですが形式はよく似ています。すべてを理解して解くのは難しいですが、理解しきれていなくても解ける問題があります。
いかに短い時間で問題を解いていくかがポイントになってきますので、様々なテクニックを駆使しましょう。加えて、どの順番で解くのか、どの問題を優先して解くのか、自分なりの解き方を固めていくことも大切です。
“時間があれば解けたのに。”が一番悲しい言い訳です。反省することは大事ですが、毎回の試験で後悔が積み重なってくのは避けたいですね。“解ける問題がしっかり解けた。”と思えるような解き方を心掛けていきましょう。
問 1 リスニング問題
リスニング問題には様々なパターンがあります。
今回は B 問題の攻略法です。放送される会話の続きのセリフを考えますが、まずは選択肢の簡単な訳を取っておきましょう。
(1) ア どこで? イ いつ? ウ 何を? エ どちらを? (2) ア 昨年 イ 4 時に ウ 5 時間 エ 6 歳から (3) ア お店に行くべき イ 病院に行った ウ 早く寝るべき エ 早く寝たい この程度で十分です。これを基に考えます。
(1) は、“いいバッグだね。”“ ABC ストアで買ったよ。”という会話です。 ABC ストアでバッグを買ったことは明らかです。さらに聞くとすれば、イの“いつ買ったの?”しかありません。
(2) は、最後の“どのくらい住んでいるの?”だけに注目します。正解はエです。アは Sincelast year.< なら正解でした。
(3) は体調が悪い相手にかける言葉を探します。アとウに絞られますが、当然ウが正解になります。
あらかじめ選択肢の簡単な訳取りをしておくのは、リスニング攻略の効果的な方法です。選択肢の文は難度が高い英文ではありませんが、いざ耳で聞き始めると不思議と文章の意味が取れなくなってきます。
これがリスニングテストの持つ独特の雰囲気です。入試本番でもリスニングテストが占める点数の割合は高いですので、今のうちから効果的に点数を取れるように自分を訓練しておきましょう。
問 2 共通問題
今回は (1) アクセント問題と (2) 発音問題の解説です。
(1) アクセント問題
前回も触れましたが、各選択肢を心の中で思いっきり大げさに発音してみましょう。間違ったところを大げさに発音すると必ず違和感に気づけます。そのためにも普段から単語を声に出す練習が必要です。
また最も強く発音する部分がわかるようにマーカー等で色を付けるのも良い方法です。耳だけでなく、目でもその部分を意識することが出来ます。
(2) 発音問題
これも声に出すことが非常に重要です。加えて、発音問題でよく用いられる語を覚えていきましょう。アの read は、現在形と過去形・過去分詞形が同じつづりでありながら発音が変わる語です。
今回は have のおかげで read が過去分詞形であると判断できましたが、厄介なのが過去形の場合です。“ He readthis book.< ”なんて文が出たら要注意です。
この場合、三人称の s がついていないので、この read は過去形です。よって、 read の発音は“リード”ではなく“レッド”になります。
またイの says も要注意です。これを“セイズ”と発音してしまうと、後ろの“メイクス”と同じ音だと勘違いして間違ってしまいます。
正しくは“セズ”と発音して、“イ”の音は出ません。頻出の引っかけワードですね。加えて過去形も要注意です。過去形 said も“セイド”と発音してしまうとアウトです。
これも“セド”という発音で、“イ”の音は出ません。
このように頻出の要注意ワードをおさえていきましょう。雑に解くと間違えてしまうような選択肢が潜んでいます。
問 3 選択問題
この問題では、答えの探し方を解説します。
(1) have の時点で、現在完了形だとわかります。アとイはすぐに消せます。 visited も怪しいですが、 visit に to は必要ありません。 been to が正解です。
(2) 再び現在完了形です。アかエで悩みます。イとウは速攻消します。“ 10 年間”という表現を作りますので、エが正解になります。
(3) “なんて〜なんだ!”という表現を選びます。時に難度がグッと上がることがありますが、深読みしないようにしましょう。
厳島神社を見た人の純粋なセリフを選びます。書かれている文章からわかる事しか問題では問われません。素直に読んで素直に答えられるように。
(4) セリフが多くなると要注意です。“地球のために何が出来るか?”という問いかけに対する答えとしては、ア、イ、エに可能性があります。
しかし、 A が最後に“父はたくさんのものを修理している。”と言っていますので、ここにつながるような答え出なければなりません。それで正解がイになります。
(5) 選択肢で重なっている部分を一気に消してしまいましょう。ア 高松駅への行き方 イ 予讃線の乗り方 ウ 切符の買い方 エ 坂出への行き方 のいずれかを聞いていることになります。
B が開口一番、“高松駅から予讃線に乗ってください。”と言っているので、アとイは消えます。ウも消えますね。よって正解はエです。
問 4 書き換え問題
書き換えは難問です。もとの文をよく読んで、どう書き換えるかよく考えましょう。
(1) 最初から難問でした。もとの文の意味を掴んだうえで、同じような意味合いの表現を考えなければなりません。“日本のアニメは世界中で人気です。”がもとの文の意味です。
“人気です。”の部分を“好かれている”又は“愛されている”に書き換える問題でした。
(2) これも難しかったです。“初めて東京を訪れて幸せです。”という文を、“今まで一度も訪れたことがなかったので、東京を訪れて幸せです。”に書き換えます。
(3) やっと書き換えらしい問題がでました。 see から Okinawa までは、上と下の文で同じです。よって could を書き換えます。 can = be able to を覚えておきましょう。
ただ、今回は過去の話ですので、 be 動詞を過去形にすることを忘れずに。
(4) 同じ意味で書き換えられるのか?と思えるような文ですね。“私は何をすべきですか?”を“私は何をすべきかわかりません。”に書き換えます。
what to を用いた文です。 I don’t know what to do. の一文丸々覚えておくと良い表現です。
問 5 並び替え問題
(1) 選択肢を見ると、現在完了形の文章であることがわかります。 have + just +過去分詞で文を作ります。
(2) 丸覚えしていればすぐ解けますが、知らなくても解けます。疑問文の型は数えるほどしかありません。疑問詞、助動詞、 Do 系統、 be 動詞で始まる文のどれかです。
今回の選択肢で疑問文の頭に置けるのは Would だけです。 Do you like dogs? や Can you play tennis? など、今まで幾度となく書いてきた疑問文を思い出しましょう。
2 番目に主語が来て、 3 番目に動詞が来ます。この並びはほぼ不動です。それで Would you like が作れます。これに some more をつければ完成です。
(3) 前回触れた、メインの文に直接関係ない語が選択肢内にいる並び替えで厄介なパターンです。今回は by がそれに当たります。取りあえず、 by を無視して文を考えていきます。
“これらの素敵な写真”は“ These nice pictures ”です。意外と英語と日本語の語順は同じ場合があります。シンプルに考えましょう。その後、受け身の文をつなげれば完成です。 by は最後の Ken の前に置きます。
(4) How many CDs do you have? を思い出しましょう。 How many の後に名詞の複数形、つまり最後に s がついている語が来ます。今回は times ですね。
その後、残りの選択肢で“ do you have ”のような疑問文を作ります。今回は現在完了形の疑問文を作れば正解になります。
(5) it for to の文です。 it is 形容詞、 for の後に人、 to の後に動詞が来ることも覚えておきましょう。
(6) ask 人 to の表現を用います。また、 you を主語にしないように。それだと Can you say that again? で終わってしまいます。
問 6 文章並び替え
各選択肢の簡単な意味を取ることが正解への近道です。
ア イルカと泳いだ。
イ 2 週間。色々楽しかった。
ウ 家族とオーストラリアで過ごした。
エ 一番面白かったのは?
オ 夏見かけなかった。何してた?
カ 本当に?どのくらい?
キ 良い時間過ごしたんだね。
これぐらいで十分です。“オ→ウ→カ→イ→エ→ア→キ”の流れが見えますね。
問 7 英作問題
久々に非イラスト問題が出ました。しかも難度が高かったと思います。条件も今までになく細かかったです。前回も触れましたが、英作問題の基本は“自分が書ける英文をしっかり書く”ことです。全力で自分の一番好きな本や漫画について書く必要はありません。
好きでなくても、しっかり読んだことがなくても、 20 語以上で表現できれば点数を取ることが出来ます。逆にそこに固執してしまうと、時間は取られ点数にもならないという散々な結果になります。
また、 1 文しか書けなくても、 20 語以上なくても、自分が書いた文章は消さずにそのまま残して提出してください。解答に載せられている採点基準を見ると、 3 文以上・ 20 語以上でなくても採点されることが分かります。 10 語でも書いていれば 2 点取れる可能性が残されています。 1 点でも多くとるために、書ける部分はしっかり書くように!!
問 8 長文問題
今回は (1) の考え方の解説です。
前後が読めれば解ける問題ですので、残り時間が少なければ、この問題だけでも解きに行きましょう。
まず A 、 B 、 C 、 D 、 E の特徴を捉えます。 A 、 B 、 C は相手の発言につながっているので、疑問文である可能性が高いです。
逆に D と E は後にまだセリフが続いています。相手に質問しておきながら自分が話し続けることはあまりないですね。つまり疑問文ではない表現が D と E には入ります。
ア、ウ、エが候補になります。ただ、アは、“ヒントをください。”という意味ですので、これも疑問文同様、相手に発言を促す表現です。
よって、 D と E にはウ“その通り。”と、エ“知らなかった。”のどちらかが入ります。
残ったア、イ、オ、カが A 、 B 、 C の答えになります。
疑問文と回答はお互いに作用しています。一方の文が分かれば、もう一方の文を作ることが出来ます。例えば A を受けて、 Mika は現在進行形で答えています。つまり、現在進行形で問われたことが分かります。
って A の答えはカです。続いて B は、 Mika が“ Sure. ”で答えています。“ Sure. ”は“ Yes. ”に近い表現です。
つまり、 Yes / No で答えられる質問がされたことが分かります。よって B の答えはイです。 C はどうでしょうか?少なくとも Mika は過去進行形では答えていません。つまりオではありません。
残ったアが正解になります。 Mika が出した“最も睡眠時間が長い動物は?”というクイズに対して、 Katie がヒントを求めています。
選択肢が多いと難しそうに感じてしまいますが、それぞれの文章の特徴を掴みましょう。焦らず 1 つずつ考えていけば、必ず正解にたどり着きます。
理数館 教務課
2017.09.13 Wednesday
08:05 | posted by
risuukan
2018 年度第 2 回 学習の診断分析
2 回目の診断テストでした。例年似たような内容が出されていますが、たまに新傾向の問題も出てきます。それでも英語力がついてくれば、どのような問題にも対応できるようになります。
これから学校の定期試験と診断テストが次々にやってきます。新しい文法も勉強していきます。英語は量をこなせば必ず力になります。諦めずに頑張って勉強していきましょう。
問 1 リスニング問題
今回は B 問題の解き方を説明します。
このタイプの問題は選択肢の大まかな訳を掴むことが解答の助けになります。
(1) ア メアリー、イ メアリーのおばあちゃん、ウ メアリーの先生、エ メアリーのお母さん
(2) ア 弟の世話、イ ジョンと勉強、ウ 東京で母を手伝う、エ 弟と東京に行く
(3) ア 3 時間、イ 5 時間、ウ 6 時間、エ 11 時間
ぐらいの訳で十分です。選択肢内で共通して使われている単語は訳す必要はありません。
(1) 、 (2) は割と素直な内容で、聞き取れれば解くことが出来ます。 (3) は放送内容からトムの睡眠時間を計算しなければならない難度の高い問題でした。
解答に放送内容が載せられています。記憶が新しいうちにどのような内容だったのか確認しておきましょう。
問 2 共通問題
問 2 は今回のようなパターンで問題が出続けます。解き方を覚えてしまえば点を取ることが出来る問題が多いですので、早めにそれを掴みましょう。
(3) と (4) の解説です。
(3) 文の区切りは、大体のパターンがあります。今回は Do you know で一旦区切ります。「あなたは知っていますか。ケンが英語を上手に話せることを。」という感じになります。
(4) 最近出始めた問題です。問 5 の並び替え問題にも利用できる理解です。動詞によって入る場所が変わるので要注意です。一般動詞であれば、その前に置きます。 I often go となります。ただし、 be 動詞であれば、その後ろに置かなければなりません。 I am often となります。要注意ですね。
問 3 選択問題
この問題では、答えの探し方を解説します。
(1) 問題文に was がありますので、この時点でウかエに絞ります。まずはここを絞れるようにしましょう。受け身か進行形です。本は“書かれる”ものなので、ウが正解です。
(2) 後ろに“ 10 年間”が控えていますので、現在完了形のエが正解です。
(3) 比較の文です。英語の方が好きだと答えた後に、“世界中で使われている”とあります。つまり、英語は日本語よりも便利であることが分かります。よって正解はアです。
(4) まさに今、お好み焼きの作り方を教えています。 how to で表現します。
(5) ask 人 to と tell 人 to が混在した選択肢です。落ち着いて意味を取りましょう。
ア 9 時以降に彼に電話するよう私に言ってください。
イ 9 時以降にあなたに電話するよう彼に言ってください。
ウ 9 時以降に私に電話するよう彼に言ってください。
エ 9 時以降にあなたに電話するよう私に言ってください。
誰が何をお願いしているのか判断します。ウが正解です。
問 4 書き換え問題
問われている形は大体同じようなものです。パターンをおさえましょう。
(1) “以前にロンドンを訪れたことがない”を“一度もロンドンを訪れたことがない”に書き換えます。 have never been to で表現します。
(2) “いつからここに住み始めたのか”を“ここにどのくらい住んでいるのか”に書き換えます。
完了形の疑問文を書きましょう。
(3) 難度高めの問題です。“ケンは将棋が上手だ”を“ケンは将棋の仕方をとてもよく知っている”に書き換えます。 how to を使います。
(4) これも難度高めです。不定詞=動名詞は頭に置いておきましょう。 playing は to play に書き換えることが出来ます。あとは主語に It を置きます。特に意味はありません。文を成立させるためには主語が必要ですので、形式的に It を主語として置きます。
問 5 並び替え問題
選択肢から大体の文の全体像をイメージし、ある程度の語の塊をつくれるようになりましょう。
(1) 完了形の疑問文です。落ち着いて並び替えれば確実に当てられます。
(2) I like summer the best. を一息で作りましょう。 because は接続詞なので、文頭か文中のどちらかに置きます。
(3) サイズを聞くときは“ which size ”です。 Which would you like で書いてしまうと size が余ってしまいます。疑問詞 what にも似た用法があるので要注意です。
(4) almost は be 動詞の後に置きます。こういうタイプの語がそれぞれ文のどこに来るのかおさえていきましょう。
(5) 道を尋ねる表現“ Could you tell me the way to 〜 ? ”は覚えましょう。覚えていればこの問題は一瞬で解けます。
(6) give AB ( A に B を与える)を用います。名詞が連続で並ぶので違和感がありますが、それが正しい語順です。 give the flowers some water で、「花に水をやる」になります。
問 6 文章並び替え
大体の意味を取ってみましょう。
ア 2 つ目に、飛行機で来ることは以前ほど高額ではない。
イ なぜ数は増えているのか。
ウ 去年、以前よりも大勢の人がこの町を訪れた。
エ 1 つ目に、人々がテレビでこの町をよく見る。
オ 過去 5 年間の訪問者の数を表している。
カ このグラフを見て。
キ より多くの人が町を楽しんでくれたら。
グラフの説明をし、その理由を説明しています。カ→オ→ウ→イ→エ→ア→キが正解です。
問 7 英作問題
前回も書きましたが、英作で点を取るポイントは、“書けるテーマで書くこと。”と“正しい文章を一文でもいいから書くこと。”の 2 つです。
本当に行きたい場所があっても、書けそうになければあきらめましょう。書けそうな場所で文章を作っていきます。ただ、今回から ( だと思いますが ) 、ローマ字で表記したものは語数に含まないという条件も出されています。より英語で表現する能力が問われることとなります。
是非模範解答を見てください。どういう内容で書いているのか、与えられた主題をどこまで展開しているのか、参考になります。一息で 3 文以上 30 語ぐらいが書けるようになるのが理想です。書いたつもりが 3 文以上 22 語とかだと、そこからの+ 3 語が大変になります。
普段から英語を書く練習をしていきましょう。
問 8 長文問題
(1) の解き方です。これは前後を見れば大体解くことが出来ます。もし問 8 を解くための時間があまり残されていなくても、 (1) は挑戦しましょう。
A 直前にジョンが、“滞在はどうか?”と尋ねています。素直に答えましょう。カが正解です。ウは自分の体調や気分を答えているので不適切です。
B 直前で葉菜が“両親は仕事でとても忙しい。”と言っています。それを聞いてのジョンの意見に対して葉菜が“その通り。”と答えています。話の焦点は日本人に向いています。エが正解です。
C 葉菜がジョンの会社のシステムを肯定的に取らえています。従業員の幸太はどう感じているでしょうか。 C の直後に“ 1 ヶ月の休暇も取れる。”と言っていますので、彼もそのシステムを気に入っているようです。アが正解です。
D 幸太が興味深い情報を葉菜に伝えています。今では“残業”も“ zangyo ”として英語圏で使われているようです。私たちもこの事実を聞いて驚くのではないでしょうか。なので、これを聞いた葉菜の返答はオが正解になります。
2017.07.17 Monday
13:10 | posted by
risuukan
当塾塾生・当塾保護者様
暑い日が続いています。
教室内では、掲示しておりますが、7月20日(金)7月21日(土曜)7月22日(日曜)は、臨時休校させていただきます。
7月23日からは通常授業に戻ります。
よろしくお願いします。
教室責任者